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2020年8月21日 16:42

三島由紀夫没後50周年企画 『MISHIMA2020』4作品を今秋、日生劇場で上演!

三島由紀夫没後50周年企画 『MISHIMA2020』

『MISHIMA2020』メインビジュアル

三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』として、演出家や映像作家として活躍中の4名のクリエイターが、それぞれの目線で演出する三島作品がオムニバス形式で上演される。

日生劇場にて、前半日程の9月21~22日には『橋づくし』と『憂国』を2本立て上演、そして後半日程の9月26~27日は『真夏の死』と『班女』を2本立て上演となる。井原六花、東出昌大、中村ゆり、中村蒼ほか豪華キャストが出演する。公演映像の配信も予定されている。

 

橋づくし_組み写真_『MISHIMA2020』

『橋づくし』 /作・演出:野上絹代 出演:伊原六花 井桁弘恵 野口かおる / 高橋努

満月の夜、7つの橋を無言で渡りきるという願掛けをする4人の女性の物語を描いた『橋づくし』を、小説からは想像もつかない女たちの肉体のほとばしりを中心に作品を再構築。優美さとタフさで新しく疾走する三島ワールド。作・演出は、劇団・快快(ファイファイ)に旗揚げより所属、国内外で幅広く活躍する振付家で演出家の野上絹代が、これまでとは全く異なる切り口で三島の世界を表現。4人の女性には、全国的に有名になった登美丘高等学校ダンス部の元キャプテンで女優の伊原六花、モデルで女優としても数々の映像作品に出演する井桁弘恵、個性派女優として長年活躍する野口かおる、確かな演技力と存在感で、多くの演劇・映像作品に出演する高橋努が女中役を務める。

 

憂国_組み写真_『MISHIMA2020』

『憂国』 (『(死なない)憂国』) /作・演出:長久允 出演:東出昌大 菅原小春

仲間から決起に誘われなかった中尉が、叛乱軍とされた仲間を逆に討伐せねばならなくなった立場に懊悩し、妻と共に心中する「憂国」が、2020年版として新たな設定で蘇る。時は令和、コロナ禍でライブハウス消滅の危機に瀕した夫妻が、三島の「憂国」のインフルエンサーとして大胆なメッセージを放つ。作・演出は、映画監督、映像作家として活躍する長久允。初めての舞台演出作品となる。夫、信二役を、数々の作品に主演し、熱列な「三島ファン」として知られる東出昌大、妻、麗子役を、世界的ダンサーで、昨年の大河ドラマでの初演技が注目を集めた菅原小春が務める。

 

真夏の死__組み写真_『MISHIMA2020』

『真夏の死』 (『 summer remind 』) /作・演出:加藤拓也 出演:中村ゆり 平原テツ

実際に伊豆で起きた海難事故を題材に、二人の子供と義理の妹を失った女性の心情を、巧みな心理描写で描いた小説「真夏の死」を原作に、新作戯曲として日本初演。作・演出は、学生時代から構成作家として活動を始め、脚本、監督、演出とマルチに才能を発揮する平成生まれの新進気鋭・加藤拓也が手掛ける。子を亡くす母役に、確かな実力で映像、舞台と幅広く活躍する中村ゆり、その夫を、存在感ある演技が光る平原テツが務める。

 

班女_中村蒼(※向かって右の位置にお願いします)_『MISHIMA2020』

『班女』 近代能楽集より /演出:熊林弘高 出演:麻実れい 中村蒼 他

「近代能楽集」に収録され、海外でも高い人気を誇る『班女』。男が残した扇を大事に抱きながら、再会を待ち続ける 花子の愛と、花子を独占することに喜びを感じる実子の愛。女性の情念の深さを描く戯曲が、舞台で蘇る。演出は、熊林弘高。実子役には、圧倒的なオーラを放ち、数多くの演劇賞受賞歴のある麻実れい、花子の思い人である吉雄を、華やかなルックスと表現豊かな演技で魅了する中村蒼が務める。

 

<9月21日(月祝)~22日(火祝) 3公演> 『橋づくし』、『憂国』(『(死なない)憂国』)
<9月26日(土)~27日(日) 3公演> 『真夏の死』(『summer remind 』)、『班女』近代能楽集より 
◇会場:日生劇場 (各公演とも2本立て)
◇料金:S席 8,000円/A席 6,000円
◇一般発売:9月13日(日)
◇企画・制作・主催:梅田芸術劇場
◇公式ウェブサイト:https://www.umegei.com/mishima2020/

 

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