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2021年11月24日 04:00

生田斗真・主演×白石和彌(初プロデュース) 映画『渇水』が2022年公開決定

生田斗真・主演×白石和彌(初プロデュース) 映画『渇水』2022年公開

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1990年文學界新人賞受賞、103回芥川賞候補となり注目を浴びた、河林満による名篇「渇水」が、刊行から30年の時を経て、主演・生田斗真×プロデュース・白石和彌によって、初の映画化。本年8月~9月にかけて群馬県前橋市を中心に撮影を実施、2022年に劇場公開される。

『凶悪』(13)、そして『日本で一番悪い奴ら』(16)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血 シリーズ』(18、21)、『ひとよ』(19)など、多くの重厚な作品を世に贈り出し続ける映画監督・白石和彌が、感動の人間ドラマに挑み、初プロデュースした意欲作。主演の生田斗真が演じるのは水道料金を滞納する家庭の水を停める業務【=停水執行】に就く、市の水道局職員の岩切俊作。本作では、心の渇きにもがく中で、育児放棄を受ける幼い姉妹との出会いから、ささやかな幸せを求めて本当の自分を取り戻してゆく男性という難しい役どころを等身大かつ圧巻の表現力で演じきった。監督は、岩井俊二監督作品『ラストレター』や、宮藤官九郎監督の数々の作品で助監督を務めた髙橋正弥。

生田は「世の不条理に疑問を持ち始める主人公に少しの希望と微かな光を与える事が出来たらという思いで精一杯演じました。多くの事がシステム化され、疑問を持たずに波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方なのかもしれません。ただ、なにか違う。このままでいいのかとふと立ち止まり、自分を見つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です」とのコメントを寄せた。

そして、白石は「現代を生きる我々に欠けてしまったもの、必要なものを問いかける映画です。簡単に答えは出ませんが、その答えを探す過程こそが何よりも尊く、生きている意味を見つける近道なのだと思います」、髙橋監督は「原作で描かれている1990年代の事象は2020年代の現代でも何も解決していなく、抱えている問題は未来を担うこれからの世代にも改めて伝えていかないといけないと思い、映画にすることを切に願いました」と本作への想いを語った。

数々の俳優とタッグを組み話題作を生み出してきた白石和彌が、他には考えられないと語った、生田斗真。白石和彌×生田斗真のコラボレーションで紡ぎだす新作は、人生の潤いを求めて生きる“生の希望”を見据える感動の人間ドラマ。刊行から30年の歳月を経て、今なお色褪せない原作小説を、今この時代にこそ届けたいと、映画化が実現した。

STORY
日照り続きの夏、市内には給水制限が発令されていた。市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回り、料金徴収と、水道を停止すること【=停水執行】。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々であった。俊作には妻と子供がいるが別居中で、そんな生活も長く続き、心の渇きが強くなっていた。ある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作。彼は自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる―

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