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2022年6月12日 13:32

木竜麻生、藤原季節と桜田通へどっちと付き合ってもくじけると思います! 映画『わたし達はかぞく』公開記念舞台挨拶

木竜麻生、藤原季節、桜田通 映画『わたし達はかぞく』

20代等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描いた映画『わたし達はおとな』の公開記念舞台挨拶が6月11日(土)に、新宿武蔵野館にて行われ、主演の木竜麻生、共演の藤原季節、桜田通、そして加藤拓也監督が登壇した。

 

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藤原演じる直哉は、一見優しそうに見えて実はとんでもなく無責任な面を持つ人物。そして桜田演じる将人は、優実(木竜)の元カレでありながらも、優実と別れた後もしつこくアプローチを仕掛け続ける人物。主人公・優実を演じた木竜は、「どっちと付き合ってもくじけると思います」と笑った。

 

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「僕はきわめて上品な人間ですから」と笑う藤原に、「すみません、どの口が言ってるんでしょうかね?」とツッコんでみせた木竜。藤原は「昨日、(SNS などで)感想を観ていたら、歴史的クズ野郎みたいに書かれて。これは褒められているのか分からないですけどね。(桜田)通くんなんかは、すごいストーカーみたいに書かれて。(木竜に向かって)歴史的クズ野郎と、ストーカーに挟まれてお疲れさまでした」と呼びかけた。

一方の桜田は「ストーカーではないと思うんですけどね。ただ愛情とか、自己表現があまり上手じゃない子なのかなとは思いましたが、演じる時は監督にご指導いただいて。僕は気持ち悪く演じたわけではなくて。ただただ純粋に、好きな人にアピールしていたら、そうなった」と述懐。加藤監督も 「それがいいんです。本人、真面目にやっているからいいんです」と頷いていた。とは言いながらも、そんな登場人物について加藤監督は「基本、出てくる人は嫌だなと思いながら作っていて。 基本的に好きじゃないですね」とコメント、会場は大笑いとなった。

 

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藤原も「さっき僕が、自分が演じた直哉の台詞をここで言ったんですけど、そうすると(その台詞の酷さに)場の空気が凍り付くじゃないですか。加藤さんが書いた台詞なんですけどね」と続けると、加藤監督は苦笑しながら「好きじゃないというのはギャグですけど。ただ、いい人だからいいことをする。悪い人だから悪いことをする、というのではなく。人にはいいところも悪いところもあって。単にいい人がいいことをしたから、気持ちよく終わるみたいな感じでは書きたくないなと思っていたという感じですね」と本音をと明かした。

 

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そんな本作について最後のメッセージを求められた桜田は「自分と見つめ合う時間を持ったり、普段仲良くしている友だちも裏ではこんなことをしてるのかなと勘ぐってしまい、人との信頼関係がギクシャクしすぎないように。すべては加藤監督が生み出したものだと、責任は加藤監督のせいにしながら観てください」とコメント。さらに藤原が「歴史的クズ野郎とか、ストーカーとか言われていますが、そういう人も明日は我が身だぞと。僕はこの映画を観て、過去の自分が、これからの自分がこうなっていないか。相手を傷つけたことを言っていないかと、ヒヤヒヤしながら観てしまいました」と続けると、木竜も「皆さんがいろいろとすてきなことを言ってくれたので、あまり多くは言わず、映画を観て好きでもいい、嫌いでもいいし、もう観たくないでも観たいでもいい。何か自分の中に思うことが生まれたり、残ってくれたらいいなと思います。今日は皆さんの前でご挨拶できて良かったです」と会場に呼びかけた。

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