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2022年2月23日 23:52

大竹しのぶ、4年ぶり5度目の栗山民也演出『ピアフ』に挑む!2月24日東京公演開幕、博多座では200回目の『ピアフ』役を演じる

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

2月24日(木)に初日を迎える『ピアフ』の取材会が2月23日(水・祝)日比谷シアタークリエにて行われ、主演を演じる大竹しのぶ、共演の中河内雅貴、上原理生、竹内將人、山崎大輝が囲み取材に出席した。

 

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左から:竹内將人、山崎大輝、大竹しのぶ、中河内雅貴、上原理生

 

2011年演劇界で一大センセーションを巻き起こした舞台『ピアフ』(作:パム・ジェムス、演出:栗山民也)が帰ってくる。「シャンソンの女王」エディット・ピアフの役を大竹が演じ、16曲のシャンソンを今回も披露する。ピアフを愛する男子陣は新キャストとなり、ピアフと最も熱い恋をしたボクサー、マルセル・セルダンを中河内、ピアフが見出す偉大な歌手イヴ・モンタンを竹内、ピアフの生涯最後、20歳年下の恋人テオ・サラポを山崎が演じる。そして、前回2018年から出演する上原は新たにシャルル・アズナブールを演じる。

 

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初めに大竹は「5回目とかあまり意識しないでやろうとは思ってるんですけども、栗山さんが新たに細かく演出してくださっているので、皆新しいキャストと一緒(の気持ち)なので、新鮮な感じです」と今の心境を明かす。

中河内は「自分たちのできることを信じて、そして演出の栗山さんの求めていらっしゃることを自分なりに、ちゃんと表現できるように稽古を進めてきました。そしてこれから、大竹さんとのお芝居ももっともっとちゃんとしたキャッチボールができるように、千穐楽まで常に挑戦しながら臨んでいきたいと思います」と意気込んだ。

続く、上原は「実は僕は2回目ではあるんですけど、役が変わって(前回:ブルーノ役)、物語の見え方が違ってくるんです。初めて参加するつもりで最後まで演じていけたらと思います」

 

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そして、山崎は「僕たちがやることを前提として、栗山さんが演出をつけてくださっているというのを常々感じていますので、自分らしく最後まで挑戦して行きたいと思っております」

竹内は「僕にとって“挑戦”の一言で表しているような体験。大千穐楽まで自分の役ともっと向き合って、自分のなかで声が素直に出せるよう頑張りたいと思います」とそれぞれが決意表明を行った。

 

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稽古の様子を問われた大竹は「(前回と違うところは)マスクを付けての稽古と稽古が終わったらすぐに撤収しなければいけない。あとは一緒にご飯を食べに行くこととか、お酒を飲みに行くことは全くできてない状況で・・・。だから、本当に恥ずかしがったりする時間はなくて、最初からオープンな気持ちになって、最初から自分を出して、最初からもう愛されないと、もう無理やり(笑)。普通だったら、ご飯を食べましょうかというところから始めるのに、いきなり『あなたが好きです。愛してください!』というピアスをやっている。別にご飯を食べなくてもいい。芝居が互いにきちんとできれば、こんなに仲良くなれるし、信頼し合えるし、チームになれるんだということが分かりました。こういう状況でもいいものを作らなくていけないから、こういう状況でもチケットを買ってくださる。よかった!って思わせなくてはいけないのは、ちょっとハードだと思うけど、私たちは届けたいと思います」と話した。

大竹の座長ぶりは?と問われた共演者たち。「正直に言ってごらん!」という大竹にも迫られ、山崎は「今(大竹が)仰っていたスタートがこういう環境でのスタートなので、(大竹からは)0というよりもっと上の3階からの気持ちを僕はいただいています。適当にぶち壊しに来てくださるのをすごく感じていて、なんと大きい方だなと思いながら、やらせていただいています」と話す。

 

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また、上原は「限られた環境と日数のなかでやらなきゃいけなくて。いろんな経験を積んだと思ってやっているんですけど、当初うまくできないなという感じがあったときに、しのぶさんがすっと来て、『できないことで落ち込む必要な全然ないし、皆で最後まで一緒になって頑張って作っていくんだから気にしないで一緒に頑張ろう』って、声をかけてくださったのがすごい印象的。行動で見せてくださる方」と座長を称賛。

 

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中河内は「遅くまで大竹さんは残って稽古にされてるんで、自然と僕らもそこに残って見届けてしまうという感じ。自然とこっちからも自分で動こうっていう活力を頂いた感じがします」、竹内は「皆が残って、たくさんのアドバイスをいただいて、ファミリー感の強い、暖かい現場でびっくりしました」とそれぞれが現場の雰囲気を話した。

今回、博多座公演(4月1日~)でピアフ役200回目を迎えるという大竹は「えー、関係ない。もう1回1回なんです。今日のゲネプロがどうなるか、明日(の初日)がどうなるかっていう感じ。もちろんこういう状況だから、博多座のチケットや明日のチケットを買ってくださって、楽しみに待っていてくださる方のためにも駆け抜けたいと思います。200回をやりたいとかそういうことは、これっぽっちも持ってないんです」とまずは目先に全力を挙げる。201回っていう気持ちは?と問われ「ない!明日のことも分からないし、今日のゲネプロがきちんとできるように、そしてまずは明日」と念を押した。

最後に、大竹は「改めて、新しい人に出会うことによって、私自身が教えられたら愛を教えるっていうことか、愛って、本当に素晴らしいことなんだなって、私自身もなんかさらに本当に教えられる。だからこう状況ではあるとけれど、ピアフの話をこのチーム全体でひとつになって届けたいと思います」とアピール。博多座公演については「美味しいもの食べたい!」と締めくくった。

舞台『ピアフ』
東京公演: 2022年2月24日(木)~3月18日(金) 日比谷シアタークリエ
大阪公演: 2022年4月1日(金)~10日(日) 森ノ宮ピロティホール
福岡公演: 2022年4月1日(金)~10日(日) 博多座  

 

以下、舞台写真はオフィシャル提供。
大竹の共演者は順に、中河内雅貴、上原理生、竹内將人、山崎大輝

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