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2019年12月14日 23:29

清竜人主演、坂井真紀出演 月刊「根本宗子」第17号『今、出来る、精一杯。』開幕

清竜人主演、坂井真紀出演 月刊「根本宗子」第17号『今、出来る、精一杯。』

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気鋭の若手演劇人、根本宗子が主宰する月刊「根本宗子」の劇団旗揚げ10 周年を締めくくる記念興行月刊「根本宗子」第17号『今、出来る、精一杯。』が、東京・新国立劇場 中劇場にて1213日(金)初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われた。本作は、劇団の代表作『今、出来る、精一杯。』を音楽劇としてリメイクしたもの。

一夫多妻制アイドル『清竜人25』のプロデューサー兼メンバーとしての活躍など、固定概念を覆すインパクトある活動とその確かな音楽性で多くを魅了する清竜人が、俳優として演劇作品に初出演。女性に依存しながら生きる男「安藤」を演じる。また、自身が劇中音楽も担当している。

一方、実直に生活しつつも「安藤」のすべてを受け入れて生きる切実な女性「はな」を演じるのは、坂井真紀。根本とは2018年のナイロン100℃『睾丸』でも共演、意気投合し、月刊「根本宗子」に初参加する。

さらに、元・乃木坂46の伊藤万理華、水橋研二、池津祥子、春名風花など、今作で根本作品に初参加するキャストも含めて、根本宗子作品ならではの、ここでしか観られない座組となっている。

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<あらすじ>
舞台はスーパー「ママズキッチン」のバックヤード。そこでは頼りない店長、お局の店員、八方美人のバイトリーダー、正義感の強い若者、どもりで暗い男性店員などが、なんとかお互いに折り合いをつけながら日々働いていた。
もうひとつの舞台、安藤雅彦の自宅。仕事の続かない男、安藤は、神谷はなと同棲している。バイトが全く続かず、ほぼヒモ状態の安藤を優しくサポートし続けるはな。求人誌をめくる安藤は、募集を見つけて「ママズキッチン」の面接を受ける。無事採用されるが、早々に面倒くさい人間関係を目の当たりにし、再び引きこもってしまう―――
それぞれが自分の正しさのために、例えそれが賛同されないことでも、自分のやり方で生きている。混沌とした中でも生きていく、精一杯の群像劇。

 

作・演出・長谷川未来 役/根本宗子 コメント
10周年の集大成が完成したように思います。
自分自身、演劇に向き合うことの本質は10年間ほぼ変わっていません。
時に夢を見て、時に絶望して、一作品ずつ着々と自分と演劇と向き合ってきました。
小さな劇場から始まり、気が付いたら新国立劇場にいました。
なんだか少し不思議な気持ちです。
清竜人さんの音楽が私の10年を包み込んで、今日へと連れてきてくれました。
新たな俳優陣が全ての役に新しい命を吹き込んでくれました。
自分が想像してるよりずっとずっとたくさんの方の心に残る作品になればいいなと思っています。精一杯、努めます。

  

音楽・安藤雅彦 役/清竜人 コメント
私の2019年の集大成です。自分以外の作品にここまで精一杯尽くしたのは初めてかもしれません。 新国立劇場 中劇場にて響く声や音が、一人でも多くの人の心に残るよう、毎公演、真摯に向き合いたいと存じます。
  

神谷はな 役/坂井真紀 コメント
根本さんは今30歳。根本さんを見ていると自分が30歳だった時を思い出さずにはいられません。なんて自分はヘナチョコだったんだろうって。根本さんはいつでも礼義正しく真っ直ぐ進みます。だから心から応援したくなる人です。この力強い戯曲を23歳の時に書いたと聞き感動し、稽古を重ねるうちにこの戯曲を今、新国立劇場でやりたかった意味が少しずつわかってきました。それに相応しい、清さんはじめ役者さんたちが奇跡のように集まって(私も頑張らなゃきゃ)、こりゃ、すごいことになったと。この根本宗子さんを見逃してほしくないです。

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篠崎ななみ 役/伊藤万理華 コメント
月刊「根本宗子」10周年おめでとうございます!
大事な節目の公演に出演できて、光栄に思います。
根本さんの演出、竜人さんのつくる音楽、そして尊敬するキャストの皆さん、スタッフの皆さんと、この上なく贅沢な稽古期間を過ごしました。
根本さんが23歳の時に書いた大切な作品。
はじめて戯曲を読んだとき、心のウジウジした部分が吹き飛ばされた気がして、何故だか号泣してしまいました。
この戯曲の持つ鮮烈さを皆さんに届けたい。
23歳の私だからこそ伝えられることを、一公演一公演噛み締めながら、精一杯伝えたいです。

 

利根川早紀 役/池津祥子 コメント
根本さんの演出のもと、「信じる力」と「覚悟」について想いを巡らせる稽古場でした。
根本さん23歳の時の情熱が込められた台本、そして新たに竜人さんの素敵な楽曲も加わり、新しく音楽劇へと生まれ変わった2019年版『今、出来る、精一杯。』
登場人物それぞれの”精一杯”を皆様に楽しんでいただけるよう、劇場でお待ちしております!

(掲載写真は撮影:田中亜紀)

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