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2022年4月15日 14:02

吉岡里帆、「中村倫也、尾野真千子、柄本佑、3人ともめっちゃ三枚目でびっくり!」 映画『ハケンアニメ!』完成披露上映会イベント

取材・撮影/RanRanEntertainment

映画『ハケンアニメ!』の完成披露上映会イベントが、4月14日(木)に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、そして後半から原作者・辻村深月が登壇した。

 

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直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の大人気小説を映画化した本作は、世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービー。

 

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初めに、それぞれが演じた個性的なキャラクターとの共通点を聞かれ、新人映画監督でアニメ監督・斎藤瞳を演じた吉岡は、「自分のなかでは熱い思いがあるものの、こんな作品が作りたいっていうことが、うまく伝えられない。そこは同世代なのでなんとなく分かるなと思います。燃えているんだけど、ちょっと冷めて見られる」と不器用な性格をあげた。吉岡の話について意見を求められた中村は「ゴメンゴメン、自分がなんと答えようか考えていて(聞いていなかった)・・・」に周囲は大爆笑。中村は「透明なもの(アクリル板)があるから」と誤魔化した。

 

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瞳のライバルで天才ワガママ監督・王子千晴を演じた中村は「吉野監督とは前の映画でご一緒していて、『中村さんにぴったりの役があって、オファーしてもいいですか?』と言われ、原作を読んだらめちゃくちゃかっこいい役じゃん。これは俺にピッタリの役じゃんと思って嬉しかったんですよ(笑)」と吉野監督に感謝しつつ、「仕事に対するスタンスというか、スポーツマジックみたいなシンプルで筋道が通っている感じが僕も共感できたんですけど、どこが王子にぴったりなのか監督に聞いてみたい」と質問。吉野監督は「カメラが回ってないときの、こういう感じが好きなので・・・。変なことを言ってすいません」と変な回答。結局、中村は「『王子って、なんだかよく分からない』と言われることが多いので、こういうやつなんだって思ってもらえるかもしれないってことですね」と自問自答していた。

 

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王子の才能に人生を懸ける作品命のプロデューサー・有科香屋子はすごい熱い愛に溢れた役柄。香屋子を演じた尾野は「似ているところがあるのかなって思っていたけど、(似ているのは)熱いところですかね」に、中村は「包容力のあるところは似ていると思います」と言い、吉岡は「尾野さんはとにかく愛がある。これは本当に思っています。好きです」と告白、尾野は「やめなさいよ~(笑)」と照れていた。

続いて共演した二人の印象を問われ、吉岡は「本当に二人とも、私的にはキャップがありまして、クランクインするときはめっちゃ緊張していて、ストイックというか怒ったら怖そうだなみたいな。先輩大先輩で尊敬しているお二人なので、畏怖の面みたいのがあったんですけど、(柄本佑含め)3人ともめっちゃ三枚目でびっくりしました。結構驚愕でした。ずっと面白いことを言っていると思いました。すっごい楽しい現場でした。皆さん最高です」と笑顔で話した。

 

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この後は、原作者の辻村深月が登場。先に本作を鑑賞していた辻村は「もう幸せ!自分が書いたので(展開が)どうなるか分かっているにもかかわらず、どうなるんだろう?というドキドキがあって、しかも原作で大事にして欲しかったところをほとんど削らずに監督が表現してくだって、ものすごく感謝を覚えました」と喜びをあらわにした。

さらにキャスティングについて「キャストの皆さんが素晴らしい!」と称賛。中村の演じる王子について「映画化の話が来たときに『叶うどうか分からないですけど、中村倫也さんに演じてくださったらすごく嬉しいです』とお伝えをしていて、キャスティングが決まったときには『ヤッター!』って叫びました」と念願が叶ったことを明かし、主人公・瞳を演じる吉岡についても「吉岡里帆の映画を観るんだと思って、観始めて開始2分で吉岡さんだということを忘れるぐらい瞳だと思ったんです。瞳の表情、怒り方、瞳だからこの表情するっていうものを全部演じてくださっていて、こんなに幸せなことがあっていいのかと思いました。ラストもすごく素晴らしかったです」と尾野含めキャストたちを大絶賛していた。

 

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「ハケン(覇権)」を目指して奮闘する本作にちなんで、覇権を取れるものは?の質問。
吉岡「この質問本当に難しくて、『そんなのない』が答えなんですけど・・・、さっき尾野さんと中村さんに『リップを塗りながらしゃべるのがすごい上手だね』って、二人にお墨付きをいただきました」
中村「この後のフォトセッションでの奥のムービーカメラに向かって手を振るときのスマイル!」
尾野「ビーフジャーキを1袋食べる速度は一番速いかな。歯がぐらぐらするぐらい速い、一袋を秒速」と珍回答続出。

そのなかで、辻村は「作家としての映像化に関する運の良さは覇権が取れるなって思ってます。完成までの道のりは長かったですけど、最高の形で今年観られるっていうことがすごく嬉しいですし、他の作家さんに羨ましがられるだろうなと思います」との素晴らしい回答で、周りから大拍手がわき起こった。

さらに本イベントでは、瞳を振り回すつかみどころのない超クセ者プロデューサー・行城理を演じた柄本佑からのビデオメッセージが流れた。「派遣アニメの魅力は、既に皆さんかなり喋られていると思いますが、ここに出られている役者、キャラクター誰しもが経験あるかのように共感できる。そして、瞳さんと王子監督の熱量に皆が胸を熱くできる映画なんじゃないかと思っております。皆が言ったのとカブっているような気がするんですけど・・・。あとは、吉野監督がどのようなトークをされたか分からないですけど、この人がこの映画を撮ったのか?という楽しみもあるんじゃないかな。皆さんがせっかく監督のビジュアルを見れているので、そのビジュアルとこの作品のギャップみたいなものも楽しんでいただければと思います」と結んだ。吉岡は「(本作の魅力を)上手に伝えられたか、もう少し中身のある話を・・・」と苦笑。中村も「僕を中心にふざけすぎてしまった」と反省の弁。

そしてイベント最後には吉岡が「本作は、本当に好きなものを貫く愛で溢れています。仕事に一生懸命になったり、挫折したり悩んだりした方へ、もう少し先の希望的メッセージが伝わるんじゃないかと信じています。皆さんに刺さりますように」、さらに「ラストが素晴らしい。主題歌(ジェニーハイ「エクレール」)の歌詞もすごく素敵で、最後まで見ていただけたら分かると思います!」とイベントを締めくくった。

映画『ハケンアニメ!』(配給:東映)は、5月20日(金)より全国公開される。
©2022映画「ハケンアニメ!」製作委員会

 

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