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2022年6月6日 00:36

成田凌、今が一番緊張していない状態! 葵わかな、お客様のリアクションが楽しみ! 杉原邦生の新しい『パンドラの鐘』 6月6日開幕!

取材・撮影/RanRanEntertainment

6月6日(月)に初日を迎えるCOCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』のプレスコール&取材会が6月5日、Bunkamuraシアターコクーンにて行われ、 取材会にはW主演の成田凌、葵わかな、前田敦子、玉置玲央、大鶴佐助、柄本時生、そして演出の杉原邦生が登壇した。

 

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本作は、1999年に故・蜷川幸雄の指名で野田秀樹が書き下ろした作品で、同年に蜷川が演出を手掛けたバージョンがBunkamuraシアターコクーンで、野田が演出を手掛けたバージョンが世田谷パブリックシアターにて“同時期”に上演され、大きな話題を呼んだ。今回の公演は、蜷川の七回忌を迎えることから、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンで上演されることになった。

公開されたシーンは太平洋戦争開戦前夜の長崎。古代遺跡の発掘が行われていて、考古学者カクナギ教授(片岡亀蔵)の助手オズ(大鶴佐助)は発掘物から古代王国の姿をよみがらせていく。古代に遡り、王の葬儀が行われている古代王国。ヒメ女(葵わかな)を王位に継がせようとする従者たちは幽閉している兄と一緒に葬儀屋も埋葬しようとする。ヒメ女はそのなかのミズヲ(成田凌)に魅せられ命を助ける・・・。

 

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プレスコール後の取材会では、成田は「初舞台ということで、何から何までが分からないという状況から、皆さんに手助けをいただきながら、今日を迎えることができた。今が一番緊張していない状態です」と今の心境を語った。また、舞台初出演について「一度やりたかったので、うれしかった」と振り返りつつ、「稽古が進んでいくと野田さんの書かれた本が表面からどんどん入っていって深くなればなるほど分からなくなる部分もあったんですけど、その部分も含め楽しくなって、皆さんと毎日稽古をして、日々どんどん緊張が無くなっていく感覚でした」と自信をみなぎらせた。

また、映像と舞台の違いを聞かれ「声が大きいところ!」と笑わせ、続けて「声が大きいということは体の使い方もすべてが違っていきますし、自分がいかに至らなかったかということにたくさん気づいて、毎日毎日反省の日々」と充実した稽古だったことを明かした。

つづいて、葵は「私は稽古をお休みにしてしまった期間があるので、体感的には(稽古の)短かったという感じですが、皆さんに親切にしていただいて、本番までには足を引っ張らず、いけるところまで追いつけたかなという気持ち。この作品がお客様に届いたらどんなリアクションが返ってくるか楽しみです」と意気込んだ。また、「現代と古代が交差していく話なので、最初の方は別々に稽古していた。繋げてみたとき自分自身も違う作品を観ているような、不思議な感覚を味わいながら進んでいったんですが、出演者の方とか稽古場での雰囲気がすごく良くて、いろんなことを聞きやすいし、教えてくれるし、素敵な雰囲気を作ってくださって、とても充実していました」と稽古場の雰囲気を紹介。

 

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本作の見どころについて、成田は「最初と最後のセットがこの作品の世界観を表わしていると思います。希望が見えるセットになっているところが好き」、そして葵は「衣装がすごく際立っていて、出演者の数がすごく多いなか、現代チームと古代チームのそれぞれのキャラクターが立っているところが、見ていて飽きのこない、いつもドキドキ面白く観ていただけるところ」、そしてオズの婚約者タマキを演じた前田は「“鐘”! 鐘はびっくりします。あとは現代と古代の色の違いにも注目して」とアピールした。

そして、演出の杉原は初日を直前にして、「稽古場で立ち上げたものがいい感じで立ち上がってきて、メキメキと新しい『パンドラの鐘』が出来上がっていることを実感しています。俳優の皆さんが新しい演出に挑んでいただき、今ならではの現在ならでは作品になっていいます。野田さんの演出、蜷川さんの演出とは違った『パンドラの鐘』をお届けできると思います」と胸を張った。さらに「俳優の皆さんが本当に素晴らしいと思います。ここに並んでいる若手の皆さんは、僕が本を読んだだけではイメージできなかった感性で、それぞれが新しい息を吹き込んでくださった。そして空間、音楽、衣装が素晴らしい」とキャスト、スタッフたちに称賛と感謝の言葉を贈った。

最後に葵「動きの華やかさ、それぞれのキャラクターの華やかさ、そして観た方が驚くような仕掛けが演出にたくさんあるので、まず目で観て楽しんでいただけると思います。その奥に野田さんの描かれた作品の持つメッセージがどうお客様に響くのか?ドキドキしている自分ですが、きっと現代に繋がる何かがあると思うので、それをしっかり届けられればと一生懸命頑張ります」、そして成田「楽しんでいただけると思います。見た目でも心でも全て楽しんでいただけると思います。今の時代のものだと思って考えて欲しいし、何よりも新しい『パンドラの鐘』を観ていただければ」と本作をアピールして締めくくった。

COCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』は、6月6日~28日に都内・Bunkamuraシアターコクーン、7月2日~5日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。

 

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