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2021年4月12日 23:42

ダニエル・バレンボイムが6月に来日!ベートーヴェンの初期と後期のピアノ・ソナタを演奏

ダニエル・バレンボイムが6月に来日!

06Barenboim028--(c)-Monika-Rittershaus

©Monika-Rittershaus

 

ダニエル・バレンボイムが6月に単独来日し、東京、大阪、愛知で16年ぶりとなるピアノ・リサイタルを開催する。曲目はオール・ベートーヴェン。2種類のプログラムを用意、プログラムAは「最初のソナタ」と銘打って第1番〜第4番の4曲を、そしてプログラムBは「後期三大ソナタ」で第30番〜第32番を弾くことが発表された。

ベートーヴェン生誕250年の昨年5月、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで録音した曲を含め全32曲のソナタは、バレンボイム自身5回目のリリースとなった。バレンボイムからの提案も当初は32曲のソナタ全曲演奏であったが、サントリーホールで確保出来たのが2公演分。結果演奏されるのは、最初のソナタ4曲と最後のソナタ3曲となる。

この発表に合わせ4月12日(月)に行われたリモートによる記者会見で、バレンボイムは「日本については限りない思い出があります。1966年に初来日して行ったコンサートは今でもはっきり覚えています。日本が何でこんなに印象深く、好きな国か?それは、聴衆の皆さんが非常に強い関心と真摯で真っ直ぐな気持ちでいらしていただける。そこに意義を認めていらしてくれるということです。コロナ禍においては、あらゆる手段を講じて健康を守り、そして経済も大切な課題かもしれません。しかしながら、文化、精神世界というものをなおざりにしてはいけないと思います。そういう状況のなか、日本でこの機会を設けていたいただいたことを喜ばしく思っております。世界中を旅することが困難ななか、心より楽しみにしています」と話した。

なお、今回のリサイタルでは2015年作の「バレンボイム=マーネ・スタインウェイ」が持ち込まれる予定で、これはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネ氏がバレンボイムと共同製作したピアノ。一般のピアノの低音弦が他の弦の一部と交差する配置になっているところ、このピアノでは全ての弦が平行に張ってあり、これにより音の濁りを抑え、透明感を増して音の特性を明確にする効果がある。また、自らの手に合わせ既存のグランドピアノより鍵盤の幅が狭く作られている。

 

N4122602-撮影_中嶌英雄-(002)

 

ダニエル・バレンボイム ピアノ・リサイタル
〜ベートーヴェン ピアノ・ソナタの系譜〜
2021年.6月3日(木)19:00 東京/サントリーホール プログラムA
6月4日(金)19:00 東京/サントリーホール プログラムB
6月7日(月)18:30 大阪/フェスティバルホール プログラムB
6月9日(水)18:45 愛知/愛知県芸術劇場コンサートホール プログラムB

【曲目】
プログラムA 『最初のソナタ』
ピアノ・ソナタ第1番 へ短調 op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 op.2-3
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 op.7
プログラムB 『後期三大ソナタ』
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111

【チケット発売日】
東京 4/18(日)10:00
大阪 4/17(土)10:00
愛知 4/25(日)10:00

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