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2019年11月6日 23:53

多部未華子、KERAさんが作った独特の世界観を楽しみに!新作舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』いよいよ開幕!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

アウトサイダーにしてトップランナーという、特異なポジションで日本演劇界を席巻し続けるケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)による書下ろし新作『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』がKAAT神奈川芸術劇場にて117()より上演される。

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掲載は全て2019.11.06ゲネプロ時の写真

 

本作は、KERA が今までに取り上げてきたフランツ・カフカ作品「失踪者」「審判」、そして遺作長編とされていた「城」に続き、4作目は遺稿の長編小説が発見されたとしたら!? それが舞台化されたとしたら!?というもの。

KERA作品初登場の多部未華子を中心に、瀬戸康史、音尾琢真、大倉孝二、村川絵梨、谷川昭一朗、武谷公雄、吉増裕士、菊池明明、伊与勢我無、犬山イヌコ、緒川たまき、渡辺いっけい、麻実れい、といった一癖も二癖もある個性豊かな役者たちが出演する。振付は小野寺修二、そして音楽は鈴木光介が担当している。

ストーリー:フランツ・カフカの晩年に、ある有名なエピソードがある。公園を散歩中のカフカと人形をなくした幼い少女の交流だ。現代、かつての少女は今や100歳の老女となり、孫(渡辺いっけい)は祖父の手元に残されたカフカの未発表原稿を出版社に持ち込もうとしていた。主人公カーヤ(多部未華子)は出兵間近の婚約者ラバン(瀬戸康史)と旅に出るが、途中で生き別れ、やがてラバン戦死の知らせが届く。ラバンの生死を確かめるべく2人の兵士に付き添われ戦地へ赴くが・・・。人々の誤解や裏切り、欲望が渦巻き、カーヤの前に立ち塞がる。現代と過去を行き来し、舞台と音楽が神秘性を際立たせる衝撃作だ。

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KERA コメント
もはや新作を読むことが叶わない、素晴らしい作家が沢山いる。カフカの作品に魅せられて何十年になるだろう。彼が新作を書くことも、もうない。だけど、カフカの場合、まだ見ぬ作品がどこかに隠されているやも知れぬ。そんな淡い期待が、この度、私にこんな悪戯をさせた。カフカの作品が読者を選ぶのと同じように、顧客を選ぶ芝居かもしれないが、自分はカフカより(良くも悪くも)ポップだと自負している。まあ、観て頂きたい。皆で楽しみながら創り上げた作品だ。

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多部未華子 コメント
毎日と楽しく稽古をしてきました。
そして、やはり舞台はチームワークが大切なんだと、たくさん感じた日々でした。
これから皆様に観ていただくこと、とても緊張していますが、みんなで気持ちをひとつにして、

KERAさんが作った独特の世界観を楽しみながらお届けできたらと思います。

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瀬戸康史 コメント
この作品は視覚や聴覚はもちろん、それ以外の感覚も刺激される、全感覚でみるものだと思います。
フランツ・カフカ=不条理だとよく目にしますが、不条理とは何なのか正直わかっていません。ただ、稽古中ずっと漂っていた、カフカの作品が醸し出すあの何とも言葉にし難い空気・・・あれが言葉にするなら不条理なのか。だったら僕は嫌いじゃない。皆さんにも早く感じてほしい。

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音尾琢真 コメント
出演のお話をいただいた時から楽しみにしていた舞台ですので、いよいよ幕が開くことが嬉しくて仕方がありません。観劇された方がどのような感想を持つかは、まだ想像しきれませんが、KERAさんを信じて、役者として日々、舞台での一瞬一瞬に向き合っていこうと思います。お楽しみ下さい。

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渡辺いっけい コメント
KERAさんの「カフカ愛」がつまったラブリーな作品だと思います。とにかく、台本は面白いです。
だから何とかこの面白さをお客さんに伝えないといけません。役者として、楽日まで楽しく格闘する所存です。
どうぞお楽しみに!

麻美れい コメント
芝居好きの天使たちが集って遊んでいる感じ・・・。摩訶不思議な世界、モダンで可愛く、恐く、面白楽しく。KERAさんの作られるこの素敵な世界をきっとカフカさんも上の方で喜んで観ていて下さるんじゃないかな。さわやかな秋の日々は横浜で・・・。お待ちしています。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』
【神奈川公演】 117()24() KAAT神奈川芸術劇場 <ホール>
【兵庫公演】     1128()121() 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【北九州公演】 1214()15() 北九州芸術劇場 中劇場
【愛知公演】    1220()22() 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

 

 

 

 

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