取材：記事・写真/RanRanEntertainment
岸谷五朗、寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”が結成25周年を迎え、祝祭公演となる「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」の稽古場会見が2月10日（月）、都内で行われ、岸谷、寺脇に加え、新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、森公美子、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいかが出席した。
後段左から：岸谷五朗、島ゆいか、湖月わたる、愛加あゆ、寺脇康文
前段左から：松本利夫(EXILE)、新田真剣佑、笹本玲奈、森公美子
今作は、2009年に地球ゴージャス10作目の公演として上演された作品を、岸谷が脚本を書き直し初演時よりミュージカル要素をアップしている。さらに岸谷・寺脇以外の全キャストを一新し、3月10日(火)より、舞浜アンフィシアターと大阪・フェスティバルホールにて上演される。
主人公の記憶をなくした青年・シャチを演じるのは、舞台初主演となる新田真剣佑。シャチが出会う神の子を宿した女性・ステラを演じるのは、数々の大作ミュージカルでヒロインを務め演劇賞も多く受賞する笹本玲奈。初演時に引き続き、岸谷はシャチと一緒にタバラの島に流れ着いた倭人・トドを、そして、寺脇は島の住人・ザージャを演じる。
会見では、緊張気味の新田は「（取材陣が）こんなに多くて、どうしようかなと思っています（苦笑）。（公開稽古での殺陣のシーンでは）結構前の方に来るので、（刀で）斬ってしまったら、ゴメンなさい」と話し、さらに「少ない稽古時間の中、必死で仕上げてきました。とにかく今日は頑張ります」と気合いを入れた。岸谷は「稽古は1月6日から始まっておりましたが、マッケンは忙しすぎて稽古する時間が短い。いつも、イライラして『稽古場に行きた～い！』と、言っております」とフォローしていた。
マドンナ役の笹本は「憧れつづけていた“地球ゴージャス”に参加でき、嬉しく思っております。（役柄を演じるのは）すごく難しいですが、世界に向けて発信するつもりで頑張りたいと思っています」と力強く語った。
そして最後に寺脇が「今回、舞浜のアンフィシアターという、エンタテインメントをやるにはばっちりの劇場なんですが、都心の方からはちょっと遠いというイメージ。でも、ディズニーランドの隣です。向こうも人気のキャラがたくさんいますけれど、こちらも勢揃いでございます。マッケンマウス（新田）、笹本シンデレナ（玲奈）、ドナルドマッツ（松本）、森久美のプーサンが待っております」と無理矢理こじつけ、「舞浜ですけれども、ディズニーに行く感じで是非来てください」と締めくくった。
会見後に行われた公開稽古では、ミュージカル全25曲のうち、ダンスパートを含む4曲が披露された。まずは、オープニングの「震える大地」では、一糸乱れぬ戦いのシーンで始まり、シャチの見事な殺陣。広めの稽古場を所狭しと、走り回る。見事なアンサンブルを演じていた。
続いて、「遭遇」は漂流したシャチを取り囲むタバラの連中が伝統的な儀式で出迎える。そして、シャチとステラが遭遇する。漂流したことを表現しているのか、新田はタンクトップ姿で演じきり、筋肉隆々の両腕を惜しげ無く披露。演じきった後、シャッター音に気付き、慌てて上着を身につけた。
３曲目は、新田と笹本による「生きるという事」。記憶を失い苦悩するシャチを優しく諭すステラは、シャチを抱きしめる。笹本の美しい歌声が聞きどころ。
最後のEXILEが本作のために作曲・提供した「暗黙の胸騒ぎ」は、タバラの人々が自分の行く末に不安を覚え団結するシーン。松本含めキレッキレのダンスを披露した。
ダイワハウスSpecial地球ゴージャス二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」は、3月10日(火)～4月13日(月) まで舞浜アンフィシアターにて、5月3 日(日・祝)～5月14日(木)まで大阪・フェスティバルホールにて上演される。
公式サイト：https://www.chikyu-gorgeous.jp/25th/
