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2021年3月8日 14:57

尾上松也・初主演 映画『すくってごらん』 煮干しで金魚すくいをする本編映像&新場面写真解禁

尾上松也・初主演 映画『すくってごらん』

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尾上松也が初出演し、ももいろクローバーZの百田夏菜子が初のヒロイン役を演じる世界初!?の金魚すくい映画『すくってごらん』が3月12日(金)に全国公開される。

本作は、大谷紀子の同名コミックが原作で、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行員・香芝誠(松也)が、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じて、思いもよらない成長をしていく物語。ヒロイン生駒吉乃を百田が、香芝に思いを寄せているカフェ店員・山添明日香を石田が演じている。

 

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この度、煮干ししで金魚すくいをする香芝が映し出された本編映像が公開された。支店に着任した香芝の歓迎会として、金魚すくい大会が吉乃の営む「紅燈屋」で行われた。が、支店の面々が金魚すくい大会を楽しむ中、気が乗らず、一足先に帰宅してしまう香芝。夕食を作ろうと煮干しをとりだすと、なぜかその煮干しが水の中で泳ぎだす。思わず、持ち帰ったポイで煮干しをすくう香芝。そこに香芝を心配した吉乃が「鍵あいてたもんやから」とおはぎを持って訪ねてきて、ポイを握りしめている姿を見られてしまうのだった。

本作の見どころのひとつは、もちろん“金魚すくい”。“金魚すくい”は、世界一静かで優雅なスポーツといわれるが、実際は夏祭りや縁日でしか体験したことがない人がほとんどだ。映画『すくってごらん』のキャストたちも同様で、撮影に入る前 に、“金魚すくい”の道場へ練習に行き、名人からコツを学んだ。まず、金魚は追いかけるだけではなくて待つ。焦って追いかけるとポイが破れてしまうので、金魚がポイに乗ってくるまで 静かに動かずにいる感覚だ。

 

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尾上松也は「つまり、すくうとは待つことであり、香芝は“金魚すくい”を通してそれに気づいたのでしょう。自分の理想や自分の考えにこだわって突き進みがちですが、冷静になって立ち止まり、どうするべきか考えることが必要だったのです。これは恋愛にも友情にも言える普遍的なことだと思います。そう思って演じました」と、“金魚すくい”から多くを学んだようだ。

また、ポイが破れたら終わりではなく、破れてからどうするかも“金魚すくい”の面白さの一つだ。特に競技では破れても気にせずに、少しでも残っている部分ですくい続ける。それは、出世競争に“敗れた”香芝がこの後どうするか、“破れる”と “敗れる”、金魚を“掬う”ことで、人生を見つめ直し自らを“救う”、そんなダブルミーニングから導かれる展開も興味深い。

本編映像: https://youtu.be/oid01ECVtQY

 

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あわせて解禁された場面写真では、金魚売り・王寺昇(柿澤勇人)の車に乗りながらも白けた表情の香芝、寂しそうに部屋で“小赤”を見つめる香芝、真剣な表情で破れたポイを持つ香芝など、“金魚すくい”とかかわってだんだんと変わっていく彼の姿が切り取られている。

 

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“金魚すくい”でよくみかける金魚が、“小赤”だ。観賞用からはじかれたものなのだと吉乃から聞いた香芝は、「君たちも脱落者か」と自分自身と重ねてしまう。が、そんな“小赤”も飼い方次第で、大きく育ち、何十年も生きるものもいる。左遷の地で人生と恋の荒波にもまれる香芝は果たしてすくわれるのか? “金魚すくい”と香芝、その行く末に注目だ。

映画『すくってごらん』は、3月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開される。

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