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2022年9月19日 07:00

主演・役所広司、共演・菅田将暉&森七菜 映画『銀河鉄道の父』公開決定

主演・役所広司、共演・菅田将暉&森七菜『銀河鉄道の父』

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門井慶喜の「銀河鉄道の父」が映画化、主演・役所広司、共演・菅田将暉、森七菜がそれぞれ映画初共演を果たす。監督は、『八日目の蟬』『いのちの停車場』など、日本中に感動を巻き起こしヒット作品を生み出してきた成島出。

「銀河鉄道の父」は門井慶喜による第158回直木賞受賞作品。大量の宮沢賢治資料の中から賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、宮沢賢治の生涯を、父親の視線を通して活写する究極の親子愛を描いた傑作。

役所広司が演じる政次郎は、父の代から富裕の質屋を営み、家業と一家の主人として、責任感と情熱のある明治の男だが、長男・賢治が生まれると、明治の男には珍しく子育てに熱心で子供にはめっぽう甘い。

菅田将暉は宮沢賢治役を短髪坊主頭で挑んだ。本来は長男として質屋を継ぐのだが、それに反発し、学力もないのに学問の道へ進み、さらには商人家系にもかかわらず農業や宗教の道に進みたいと、親泣かせの我が道を行く息子。

父・政次郎と長男・賢治の人間味あふれる親バカ・ダメ息子のユーモアと苛烈な闘いの日々。森七菜は、そんな二人がお互いうまくいくように指南するなど、賢くしっかり者の妹トシ役を演じる。

撮影は今年の5月、6月で行われた。公開は2023年GW公開。宮沢賢治没後90年となる2023年(1896年8月27日生―1933年9月21日没)、不安定で激動の時代に人の心に生きる力を与えてくれる映画史に残る一本が誕生する。

 

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◆役所広司 コメント
宮沢賢治の父政次郎のことを「厳格だが、妙に隙だらけの父親だ」というような一文があり、これを手がかりに息子であり、作家宮沢賢治の大ファンの男を演じてゆこうと思いました。
また、この人物を作り上げる為に「花巻弁」を聞き取れるギリギリまで攻めてゆけば強力な武器になると信じ頑張りました。
成島組に集まったスタッフ、キャスト、素晴らしいチームでした!

◆菅田将暉 コメント
クランクイン前に、岩手県花巻市に行きました。
町の至るところに、宮沢賢治さんの言葉や生きた証が残っていて、その残り香を感じることができました。
ひとりの生き様が約100年後の今なおこれほど土地に影響を与えている。そして、その言葉や思想、物語は海を渡り世界中に伝わっている。改めてそんな事を思うと、あまりにも大役で身が引き締まりました。
しかし今回はその家族のお話です。賢治の父や母、妹、弟、祖父、家族との時間がいかに彼の人生にとって大切であったか。偉大な作品の裏側を想像すると、ひとりの何者でもない青年にも見えてきました。
役との出会いはいつも不思議な縁を感じますが、今回ほど出会えて良かったと思わされた現場も珍しいように思います。
過不足なく演じることは不可能かもしれませんが、自分なりに宮沢賢治と真摯に向き合わせて頂きました。どうか、宜しくお願いします。

◆森七菜 コメント
賢治の妹宮沢トシを演じさせていただくことになりました。森七菜です。「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」など、あの名作たちが生まれた時間を肌で感じることが出来た事は、今後の人生においてもとても貴重で豊かな経験になりました。宮沢賢治作品は国語の教科書などで読んだりもしていたので少し難しく考えてしまっていましたが、そんな若い世代の人にも、宮沢家の暖かく愉快で人間味溢れる時間が描かれたこの作品を通して、より宮沢賢治作品を楽しめるきっかけにもしていただけると思います。

映画『銀河鉄道の父』2023年 GW 全国公開

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