チャン・イーモウ監督最新作「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った-」
映画『SHADOW/影武者』予告映像&ポスタービジュアル解禁!
中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『SHADOW』が『SHADOW/影武者』の邦題にて、9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開が決定。本作は、「三国志」の〈荊州争奪戦〉をダイナミックにアレンジし、武侠アクションの新時代を切り開く傑作エンタテインメント。このたび、予告映像および日本版本ポスタービジュアルも解禁された。
本予告映像(1分30秒)https://youtu.be/cCH5YGRyb_w
チャン・イーモウ監督はクランクインに当たり、中国映画界の現状について作品はあまたあれども優れた作品が少ないことを嘆き、制作チーム全体に対し力を合わせてよい作品を作っていこうと呼びかけた。この監督の熱い思いと厳しい要求にチームメンバー達が真剣に向き合い、それぞれのプロ意識を最大限に発揮して生まれたのが本作品。
構想から撮影開始までに3年半、撮影開始からクランクアップまでは5カ月間に及んだ。撮影は北京のスタジオ以外に湖北省のロケ地(咸寧、棗陽)の全部で3か所にて行われており、500人超の製作スタッフ以外にもセット設営に携わった作業員は350人にのぼり、関係者は1000人近い規模に達している。
この映画でチャン・イーモウ監督は日本でも韓国でもない「中国らしさ」をしっかり打ち出すことに非常にこだわっており、そのためには衣装やヘアメイクはもちろん、小道具やセット全てにわたってきめ細かい指示があり、少しでも基準にそぐわないと全て一からやり直しとなっているこだわりっぷり。
作品全体を通じて降らせた「雨」と、中国伝統の水墨画の世界を思わせる白と黒を基調とした表現が、一層効果的にチャン・イーモウ監督の世界観を表現している。
監督が「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る本作は、「第75回ベネチア国際映画祭」にて絶賛され、海外のレビューサイト「Rotten Tomatoes」では支持率95%(19年5月31日時点)をたたき出し、“Fresh”と高評価を獲得。そして、「第55回金馬奨」4部門受賞、アジア版アカデミー賞「第13回ASIAN FILM AWARDS」では最多の4部門受賞、米エンタメ誌の「バラエティ」が発表した<2018最も期待される映画20本>に選出された『SHADOW/影武者』がいよいよ日本に上陸する。