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2021年10月16日 06:00

岡田准一、この作品が日本産として世界でも認められるように! 映画『燃えよ剣』公開初日舞台挨拶

岡田准一・主演 映画『燃えよ剣』公開初日舞台挨拶

映画『燃えよ剣』の公開初日舞台挨拶が10月15日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、主演の岡田准一、共演の柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、伊藤英明、そして原田眞人監督が登壇した。

 

★集合写真

本作は、司馬遼太郎が土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー作の完全映画化。

主人公・土方歳三を演じた岡田は「公開初日は僕らにとって大切なもの。皆さんから沢山声をかけていただける日でもあります。幸せな一日になりそうです」と満席の会場に充実した表情。

 

①岡田准一 ④山田涼介

沖田総司を演じた山田が上野東照宮で行われたヒット祈願時にもらったお守りを持参したことを明かすと、岡田は「それを今日一番に僕に見せてくれた。可愛い後輩です」と目を細めていた。そんな山田は、真剣を使用した場面を思い出のシーンに挙げて「岡田さんから目の前に真剣を差し出されて…。震えあがる僕を見て岡田さんと監督が爆笑してて…」と振り返った。

岡田は、柴咲コウ演じるお雪の衣装に触れて「池田屋からの帰りの場面で、お雪さんの衣装が青かった。それが色鮮やかで、土方として芝居をしているうえで眩しく、しかも似合っていた。血の色である赤からの青。それをプランニングした監督と衣装さんは凄い」と絶賛。一方の柴咲は、伊藤演じる芹沢鴨に惚れたというも「女性の胸を揉みしだくシーンが印象的だった」と意外な場面を見どころにして、伊藤を「今まで勉強してきて良かった…」と照れさせていた。

 

③鈴木亮平

近藤勇を演じた鈴木は、池田屋での死闘を振り返り「撮影前のリハとして、20人くらいを相手に4人で3分くらい戦ってみた。終わったときはゼエゼエ息が上がってしまい、それを見た監督は『な、疲れるだろう?』と。映画での当該シーンはそれを経て生まれた場面です。池田屋のシーンはいまだかつてないくらいリアル」と胸を張った。

 

⑤尾上右近

映画初出演、松平容保を演じた尾上は、泣きの芝居に初挑戦したといい「リハからフルスロットルで気持ちを高めたら、岡田さんも山田さんもしっかりと目で受け止めてくれた。監督も気持ちを汲んでくれて、本番一回で行くぞと。その空気感がフィルムに残っています」と熱演を報告した。

 

⑥伊藤英明

伊藤は、自身のお気に入りのシーンに触れつつ、岡田、鈴木、山田ら新選組のメンバーの間で作ったグループLINEに自分だけ招待されていなかったことを激白。「僕だけ呼ばれてなくて、ちょっと傷付いた」とショックを口にする伊藤に対し、岡田から「ちょっと呼べないですよ。敵対する立場ですから(苦笑)」と説明されると、伊藤は「僕が言いたいのは、皆さんの力で映画をヒットさせて、また『2』でお会いできたら」と、パート2での土方と芹沢の夢の再会を期待した。

また映画の内容にちなんで「追いかけている夢」について聞かれた岡田は「日本から世界に売れるものを作りたいという夢は持っています。16歳の頃から『MADE IN JAPAN』を歌ってきていますから、その頃から思っていました。みなさんスラッと聴いていたと思いますが、実は野望の歌なんです」とV6の代表曲にかけて笑いを取っていた。

 

②柴咲コウ

柴咲は、夢は夢でも寝るときに見る夢の話で「過去や未来の夢を見る。必ず夢で見る場面がある」などと不思議体験を告白。鈴木は「バナナをお腹いっぱい食べたいという夢があったけれど、大人になるとバナナだけでお腹いっぱいにしなくてもいいのではないか?と思ってしまって、いまだ実現せず。夢は叶えるより追いかけ続けていた方がいいと思うし、僕も10代の頃に『MADE IN PHILIPPINES』を歌っていましたから」とジョークを飛ばして岡田を喜ばせていた。

山田は「夢や目標は持たないタイプ」と言いつつも、岡田から「ちょっとした小さなものでもないの?」と聞かれると、「…エマ・ワトソンに会いたい」とハリウッド女優との対面を希望。続く尾上は「映画に出たいという夢が皆さんのおかげで叶いました!」と『燃えよ剣』にひとしおの思い。伊藤は「岡田さんとご一緒して、俳優への覚悟と誇りを目の当りにしました。自分もいい俳優になりたいので、この映画がヒットして『燃えよ剣2』をやりたい。そして皆さんともっと仲良くなりたい」と本作のシリーズ化が夢であると告白した。

そんな伊藤の情熱に応えて原田監督は「2はあると思う。というのも司馬遼太郎作品には『新選組血風録』という小説もある。それでみんなをもう一度蘇らせたい。この先10年くらいはみんなも今の状態で演じられると思うので、長い目で新選組と付き合いたい」と新選組シリーズに意欲的。最後に主演の岡田は「タフな時代劇が作られづらい時代において、この作品が日本産として世界でも認められるようになってほしいという気持ちで作りました。沢山の方々に観ていただき、感想も沢山聞かせてほしい」と特大ヒットに期待を込めていた。

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