山﨑賢人、ここまで愚かな部分を出せる役は初めて!映画『劇場』初日舞台挨拶

2020/7/18 22:27

山﨑賢人、行定勲監督 映画『劇場』初日舞台挨拶

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7月17日(金)に、又吉直樹の同名小説を映画化した『劇場』の初日舞台挨拶がリモートで実施され、主演の山﨑賢人、メガホンをとった行定勲監督が登壇。また舞台挨拶の様子は別会場にいる観客へも同時中継された。

本作は、劇作家を目指す主人公・永田(山﨑)と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希(松岡茉優)の、生涯忘れることができない恋を描いた恋愛小説。新型コロナウィルスの影響で公開延期となっていた本作は、遂に全国のミニシアターを中心に公開となり、また、Amazon Prime Videoにて全世界独占配信も開始している。

 

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山﨑は「永田は劇作家で僕も俳優という仕事をやらせて貰っている中で、表現するという意味では近いところもあって、普段自分が抱えているような感情が一杯ありましたし、台本を初めて読ませて頂いたときに演じてみたいシーンが一杯ありました。人間って愚かな部分がたくさんあると思うんですけど、ここまで愚かな部分を出せる役が初めてだったので、本当に永田が演じられて嬉しかったです」と永田に巡り合えたことへの感謝を語った。

永田は山﨑がこれまでに演じられてきた役とかなり違っており、実際にスクリーンには今まで見たことのない山﨑の顔が映し出されている。永田役に山﨑を選んだ理由を聞かれた監督は、「原作を読んで思いつかなったんですよね。プロデューサーからの提案で山﨑賢人は?と。思いもしないですよね。というのは山﨑賢人がこれまでそういう役をあまりやってきていないから。それを聞いてこれは良いと思って(笑)、やっていない人間がやるのが一番僕の気持ちを凌駕してくるんですよね。それで山﨑くんに来てもらったんですけど、まぁ綺麗な顔をしていて(笑)。その瞬間に先ず汚したい!と思ったんです(笑)。汚すために『髭とか生える?」とか『髪の毛ボサボサにしてさ!」とかって言うと結構本人がノっていて。素直で、いい意味でちょっといかれてるんです。無自覚に色んな表情するし、やっていて凄く楽しかったですね。得体が知れない山﨑賢人が現場にいて、その場その場の衝動を撮るのに必死だったんです。それを皆さんに披露できるのが嬉しいですね」と嬉しそうに語った。

これを聞いた山﨑も「本当に行定さんと映画を作っていく過程は最初に出会った時から楽しくて(笑)。仕草一つ一つ一緒に作っていくのが楽しかったですね」とコメント、監督と主演の相思相愛ぶりを見せた。

 

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松岡からのメッセージを聞いた山﨑は「すごい茉優ちゃんの魅力たっぷりなメッセージでしたね(笑)。茉優ちゃんとは同い年で、撮影に入る前に共通認識で『劇場』はこういう作品で、こういう結末があるから、どの時期にどういう想いを持っていたかを話そうって言って下さったりして。本当に頼もしい女優さんだなと思いますね。ほぼ2人芝居だったので、お芝居出来てすごく嬉しかったです」と話し、「こういう時期だからこその試みだと思いますし、だからこその伝わり方があると思うので、本当に全世界の皆さんに同時に『劇場』を観て頂いて、伝わっていけばいいなと思います」と語った。監督も「松岡茉優という女優は色んなことを察してくれて頼もしいですね(笑)。コロナ禍の中で外に出にくい方もいらっしゃると思うので、そういう方達も観れるという。またこの映画は観るとある仕掛けがありまして、最後にこれは劇場で観たかったなって思ったら観に行くという経験も出来ます」とコメントした。

 

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また、劇中で沙希が永田に対して優しく語りかける「ここが一番安全な場所だよ」という台詞に因んで、2人にとって「一番心地いい場所」はという質問に対しては、山﨑は《家》、監督は《映画館》と回答。

山﨑は「自粛期間もあったりして、家が居心地よくなる様に努力しましたし。掃除して部屋が広くなるようにしたり、カーテンの色を変えたり、植物を置いたりして。場所で言うと家になっちゃうんですけど、居心地が良い人とか大事な人がいる場所が全部安全ないい場所になればと思いますね」、監督は「やっぱり映画館は居心地いいですよ。例えば映画館でつい寝ちゃう体験をしたことがあると思うんですけど、それもある種映像や音に没入しているってことだし、逆に暗闇の中で1つの作品を観ている、他者と共有する瞬間っていうのもあるんですよね。そういうものがある映画館っていうのはいいですよね」と語った。

最後に山﨑は「劇場公開と同時配信という形になったんですけど、こういう時期だからこそポジティブに考えていければと思っています。この映画の永田と沙希ちゃんも、どうしようもない時間とか苦しかった時間とか自分の愚かさだったり、そういうものがあるからこそ、人とは違う景色が観れていると思いますので、そんなどうしようもなかった時間も自分の中で肯定できるようなきっかけにこの映画がなってくれたらと思いますし、大切な人に対して普段の自分はどうなのかなと振り返るきっかけにもなると思います。この映画を観てくれた全ての人が、いい未来に向かっていけるようになってくれれば嬉しいなと思います。ありがとうございました」と挨拶し、イベントは終了した。

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