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2021年6月14日 18:00

黒澤明と三船敏郎の初タッグ作品の舞台化!『醉いどれ天使』 映画の1シーンを切り取ったかのような躍動感溢れるビジュアルが完成

桐谷健太、高橋克典 舞台『醉いどれ天使』 

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2021年9月に明治座、10月に新歌舞伎座にて上演される舞台『醉いどれ天使』のビジュアルが完成した。

名匠・黒澤明と黒澤作品の多くで主演を務めた三船敏郎が初めてタッグを組み、1948年に公開された映画「醉いどれ天使」。公開当時には舞台化された記録も残っていて、数年前に発見された脚本からは、黒澤が映画同様、舞台としても最高の作品を創り出そうとしたことが伝わってくる。黒澤の想いを受け継ぐべく、そしてこの秋、日本映画史上最強コンビの原点ともいえる作品が舞台で蘇る。

演出は、黒澤明同様海外での評価も高い三池崇史、そして脚本は演劇界のみならず映像作品でも活躍する蓬莱竜太がと担当する。

出演は、桐谷健太、高橋克典、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子、髙嶋政宏など、個性豊かなキャストが結集した。

 

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舞台版『醉いどれ天使』では原作を尊重しつつ、さらに登場人物を掘り下げ、それぞれの内面を浮き彫りにする。現代に生きる私たちにも訴える普遍性を持ったメッセージとして、戦後の混乱にありながらも強く生きる人々の姿を圧倒的な熱量で描き出す。不器用ながらも明日に向かって歩みを進めようとする登場人物達が何を届けてくれるのか。まさに、現代に生きる我々に問う衝撃の話題作と言えよう。

【あらすじ】
ある夜、銃創の手当てを受けに、闇市の顔役・松永(桐谷健太)が真田(高橋克典)の元へやってくる。
真田は闇市の界隈に住む人々を診る町医者で、酒が好きで口は悪いが、心根は優しく一流の腕の持ち主。顔色が悪く咳込む松永を、診療所に住み込みで働く美代(田畑智子)も心配する。一目見て肺病に侵されていると判断し真田は治療を勧めるが、松永は言うことを聞かずに診療所を飛び出し、居酒屋で働く同郷の幼馴染ぎん(佐々木希)を訪れ、闇市の様子を見回るのだった。しかし、着々と病魔が松永を蝕み、ダンサーの奈々江(篠田麻里子)は彼から離れていく。
一方、松永の身を案じるぎんは、心の内で松永への想いが膨らんでいく。
戦後の混乱の中、松永の采配によって落ち着きを保っていた闇市だったが、松永の兄貴分の岡田(髙嶋政宏)が出所し、闇の世界の力関係に変化が起きていくのであった・・・

東京公演: 2021年9月3日(金)~20日(月祝) 明治座
大阪公演: 2021年10月1日(金)~11日(月) 新歌舞伎座
公式サイト: www.yoidoretenshi.jp

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