全国動員2万人超え達成!映画『ひとくず』再アンコール上映、監督・主演の上西雄大、木下ほうか登壇

2021/6/13 16:04

全国動員2万人超え達成!映画『ひとくず』再アンコール上映

古川藍、上西雄大、木下ほうか、徳竹未夏

左から;古川藍、上西雄大、木下ほうか、徳竹未夏

 

映画『ひとくず』は、3歳まで戸籍がなく、実の父親が母親に日常的に手をあげているのを見て育ち、「居場所のなさ」「弱者」を身をもって知っている監督・脚本・編集・プロデューサーの上西雄大が、30年以上児童相談所に勤務している児童精神科医師の楠部知子先生から「虐待してしまう大人もまた傷ついている」という実態を耳にし、傷ついた子供だけでなく、虐待をしてしまう大人にも眼を向けてあげてほしいと制作した感動の作品。

本作は、渋谷・ユーロスペースにて昨年2020年3月より公開。口コミが広がり、上々の観客数を稼いだものの、4月7日の緊急事態宣言で上映が中断。緊急事態宣言後に上映が再開され、噂が噂を呼び、大阪シアターセブンでは連日満席状態が続きで現在までに28週のロングランが続いており、全国各地でアンコール上映、また上映館も拡大した。山田洋次監督も賛辞を贈った本作は、6月12日(土)より渋谷ユーロスペースにて再アンコール上映。初日舞台挨拶では、本作監督・主演の上西雄大、そして古川藍、徳竹未夏、木下ほうかが登壇した。

本日の思いを聞かれた上西は「当時は、2週間上映ののち緊急事態宣言で上映がストップしまして、その時は『これでおしまいかな』と絶望の淵に突き落とされました。まさか1年以上もロングランが続いて、動員2万人を超えるなんて、夢にも思わなかったので、『ひとくず』は僕の手を離れて走り続けたと、胸がいっぱいです」と感無量の様子。

木下は「ついさっきまで長野県で撮影していて、新宿駅を降りて、スーツケースを持って歩いていたら、警察官2名がいて。『この時に視線を外したら職質が来る』というのを知っていたから、長いこと見てまっすぐ歩いていたら、ばっときたんです。『ちょっと質問させてください』『急いでいます。すぐってスーツケース開けますよね?舞台挨拶がありますから、そこまでついてきてください。そうしたら応じます』と言って、舞台挨拶の説明をしたけれど、全然だめだったんです。かなり若い方の警官は、『あなた有名な方なんですか?』と言ってきて、『あなたが知らないなら僕は無名ですよ』と言ったんですが、先輩警察官が『どうぞ』と。芸能人は職質をやられると思ったら逃がしてくれたので、イメージが悪くなかったということが分かりました。ショック過ぎて、まだドキドキしています」と最新エピソードを披露。

さらに、木下は「1年以上も上映できてすごいですよね。Tシャツを着てきてくれているお客さんもいる」と客席を見回すと、上西は、『ひとくず』で虐待される女の子・鞠役のコスプレをしている女の子を指差し、「暑いさなか、冬物のコートをご自分でご用意されているんです」と指摘。徳竹によると、「小学校でも彼女が布教活動をしているんです」とのこと。木下は、「『鬼滅の刃』とかのコスプレが流行ってるんでしょ?」とツッコむと、上西はすかさず「『鬼滅の刃』と『ひとくず』とどっちが好きなんですか?」と質問。女の子は「『ひとくず!』と答え、会場は笑いに包まれた。

大阪十三のシアターセブンでは28週のロングラン上映中。古川は「今は緊急事態宣言中ということもあり、リモートで舞台挨拶をしているんですけれど、出られる時は私と(徳竹)未夏さんとでほぼ毎日登壇しています!」と話した。

『ひとくず』を2度以上観ている方を”追いくずさま”と呼んでいる本作。上西が「追いくずさまはいらっしゃいますか?」と尋ねると、客席の半数位の方が手を挙げ、10回以上も5人ほど。「14回目」「27回目」という方もいて、木下も、「何か表彰しようよ」と感謝の意を表わした。

本作は児童虐待・育児放棄を扱った映画。上西は「僕が児童相談所の嘱託医をされている楠部知子先生に取材をした時に、『虐待について知っていますか?』と投げかけられ、現実に起こっている虐待の問題を知りまして、救いを求めて書いたお話です。(楠部先生に)『虐待の最大の抑止は社会が関心を持つことだ』と言われました。一人でも多くの方がこの映画を見て、関心に繋がればと思います。まだまだ上映を走らせようと思いますので、口コミの方よろしくお願いいたします。」と熱いメッセージを送り、舞台挨拶は終了した。

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