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2020年7月11日 16:16

Bunkamuraシアターコクーン再始動! 森山未來・黒木華出演『プレイタイム』 7月12日(日)19時半よりライブ配信

森山未來・黒木華出演『プレイタイム』

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Bunkamuraシアターコクーンが目を覚ます!新型コロナウイルス感染拡大の影響による休館から約4ヶ月、いよいよ始動し、初のライブ配信にチャレンジする。再始動の1作目は日本の現代演劇の父・岸田國士による数々の戯曲を纏めた舞台『プレイタイム』。岸田國士の「恋愛恐怖病」を軸に、とある男女が、他愛ない会話を重ねスリリングに関係を変えていく様を、森山未來と黒木華が熱演する。さらにBaobabの北尾亘、ミュージシャンの角銅真実ら7名の生演奏に加えて、劇場スタッフも作品に参加し、“眠っていた劇場”に新しい風を吹き込む。

『プレイタイム』、眠っていた劇場に次第にスタッフが集まり仕事を始める。すると、空っぽの劇場に俳優の声が響き渡り、岸田國士の作品世界が立ち上がっていき……。 本作では観客の記憶にある劇場、カメラが捉える劇場、演劇に満たされていく劇場など、シアターコクーンの多彩な表情にアプローチ。映像と演劇の境界を泳ぎながら「演劇とは何か?」に迫る。

 

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森山未來 コメント
4カ月閉じていたシアターコクーンが息を吹き返す、そういった企画に声をかけてもらえたのは、率直にうれしかったですね。チャレンジングなことに呼んでもらっているという期待もあるし、実際に劇場を使う作品になると聞き、ようやく劇場に行けるという喜びもありました。企画の概要を聞きながら思い浮かんだのが、梅田哲也さんの「インターンシップ」という作品でした。この作品の中での梅田さんの劇場という空間に対する触れ方、関わり方に僕は温かさみたいなものを感じていて、このアプローチをシアターコクーンに持ち込むことができたなら劇場が喜ぶんじゃないか、劇場にいい空気が流れるんじゃないかと思い、プロデューサーさんに紹介させていただきました。
稽古では、僕の今までのシアターコクーンでの仕事からは想像できないほどの少人数の座組みなので思いが共有しやすい部分があり、同時に梅田さんや(杉原)邦生さん、それぞれが違う作り方を模索している感じがあって、「演劇とは」「虚構とは」というところから一個一個様々な目線で丁寧に紐解いて考えている感じが面白い。今後、映像でも映画でも演劇でもない、こういったメディア表現が、もしかしたら定着していくかもしれないとも思っていて。だとすれば、その入り口に立っているかもしれない僕たちが、これまでは劇場という密室にいる人だけが共有できていた人間の愛おしさ、泥臭さ、生々しさといった舞台の醍醐味を、映像というフィルターを通してどう届けられるかまで、考えられなければならないと思っています。
実際、梅田さんと邦生さんはかなり視点が違いますけど、二人が今、お互いの表現を理解し、歩み寄り始めていることを見ても、今回、そういった新たな表現にトライしてみることも、アリなのではないかと感じています。

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黒木華 コメント
今回の企画を聞いて、まず劇場を使って何かができることのありがたさを感じました。また映像とライブパフォーマンスで劇場が立ち上がっていくというコンセプトが面白そうだな、絶対参加したいと思いました。ただ、企画の土台を立ち上げるところから関わった経験がないので、最初のうちはあまりに自由度が高すぎる稽古場に、正直戸惑いましたが……(笑)。
岸田國士の「恋愛恐怖病」は、思いがすれ違う男女の話。人と接触したり話したりすることが今の状況ではどこか新鮮ですね。この作品がどう見えてくるのか、今はまだわかりません。未來さんは身体に対しても言葉に対しても、私にはない感覚を持っていて面白いですね。それに今回は役に入り込んで演じるというよりは、役に対してある程度の距離感を持って臨んだほうが良いのではないかと思っています。
演じ方という点では、今回は映像と舞台の演技を両方混ぜ合わせる感じかなと。舞台だけど大きい声でなくても平気だし、映像だけど「ここは砂浜」と言えば虚構が成立する。映像と舞台、両方の“いいとこ取り”ができればいいのかなと思っています。
演劇ファンの方は、きっと舞台が観たくてうずうずしてると思うんですよね、私もそうなので(笑)。今回は舞台で作り上げたものを映像として完成させ、お届けすることを目指しているので、客席に座っているような感覚で観ていただけたらと思います。またこれまで劇場で舞台を観たことがない方には、舞台は座席の感触や照明など、空間を一緒に体感することも楽しみの1つなので、今回のライブ配信を通じて「いつか生で舞台を観てみたい」と思っていただけるように、頑張ります。

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シアターコクーン・ライブ配信『プレイタイム』
原作      :岸田國士「恋愛恐怖病」ほか
構成・演出 :梅田哲也
演出・美術 :杉原邦生

イープラス「Streaming+」ライブ配信チケット
※配信チケットはイープラスのみの取り扱い
ライブ配信日 : 2020年7月12日(日)
配信開始    : 19:30~
チケット料金  : 2,500円(税込)
チケットお申込み: http://eplus.jp/playtime/

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