川井郁子、音楽の拡がりを最大限に表現できる舞台を作りたい! 『川井郁子デビュー20 周年音楽舞台&コンサート』 12月10日公演を迎えて
2021/12/9 10:52
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
『川井郁子デビュー20 周年音楽舞台&コンサート』が12月10日(金)~12 日(日)に東京・新国立劇場 中劇場、そして、28 日(火)には大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。初日前の12月8 日(水)に公開フォトコールと川井郁子、川井花音、親子による取材会が行われた。第二部は<小西真奈美、咲妃みゆ、紫吹淳、中川晃教、秋川雅史>の日替わりゲストを迎え、楽曲や歌、舞踊など多種多様なコンサートが行われる。
そして不思議な鳥が王妃アントワネットをガラシャの物語に誘う。幽閉された山奥で、死を覚悟したガラシャ(川井郁子)が辞世の句を詠む。奏でる曲は川井郁子作曲の『時の彼方に』。
また、ガラシャの生き方について「あの時代、自分の生き方を決めた女性ってほかにいないし、それを貫くというのはとてつもなく強い意志と激しさがないとできなかったことと思います。気性の激しい女性だったといわれるのはもうひとつの自分であって、心の広い女性だったと思います。女性って生まれ変われる生き物だと思っていて、出来事に出会って知らず知らずに変わるという魅力をガラシャから感じます」と共感。また、「ガラシャを洋楽器の響きと打楽器の響きがマッチする素材として取り組みたい」と見どころを話した。
第二部について「咲妃みゆさん、紫吹淳さん、中川晃教さんとの共演は初めて。今回出演いただく5人の方は個性の強いオーラのある方ばかりで、舞台上でどんな化学反応が起きるか楽しみです。皆気持ちのいい方ばかりで、それぞれ声の魅力とヴァイオリンの違う顔を使ってコラボできるところを是非観ていただきたい」と話した。
20周年を迎え、今まで印象に残った出来事について問われ「コンサートでの舞台経験が無かった私が、寺山修司さんの原作舞台では、役になりきるために段取りで頭がいっぱいになるかと予想していたのですが、舞台に立つと頭がどこまでも開放的になった」という話と、自分の作った作品がフィギュアスケートで使っていただいて「涙が出るほど誇らしかった」というエピソードを紹介した。
最後に「きっと驚くような音楽ファンタジーをお見せできると思いますし、これから、音楽やいろんなジャンルの表現を学ぶ方にヒントになるような作品になると思います。細川ガラシャという人のイメージを皆さんの心に刻めるようなパワーのあるステージにしたいと思っています。クラシックや音楽に馴染みのない方も楽しめるような舞台になっておりますので、ぜひ見に来てください」と締めくくった。
川井花音〈15歳〉 コメント
母が舞台に立つところは何度か見ているのですが、今回は全く新しい音楽舞台になると思います。私にとっては、はじめての舞台出演で、今回の出演をきっかけに、日舞を習い始めました。緊張もありますが、皆さんにお見せできるワクワクが大きいです。私は幼少期のガラシャを演じます。ガラシャが1人の女性として、その瞬間にどんな感情を抱いていたのかを大切に演じました。
来年は高校生になるので、勉強もそうですが資格取得に向けて、目標に向かって頑張れたらと思います。
川井郁子デビュー20周年音楽舞台&コンサート
第一部 音楽舞台『月に抱かれた日・序章』〜ガラシャとマリー・アントワネット〜
第二部 川井郁子 with 5 STARs コンサート
2021年12月10日(金)〜12日(日) 新国立劇場中劇場<東京>
2021年12月28日(火) 梅田芸術劇場メインホール<大阪>
【出演】
第一部:川井郁子、川井花音、三井高聡(Wキャスト)、小林玲雄(Wキャスト) 、藤舎推峰、津村禮次郎、tea 他
第二部:川井郁子 with
<各回ゲスト>
東京/1st (12/10・19時) 小西真奈美
2nd (12/11・13時) 咲妃みゆ、3rd (12/11・17時) 紫吹淳
4th (12/12・13時) 中川晃教、5th (12/12・17時) 秋川雅史
大阪/(12/28・18時30分)秋川雅史、紫吹淳
【制作総監督・企画・演出・音楽】川井郁子
【公式HP】https://ikukokawai-unframed.com/