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2022年9月8日 18:00

【後編】飯豊まりえインタビュー 映画『夏へのトンネル、さよならの出口』「この二人の世界は儚い感じ、その時にしかできない青春」

取材・撮影/RanRanEntertainment

 

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――今回の作品は主人公二人(塔野カオルと花城あんず)のひと夏の成長を描いていますが、飯豊さんにとっての夏の印象的なエピソードがありましたら聞かせてください。

父と朝早くにカブト虫を捕りに行った思い出ですね。子どもの頃、カブト虫が大好きでした。女の子にはファッションのゲームカードが人気だったのですが、男の子はムシキングというカブト虫のカードゲームが人気で、私は男子がやるようなかっこいいのが好きだったんです。野生のカブト虫が欲しいということで捕りに行ったんですが、結局捕れなかったんです。オオクワガタの幼虫を譲ってもらって孵化させて、でも生まれたら雌だったんです(笑)。そういうハプニングがありましたが、自然に帰してあげました。ひと夏の思い出ですね。

――花城あんずは転校先のクラスメイトからは話しかけづらい雰囲気を持っていましたが、あんずについてはどのように感じましたか?

魅力的ですよね。(転校生として)ああいう風にみんなから注目を集められるというのは、絶対的存在感というか、気になる存在ですね。

――飯豊さんだったら、あんずのような子がいたら声をかけると思いますか?

その人によって合わせると思います。(逆に)話したいのに話せないというのはきっと表情に表われていると思うので、そういう人には話しかけますね。全然そこに躊躇はないです。

 

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――飯豊さんご自身は高校時代のクラスの中ではどんな存在だったのでしょうか?

急に現れて、「みんなで楽しもう」とみんなをつなぎ止めて、一番先にいなくなってしまうという感じでした(笑)。

――あんずもカオルも、壁にぶつかるといった経験をしますが、飯豊さんはそういった経験をしたことはありますか?

あります、あります。

――(笑)。壁にぶつかった時にどうやって乗り越えていらしたのか、お聞きしたいです。

とある映画で演じることがちょっと怖くなってしまう出来事がありました。お芝居することが向いてないのかなと思ったりして。
けれどそのあとに「不便な便利屋」というコメディドラマに出逢って、自由にお芝居を先輩方とさせていただくうちにまた自分はお芝居が好きだ、楽しいなと再び思えることができました。そうやって乗り越えられたのはやはり人との出会いがあったからじゃないかなと思いました。

 

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――この作品で、あんずを演じて、得られたものは何ですか?

夏のアニメって夢だったんですよね。それは一つの夢が叶いました。主演のアニメというのはなかなか経験できないと思うので、この出会いも有難かったです。

――声優のお仕事への憧れは子どもの時からですか?

はい。子どもの時からです。ディズニー映画も全部観ています。ジブリ映画も全部観ているぐらい好きでしたし、小学校の時に学校から帰ってからお友達と遊ぶよりも、テレビを観る時間がすごく好きで、『ポケモン』も『おじゃる丸』もそうですし、いろいろなアニメを観ていました。声優さんたちの声も魅力的でした。

 

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――声の演技を意識したのはいつ頃ですか?

初めてアフレコをしたのが『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日)という戦隊ものでした。その経験が生きていたのか、ドラマで声の録り直しをすることがあるのですが、その時にいつも褒められるんです。ピッタリ同じテンションで同じ尺ではめることができるから「アフレコほんとにうまいね」と言われていたことがあって、アフレコが得意な方なんだと思っていました。『シティハンター』をやっていた時に、山寺宏一さんが褒めてくださって、「いろいろな役ができるよ」と言ってくださいました。

――声優のお仕事へのこだわりをこんなにお持ちだということに驚きました。

(俳優の仕事と)同じでないから面白いのかもしれないです。

 

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――では最後に、映画をご覧になる皆さまに向けてメッセージをお願いいたします

作画もそうですし、音楽も作詞作曲をeillさんがされていて、すごく素敵です。映像美と音楽と、私たちの掛け合いに注目していただきたいです。すごく夏にぴったりの爽やかさもあります。お祭りが終わった後の儚さ、お祭りの帰り道のような特別感であったり、夏休みの自由研究を秘密でやっているような、懐かしい感じと重なる映画だと思っています。昔を懐かしんで、今が素晴らしいということに気づいて、感じて欲しいなと思います。

――ありがとうございました。

 

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映画『夏へのトンネル、さよならの出口』
2022年9月9日(金)より全国公開
原作:八目迷「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊)
原作イラスト・キャラクター原案:くっか
監督・脚本・演出:田口智久
キャラクターデザイン・総作画監督:矢吹智美
演出:三宅寛治
CAST;鈴鹿央士(塔野カオル)飯豊まりえ(花城あんず)ほか
音楽:富貴晴美
アニメーション制作:CLAP
主題歌・挿入歌:「フィナーレ。」「プレロマンス」/eill
配給:ポニーキャニオン
製作:映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
公式サイト https://natsuton.com/

ヘアメイク:本岡明浩
スタイリスト:有本祐輔(7回の裏)

 

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<文:高橋美帆・撮影:早川善博>

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