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2019年2月19日 17:38

朝ドラで活躍中の加藤雅也が軽妙なトークを展開!映画『二階堂家物語』舞台挨拶

朝ドラで活躍中の加藤雅也が軽妙なトークを展開!

映画『二階堂家物語』舞台挨拶

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映画『二階堂家物語』の公開を記念し、2月15日(金)横浜シネマリンにてスペシャル舞台挨拶が行われ、本作の主演を務めた加藤雅也がスペシャル舞台挨拶に登壇し軽妙なトークを繰り広げた。

本作は、2015 年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・期待すべき新人賞、なら国際映画 祭 2016 にてゴールデン SHIKA 賞を受賞した、注目を浴びたイランの若手監督アイダ・パナハンデにより制作され、奈良県天理市を舞台に、名家の存続を願いながらも、跡継ぎ問題に悩む 3 世代の家族の愛と葛藤を描いた物語。

加藤は「同じく奈良県出身の河瀨監督に“僕も奈良出身ですから、映画に呼んでくださいよ”とお話ししたところ、なら国際映画祭の映画製作プロジェクトNARAtive のオーディションの話を頂いたことがきっかけです。監督がしっかり人を見て選ばれる方でしたので、無事に選んで頂き安心しました」とオファーではなく、オーディションであったことを明らかにすると会場から驚きの声が上がった。

アイダ監督の撮影について、加藤は「外国の監督と仕事をした経験もあり、撮影地が日本のため気持ち的には余裕がありました。しかし監督が学者のような人で完璧主義でしたから大変でした」と監督の印象を語り、さらに「監督は“映画を撮り始めると人格が変わる”と言っていたのですが、監督にNG のジェスチャーを出されるとみんな落ち込んでいました(笑)。でも当時流行っていた、“文春砲”をもじって“アイダ砲”って呼んでいたりして、笑いのあるとてもいい雰囲気の中撮影できました」と撮影時のエピソードを語った。

さらに、加藤はアイダ監督が小津安二郎を見て育ったというエピソードを披露。続けて「この映画のタイトルは元々別のタイトルがついていたのですが、監督が『東京物語』が大好きで、そこから『二階堂家物語』になったのです」とタイトルの経緯を明かした。

そして、大学生時代の思い出の地、横浜について聞かれた加藤は「天王町のライオン座では 5 本立て上映が行われていて、よく通っていました。日の出にあった劇場では180 度リクライニングの席とかもありましたね。ただ壊れていただけですけど」と冗談を交えて会場はさらに大盛り上がり。

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Q&A のコーナーに移ると、多くの方の手が上がり、「どんな方に見てほしいですか」と訊ねられた加藤は「跡継ぎの問題だけではなく、結婚を迫られる独身女性や、誰がお墓を継ぐのか?などみんながどこか共感できる普遍的なことを描いているから、どんな人にでも見てもらいたい」と答え、「今はしっとりとした映画を見る体力のある方が減ってきているから、このような映画を見る体力がある日本に戻って欲しい」と願いも語った。

続いて、映画の舞台となった奈良県天理市に住んでいた方から「天理は加藤さんにはどのように映りましたか」と質問が上がると「独特な建物があり、キャストの皆が写真を撮りだすような景色があって面白いです。撮影に関してもすごく協力して頂いて、とてもいい所でした」と天理市の思い出を語り「映画のロケ地マップもありますので『君の名は』みたいに聖地巡礼してもらえると嬉しいです」と奈良観光大使としても活躍する加藤はしっかりと奈良県をアピールし、笑いを誘った。

最後に加藤は「じっくりと作った映画です。是非ご覧頂いた後 SNS などで感想を見せてくれるとありがたいです。あと4本くらい僕の出演作がきっとここで上映されますので、そちらもよろしくお願い致します」と冗談を交えて、終始笑いの絶えない舞台挨拶となった。

新宿ピカデリーほかで全国公開中

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