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2021年10月5日 10:16

作間龍斗、山田杏奈・芋生悠と共演すると聞いてまずWEB検索! 映画『ひらいて』完成披露舞台挨拶

山田杏奈・主演 映画『ひらいて』完成披露舞台挨拶

映画『ひらいて』の完成披露舞台挨拶が10月4日(月)、池袋HUMAXシネマズにて行われ、主演の山田杏奈、共演の作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠、そして首藤凜監督、原作者・綿矢りさが登壇した。

 

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左から:首藤凜監督、芋生悠、山田杏奈、作間龍斗、綿矢りさ

 

10代の時にこの原作と出会い、映画化したいという想いでここまできた首藤監督。ようやくお客さまを前にすることが出来た今日の気持ちを聞き、「出会ったのが17才の冬で10年位前。幾度も救われてきた原作をこうして映画化することができて、キャストスタッフと皆さんのおかげで出会い直せたなと。今日皆さんも出会っていただけたら嬉しいです」と想いを語り、これを聞いた綿矢も「こんな想いで映画にしてくださる読者がいたなんて本当に幸福だなと思うし、本当にその熱い想いが完全に100%実現するような形で映画になっている、傑作ができたんじゃないかなと観ていて思いました」と本作を絶賛。また映画化での新たな発見について綿矢は「私が書いたときは、大人っぽい主人公とか友達、高校生にしては大人っぽい恋愛関係で書いたんですけど、映画はキャストの皆さんの神がかった演技もあったせいか、本当に高校生の瑞々しい感性が出ていてそれは驚いたし、原作にはない素晴らしさだと思いました」とも。

 

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続いて主人公の愛について、難しかった部分などを聞かれた山田は「かなり突拍子もない行動をとる子だったので、最初に読んだとき『どうしよう、愛、分からないかもしれない』と思って、監督にもずっと『分からないです』と素直に言いながら。でも根本にある高校生の暴力的な感情とか、そういうのは誰しも共通するものだと思うので、そういう所は大事にしながら精いっぱいやらせていただきました」と回顧。

そして愛と美雪に愛される、たとえ役を演じた作間は「見るからに周りに女性が多いっていう撮影で(笑)。映画出演が今回初めてだったので、そこが僕の中では大きく、どうやっていこうかなというところから、撮影入ってからも周りの方々にたくさん教えや刺激をいただいて今日まで辿り着きました。女の子が中心の映画ではあるんですけど、男である僕でも共感できるところがあったりして、男性の方でも楽しめる内容になっているなと思ったので、皆さん何かしら感じ取ってモヤモヤしながら帰ると思うんですけど、それを楽しんで帰っていただければ」と語り、映画初出演ということで会場からは大きな拍手が沸き起こった。

 

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続いて美雪役を演じた芋生は、役柄について「自分で自分を満たすことが出来る人、自分を愛することができて愛を与える側にもなれる人だなと思って。愛ちゃんが路頭に迷って傷ついている姿を一番目の当たりにしていて、自分が愛を与える側になって抱擁するというか包み込むような優しさがある子だなと。作品を通して美雪から、自分を愛することで人にも優しくなれるということが感じられるなと思いました」と明かした。

 

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今回、山田・芋生と共演すると聞いて作間はまずWEBで検索したといい、「お二人とも活躍されている方々なので、撮影のときは『うわっやべっ』という感じで圧倒されていましたね」と当時を振り返るが、それに対して山田と芋生は「堂々としていましたよ!撮影がないときも現場を見ていましたよね。撮影はいつも和やかで楽しかったです」と撮影現場を回顧した。

 

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撮影当時と今では作間の印象が全然違うことも指摘され、作間も「監督にも人見知り発動されちゃって(笑)」と明かし、首藤監督もそのあまりの変わりように「撮影終わってから全然うまく話せなくて」と吐露。「『知らない人来ちゃった』って言われるんですよ、毎回」と作間もこぼしていた。

さらに監督から見て「愛ちゃん役の杏奈ちゃんとはずっと静かな戦いをしていたような感じで、愛が分からないっていうところと、でも分かりながら演じたいという葛藤をしてくださったと思っていて、どんどん表情が画面の中で変わっていくので、それを体験していただけたら。作間君は現場中はずっとたとえ君だったので親密に話せたんですけど、もう今はジャニーズのカッコいい人の立ち姿で…。でも、内面の美しい部分が映っているので、心表れるような気持ちです」と語った。

 

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そんなキャストの演技について綿矢は「特に愛は、自分が想い入れを持って書いた登場人物で、先に考えるより行動するっていうのがすごく強い目力で演じられていて、心奪われる場面が多いなと感じました」と感想を告白。それに対して山田も「安心しました(笑)。やっぱり原作者の方からの感想というのは緊張しますけど、最初の試写の後に綿矢さんとご挨拶させていただいて、『愛、おもしろかったです』とおっしゃって下さったのですごく嬉しかったです」と笑顔で語った。

キラキラした映画と思いきや実はそうではない本作。「好きな人の好きな人を奪う」愛の行動が描かれるが、女性陣がどう思ったのかという質問に、芋生は「好きな人の好きな人だから、きっと魅力的な人。分からないでもない」と話すと、山田も「奪うまではいかなくとも、興味が湧くみたいな…」と明かし芋生も同意。綿矢は「完全に片想いだったら、好きな人のその好きな人の髪型を真似たり、少し怖い方に走る可能性もあるかなって思いました」と明かすと、監督は「自分が選ばれなくて、好きな人が好きな人だと、自分に持ってないものを持ってると思っちゃうので、すごい好きになってネットで調べちゃったりします(笑)。Facebookで調べちゃったり…」と告白。そんな女性陣の意見を聞いて、作間は「もし僕が誰か好きになって、その人が好きな人がいるとしたら、僕は面倒くさがりなんで『やめまーす!』とやめちゃうと思います(笑)」と明かし共演者を笑わせた。

映画『ひらいて』は、10月22日(金) 全国公開される。

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