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2021年10月25日 12:10

ムロツヨシ、公開後1ヶ月経過、監督にも満席を見ていただくことができた! 映画『マイ・ダディ』公開後記念舞台挨拶

映画『マイ・ダディ』公開後記念舞台挨拶

マイダディ/集合写真s

公開から1か月が過ぎ、まだまだ絶賛公開中の映画『マイ・ダディ』公開後記念舞台挨拶が10月23日(土)、池袋HUMAXシネマズにて開催され、主演のムロツヨシ、妻役の奈緒、毎熊克哉、金井純一監督が登壇、MCを永野宗典が務めた。

冒頭の挨拶で、満席の会場を見渡す登壇者たちは涙ぐむ姿も。「泣きそう!」「感動!」と満面の笑みを浮かべていた。本会場で映写のバイトをしていたという金井監督は「まさか、舞台の上からこの光景を見る日が来るとは…」とコメントし「もう少しで泣きそうですが、緊張しすぎると涙って出ないものですね」と語り、会場の笑いを誘った。

 

マイダディ/サブ②s

本作のイベントのたびに「(スタッフ・キャストに)満席の(光景を)見せてあげたい」と言い続けてきたムロは、「公開後1ヶ月経過したタイミングで、(監督にも)満席を見ていただくことができました。本当におめでとうございます」と監督にお礼と応援の言葉を贈った。さらにムロは「満席にこだわってきた本作ですが、僕は、劇場を満席にする難しさを痛いほど分かっています。過去には16人でやった芝居に8人しか観客がいなかったこともありました」と自身のほろ苦い経験を明かし、会場を満席にすることの難しさと同時に改めてよろこびを噛み締めている様子だった。

ストリートミュージシャンのヒロ役については「クズ男」という感想が多く届いている本作。演じた毎熊は「満席はうれしいなと思いつつ、(舞台挨拶中に)紙コップやペットボトルが飛んでこないかドキドキしていました」と苦笑い。これまでも何度かクズ男を演じてきたという毎熊は「絶対にみんなに嫌われるどう見てもクズですが、こういう役を演じるのは結構好きです。役を愛して楽しく演じました」と撮影を振り返っていた。

ここでMC永野が「毎熊さんのベッドシーンが好き!」といきなりの告白。「色気がすごい!と思ったくらいです」と大絶賛。するとムロも「毎熊さんが、注文を聞いて“あいよ”と立つシーンの背中のカットが好きです」とお気に入りの“毎熊シーン”を明かす。このやりとりを聞いていた金井監督は「毎熊さんは、歌もうまくて、ピアノも自分で弾いています。一番はそこに触れてほしかったです。いきなりベッドシーンって……(笑)」と少し残念そうにしながらも、毎熊の演技を絶賛していた。演奏シーンでは毎熊が「もう一回やりてーなー」とつぶやいてたそう。それが、演技なのか毎熊自身の気持ちなのか分からなかったが「ヒロっぽくて、すごく良かった」と明かした金井監督。

「練習は暖かい部屋でやっていたのに、本番は外で寒かったので、心の声が漏れちゃったのかも」と毎熊が説明すると、奈緒が「でも、そういう自然な言葉と、演奏とのギャップに江津子は惹かれたのかも」と語り、金井監督と毎熊も納得という様子で頷く。そんな3人のやりとりを見たムロが「3人だけで納得するのやめて!」と嫉妬する表情を見せると、会場は笑い声と応援?!の拍手に包まれた。

ヒロのパフォーマンスを恋する瞳で見つめていたが、ムロ演じる一男と結婚することになる江津子。演じた奈緒のいろいろな表情が見られたとよろこぶMC永野は「奈緒さんは愛したい派?愛されたい派?」と質問。これに対し奈緒は「愛したいと思ってずっと生きてきたけれど、愛したい、愛されたいではなく、そこに愛があればいいのかなと思うようになりました」と回答。ムロは「深い!この回答は深いです。ベクトルの問題ではなく、そこに愛があればいいわけよ。存在があればいいってことね」と奈緒の回答に感動している様子だった。

 

マイダディ/サブ①s

ここからは会場に来たお客さんから事前に記入してもらった質問に答えるQ&Aコーナーへ。「一番好きなシーンは?」という質問に毎熊が「そうですね」とまさかのマイクを忘れて話し出し、天然っぷりを発揮。すかさずムロが「そういうところだよ!ギャップにキュンときちゃうよ」とジェラシーいっぱいに反応していた。そんな毎熊のお気に入りシーンは「(ひかりの)彼氏が病室でよろこんでくれるところ」を挙げ、「演技を超えている気がしましたし、心を持っていかれました」と解説していた。ムロも「僕もあのシーン、好きって言おうと思ってた!」とお気に入りシーンが同じであることが明らかとなった。

金井監督は「一男がクリスマスに説教するシーン」とし、ムロのNGが多かったシーンであったと振り返り、「NGの理由について、後からムロさんに聞いたのですが、リアルな一男の心情を出すためだったそうです。すごくうれしい気持ちになりました」とムロの役へのアプローチについて触れた。どのシーンも江津子目線で観てしまうという奈緒は「一男がイースターエッグを割ってしまうシーンです。一男のいろんな気持ちが伝わる一瞬だと思いました」と感想を伝えた。

締めの挨拶で、ムロは「満席の状態で映画を披露できる機会になりました。いろいろなことに気をつけなければいけない時期は、まだまだ続くと思いますが、“追いダディ”してください。本日は本当にありがとうございました!」と締めくくった。

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