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2021年10月2日 01:02

雨男の佐藤健、荒天は僕のせいじゃないので! 阿部寛、今度は僕が犯人で追い詰められる役を演ってみたい! 映画『護られなかった者たちへ』公開初日舞台挨拶

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『護られなかった者たちへ』の公開初日舞台挨拶が、10月1日(金)に新宿ピカデリーにて行われ、主演の佐藤健、共演の阿部寛、清原果耶、そして瀬々敬久監督が登壇した。

 

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中山七里の傑作小説を映画化した本作は、東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描いた感動のヒューマン・ミステリー。

台風が大接近した中で行われた舞台挨拶だが、冒頭佐藤が「お足もとの悪い中、お越しいただきありがとうございます。大丈夫ですか、寒くないですか?」と来場の皆さんを気遣い、「僕のせいじゃないので、自然のことなのでコントロールできなくて、初日のこういった状況の中、来てくださるお気持ちが何よりも嬉しいです」と挨拶。先日行われた完成披露イベントでも話題となった“雨男”が早速引き合いに出され、MCから佐藤に「完成披露のときも雨でしたし、撮影での大事なシーンも雨でしたね」と問いつめた。佐藤は「阿部さんに追いかけられるシーンでは雨のお陰で、いい仕事をしましたね。雨の予定じゃなかったんですけど、いいシーンが撮れてよかったと思います。何ですか?」と苦笑しながらMCに聞き返した。

 

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コロナ禍の中で何とか完成できた本作だが、阿部は「撮影も延びましたし、宮城県で撮影したんですが、当時は東京から行くことが難しい時期だったんで、関係者の皆さんにご協力いただき、今日を迎えられて幸せだと思っています」と喜びの気持ちを打ち明けた。

佐藤と阿部とは11年ぶりの共演となったが、佐藤は「大変、光栄ですね。少しでも成長した姿を阿部さんにお見せしたいなという気持ちもあって、気合いが入っていました」と話すと、阿部は「(佐藤は)十分に成長していて・・・。現場に入ったときにずっとその役になりきっている姿を見て、本当に立派になられたな、この11年の間に(もっと前からかもしれないが)素晴らしい俳優さんになられたなと思っています」と讃えた。

 

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続いて、完成披露イベントの際に佐藤が阿部に“LINEを使っているのか?”と質問したことが取り上げられ、佐藤は「僕は阿部さんの連絡先を知らなくて、何故か(本作で阿部演じる刑事の部下を演じた)林遣都君が阿部さんとLINEで連絡先を交換していたという情報を後で知り、衝撃を受けました。その日に(阿部とは)無事に交換させていただきました」と明かすと、会場からは大拍手!佐藤は「(阿部が)スタンプ、絵文字を使うのか興味があったんです。僕が初めて、『佐藤です。よろしくお願いします』と送信したときに、阿部さんからの『お願いします』というシンプルな一言の後に“ぴえん”の顔がついてました。“ぴえん”使われるんですね…」とビックリしたことを明かした。

 

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本日から緊急事態宣言が解除、コロナが落ち着いたら何をしたいか?という質問が投げかけられ、佐藤は「今演っている作品では共演者とご飯に行ったりすることが出来ないんです。結構しんどくて、今作でも宮城ではご飯に行くことが出来なかったんで、まずは『護れなかった・・』の皆さんと食事に行きたいです」、阿部も「それが一番ですね。仙台の撮影していたときは毎日テイクアウトでヤキトリを食べていたんですけど、佐藤さんは何を食べたんだろうと心配していました」と賛同。佐藤は「僕も一緒です。ウーバーイーツが出来るところは何とか生き延びられるんです。出来ないときは結構ひもじい思いをしていました」と告白。

 

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同じ質問に清原(福祉保健センターでケースワーカーとして働く円山幹子役)は「映画館に入り浸りたいです。コロナの前はいろんな映画館をハシゴしたり、一日映画館で続けて観たりとか、最近は控えているので出来るようになったらいいなと思います」と語った。瀬々監督は「ドロドロになるまで、外で酒を飲みたいです」と酒飲みの気持ちを代弁していた。

次は、『護られなかった者たちへ』のタイトルにかけて、食事か睡眠か趣味の時間のどれを護りたいか?という質問。佐藤は「睡眠かな。やっぱり寝ないで働くのは良くないよ!たくさん寝て健康でいることが一番。皆さん大丈夫ですか?自分のお体を大切にしてくださいね」と答えた。さらに、佐藤は「メチャクチャ忙しいときと、暇なときが激しくて・・・。たまに作品が入って、この一週間は元気だったなという週がありますけど、そこには常にアドレナリンが出ているので乗り越えられるんですけど、それがずっと続くと・・・。睡眠時間はあればあるほど嬉しいです」と補足した。

阿部が「どれも護れないです。食事も現場に朝から入ると・・・何ですか?だし、睡眠も早く寝ても落ち着かないし、飲み過ぎている間に睡眠時間は3時間くらいの体になってしまうし、趣味は持っていない。一回釣りを始めたんですけど、船酔いが酷くて止めました」と愚痴をこぼしていた。

清原は「全部護りたい派。美味しいご飯もいっぱい食べたいですし、睡眠も大事ですし、趣味もいくつかあるので、それを1日のスケジュールで完璧にこなしたい。趣味はギター、ウクレレ、油絵、観葉植物、そういうものを満喫したいです」と阿部とは正反対の答えを返した。そして、瀬々監督は「年寄りなんで、夜9時に寝て3時頃起きる生活なので、睡眠だと思います」と答え、「今回の撮影で清原さんが初のてっぺん越え(24時マタギ)を体験したんです」と清原に振ると、清原は「そうなんです。初めて朝まで撮影して、睡眠って大事だなと思いました」としみじみ話した。

 

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更なる質問は、次はどういった役柄で共演したいか?佐藤は「何でもご一緒出来たら嬉しいですけど、コメディを演じる阿部さんがすごい好きなので、コメディを一緒に演りたいです」と提案すると、阿部は「今回と全く逆の、僕が犯人で、お二人に追求される役を演ってみたいです」と逆提案。佐藤は「阿部さんは速いですし、体力がすごい。阿部さんが一番元気でした。僕は走る芝居が嫌いなんですよ。映画で使われているのは10秒ほどですけど、マジで何回もやる(撮り直しする)からね。大変なんですよ、皆さん。役者さんが走っているのを観たら、頑張っているなと思って観てあげてください」と会場に走ることの大変さを訴えた。

 

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清原は「私は、阿部さんと佐藤さんと家族の話をしてみたいです。事件などなくていいので、穏やかな家族を演じたいです」と話すと、「僕がお父さんですか」と阿部。「コミカルなお父さん?それとも厳しいお父さん?」と尋ねる阿部に、「コミカルなお父さんがいいです」とニッコリ答えていた。さらに佐藤が「こんな妹がいたら、どうなるんでしょうね?彼氏を連れてきたら、怒ったりするんですか?『連れてこい』って言って、ネチネチとイジるのか。いいですね」とまんざらでない表情を浮かべていた。

映画『護られなかった者たちへ』(供給:松竹)は新宿バルト9ほかで全国公開中。

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