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2022年4月29日 00:16

神尾楓珠、浅野大義君を演じて役者としての向き合い方が変わった! 映画『20歳のソウル』完成披露試写会舞台挨拶

神尾楓珠・主演  映画『20歳のソウル』

フォトセッション

映画『20歳のソウル』の完成披露試写会舞台挨拶が4月28日(木)都内で行われ、主演の神尾楓珠、共演の福本莉子、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、佐藤浩市、そして秋山純監督が登壇した。

千葉県船橋市立船橋高校の吹奏楽部に代々受け継がれている応援曲「市船soul」を作った1人の青年・浅野大義(たいぎ)の短い人生を綴った感動なる実話が映画化され、5月27日(金)に公開される。

舞台挨拶では、映画にも出演した市船高校吹奏楽部124名による演奏が、同校からの生中継で披露された。そして。吹奏楽部顧問の高橋健一先生は「奇しくも 5年前の4月28日は、私がこの映画の原作と脚本を手がけた中井(由梨子)さんと市船高校で出会った日です。しかも、出会った時間は(この日の映画の上映開始予定時刻である)19時ということで、大義らしいイタズラなのか、ユーモアなのか?偶然と思えないものを感じています」と感慨深げに語った。

 

神尾楓珠

再び吹奏楽部による「市船 soul」の演奏が始まり、演奏に合わせて、キャスト、スタッフ陣が登壇した。大義を演じた神尾は「実在の方を演じることに、最初は戸惑いましたし、(映画を通して)やはり人ひとりの人生を生きるって大変なことだと感じました。役者という仕事は、ひとりの人間の人生を生きることですが、そこへの向き合い方が、この映画で浅野大義くんを演じて変わったなと感じています」と仕事への姿勢に大きな影響を与えた大切な作品になったことを明かした。

さらに、本作でトロンボーンに挑戦した神尾は「本当に組み立て方も扱い方もわからないところからで、不安でした…」と述懐。現場では、吹奏楽部のメンバーにも支えられたことを感謝。撮影開始前から2~3か月にわたり練習を重ねたそうだが、「まだ『面白い』まではいかないです。『難しい』 しかないです(苦笑)」と本音を口にしていた。

 

福本莉子

福本は、大義の恋人・宮田夏月を演じたが、モデルになった女性が実在し「今日も会場にいらっしゃっているということで、より緊張するんですけど…」と照れながら、「撮影前に実際にお会いしたら、柔らかい雰囲気の可愛らしい方で、そのイメージを壊さずに、神尾さんが演じた大義くんを支えられたらと思って演じました」と語った。

大義の親友・佐伯斗真を演じた佐野は「斗真は市船を象徴するような役」と語り、さらに「僕も実際に中学の時、吹奏楽部でサックスを吹いていました。僕が送っていた中学時代をもう一度、取り戻させてもらって、楽しませてもらいました」と振り返っていた。

 

佐野晶哉(Aぇ!-group/関西ジャニーズJr 佐藤浩市

顧問の高橋先生を演じた佐藤は、「実在の人を演じることはよくありますが、市船高校をロケ場所に使わせていただいて、ほぼ毎日、現場に高橋先生がいらして、実際の人を目の前に芝居をするというのは、なんと面映ゆいというか、不思議な感覚でした。年齢も近いので、撮影の合間に話しながら撮影ができて、貴重な体験でした」と撮影を述懐した。

そして秋山監督は「大義くん、すごい俳優が参加して、そして君の後輩たちが魂のこもった演奏をしてくれて、すごい映画が完成しました。大義くん、おめでとう!」と天国の浅野さんに向けて言葉を掛けた。そして観客に「この映画は、決して悲しい映画じゃないです。浅野大義くんという一人の人間が、20年という短い時間でしたが、力の限り生き切った希望の物語です。大義くんが生きた証は、今日、こうしてスクリーンで見ていただいた皆さんの心のなかに残ればいいなと思います」と呼びかけた。

映画『20歳のソウル』は、5月27日(金)全国ロードショー

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