清原果耶・主演 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
野中ともその大人気小説を映画化した『宇宙でいちばんあかるい屋根』で、主演・清原果耶演じるつばめの新たな場面写真が解禁となった。
安心したような笑みを浮かべながら育ての母(坂井真紀)と抱擁を交わす姿や、父(吉岡秀隆)とのなにか不穏な様子を捉えたもの、バスに乗り悲しげな表情で外を見つめている姿、星ばあ(桃井かおり)とクラゲの水槽を眺めている様子を捉えている。
清原果耶は本作が『デイアンドナイト』以来2度目の藤井道人監督作品への出演になる。藤井監督は「清原果耶さんなしでは、本作は成立しませんでした。僕はつばめをオーディションでキャスティングするつもりだったんです。彼女の凄さは『デイアンドナイト』で知っていましたが、(『デイアンドナイト』で清原果耶が演じた)奈々とつばめは180度違うキャラクター。ところが、彼女の主演ドラマ『透明なゆりかご』を見た前田プロデューサーから清原さんを提案されて“なるほど、確かに彼女なら成功する”と確信できたんです」と、キャスティング秘話を明かしながら主演清原果耶の重要性について話している。
さらに藤井監督は「清原さんは撮影までにセリフや動き、衣装などすべてを把握しておきたいタイプの役者さんです。納得するまで時間はかかるけれど、2人でじっくりつばめについて語り合い、衣装合わせもおじさんが高校生のショッピングについて行く感覚で(笑)、いろいろと導いてもらいました」と、二人ならではの信頼関係で本作の主人公である“つばめ”を作り上げたことを明かした。
昨年日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』では、センセーショナルなテーマで世間を賑わせた藤井監督が映し出す、新たな清原果耶の姿からも目を離すことができない。
映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』は、9月4日(金)より全国公開される。