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2018年7月4日 10:08

松田龍平「あきらめないことが何かにつながる勇気をもらえる映画です」 映画『泣き虫しょったんの奇跡』完成披露舞台挨拶

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『泣き虫しょったんの奇跡』の完成披露舞台挨拶が、73日にTOHOシネマズ新宿で開催され、松田龍平、野田洋次郎(RADWIMPS)、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、松たか子、小林薫、國村隼、豊田利晃監督と瀬川晶司五段(原作者)10名が登壇してクロストークを行った。

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後列 瀬川晶司五段(原作者)、駒木根隆介、新井浩文、渋川清彦、豊田利晃監督
前列左から 小林薫、野田洋次郎、松田龍平、松たか子、國村隼

 

本作は、奨励会退会からプロ編入という偉業を成し遂げた異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説の映画化。「26歳の誕生日を迎えるまでに四段に昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により挫折を味わった“しょったん”こと瀬川(松田)が、周囲に支えられながら再び夢に立ち向かう姿が描かれる感動作。メガホンを取とったのは、『青い春』(2002年)以来16年ぶりの豊田利晃監督。

将棋界に本当に起きた感動のサクセスストーリーの主人公を演じた松田は「楽しんでもらえる作品になったと思います」と控えめながらも自信をのぞかせて挨拶。また「瀬川さんにも(現場に)来ていただいて、本人がいるので気になってしまって……。嬉しいやら、やりづらいやらって感じでした(苦笑)。瀬川さんに将棋を教えてもらいました。特別な撮影になりました」と述懐した。瀬川も「将棋のシーンがある日は、足繁く現場に通いました」とコメント。

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精進した松田は、将棋の腕が格段アップしたという。新井が「ずいぶん前に龍平の家で1回将棋をうったことがあったけど、ルール上、駒がありえない動きをしたりして、めちゃくちゃ弱かった。そんな人が将棋の映画を撮ると聞いて、『終わったな…』って思ったのに、現場で瀬川さんに教えてもらってから本当に強くなって、現場の後半は全く勝てなかった」と驚きを明かしていた。

主人公を支える親友であり、ライバルでもある鈴木役を務めた野田は「最初のシーンから10回以上(監督に)撮り直しをさせてしまった。(出演したのを)一瞬後悔しそうになったけれど、貴重な経験でした」と反省するも、「幼馴染の役柄で、龍平との絡みのシーンばかりで、ほかの人との共演シーンがほとんどなかった」と不満も口にした。

もともと松田とは親交があったという野田は、日本中が熱狂したサッカーW杯ロシア大会で、松田と一緒にポーランド戦を一緒に観戦したことを告白。「ポーランド戦を家で見るってことになったのに、試合開始しても全然来なくて。試合が始まって17分くらいで『ウィーッ』って言いながら来て。僕は正座して見るくらいの勢いだったのに……」と、松田との温度差に驚いた様子。一方の松田は「テンションに追いつけなくて」と苦笑いしていた。

撮影の合間は、出演者同士で将棋を打っていたというキャスト陣。一番将棋が強かったのは駒木で、次に強かったと言われた新井は、「最弱はブッキー(妻夫木聡)と、染谷(将太)です。お互いニカニカしていて、ずっと1日中終わらなかった」と暴露し、周囲を笑わせていた。

最後に、松田は「あきらめないことが何かにつながる、勇気をもらえる映画。日本の魂がこもっている」とPRするも、思い通りのPRが出来なかったらしく、「宣伝文句、考えておかないと。すみません……」と反省する一幕も見られた。

豊田監督は「夢を追い続けている男の物語。皆さんの心に触れるシーンがあれば嬉しい」と客席に向かって呼びかけてイベントを締めくくった。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』は97日より全国公開。

※最終版「泣き虫しょったんの奇跡」本ポスター1ss

 

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