宮沢りえが登壇!映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』 公開記念舞台挨拶
2019/9/24 09:59
宮沢りえが登壇!映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』
主人公の太宰治を演じるのは、小栗旬。蜷川監督と初タッグを組み、大幅な減量を敢行しながら、究極のダメ男でモテ男、才気と色気にあふれた最高にセクシーでチャーミングな、かつてない太宰像を創りあげた。太宰の正妻・美知子に宮沢りえ、作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ、最後の女・富栄に二階堂ふみ。さらに太宰と女たちを取り巻く男性陣にも、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら超豪華キャストが集結している。
蜷川監督とは故・蜷川幸雄さんを通じて元々知り合いだったという宮沢だが、タッグを組むのは初。「台本を読んだときにハードルの高い場面だと思ったシーンがあります。でも蜷川監督はサラッと『やってみよう』という感じで…。とてつもなく高いハードルを軽々と超えようとするパワーが私たちの背中を押してくれた。子役とのライブ感ある現場も刺激的だったし、雰囲気も素敵でした」と回想した。
太宰の刹那的な生き方について宮沢は「クリエイティブな仕事をしている方たちは、太宰のように人間としては成立していないけれど、表現者としては最高だというような人が多い」と分析し、正妻・美知子には「自分の生活を壊してでも作品を作ってほしいというのは、太宰にとって一番の理解者であり太宰の一番のファンだったはず。辛かっただろうけれど、作品を愛し続けられた時間は幸せだったのかも。夫婦という枠を超えて、人間同士の強いつながりがあったと思う」と理解。ただ宮沢自身は「私は家庭も守って、仕事でも攻めまくるのが理想。なかなか難しいですけれど、それを理想としています」と人としてのバランス感覚を大切にしていた。
最後に宮沢は「蜷川監督と同じ時間を過ごせたことは、私の宝物。素晴らしい作品が完成したので、たくさんの人に観てほしい。記録も大切ですが、多くのみなさんの記憶に刻まれるような作品になりました」と力作アピール。蜷川監督は宮沢について「男気?女気?があってカッコよくて大好きで、常に尊敬しています!一生ついて行きます!」とリスペクトの念を込めて「一緒に作品ができて嬉しかった」と初タッグに喜色満面だった。
配給:松竹 アスミック・エース
© 2019 『人間失格』製作委員会
公式HP:http://ningenshikkaku-movie.com/