取材・撮影/RanRanEntertainment
『七人の秘書 THE MOVIE』公開直前イベント“秘書のお悩み相談会”が9月26日(月)に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョンが登壇した。
本作は、名もなき秘書として働く彼女たちが、裏では「類い稀な潜入スキル」、「極秘情報ネットワークへのアクセス能力」、そして時には「秘めた高い身体能力」を駆使して、人知れず弱きものを救う“影の軍団”として暗躍。まさに「現代版・必殺仕事人」として絶大な人気を博したドラマの映画版で、10月7日（金）に劇場公開される。
先日行われたド派手な完成披露試写会が話題になり、木村は「（逆に）この感じの方が好みです。イベント感が強くって、空気に飲まれた感じ」と感想を漏らすも、「登壇時にギャル･ピースは皆でやろうと話し合ってやったよね」と立ち直る。そのギャル･ピースについて、広瀬は「数日経ってから20代前半の女優さん達が映画の舞台挨拶で（違うポーズの）ピースをやっていて、そっちだね、やっぱり！」などと本題に入る前に、大盛り上がりとなった。
続いては、『七人の秘書』の番宣。本作公開直前にはドラマ版と映画版の繋ぎとなる新作のスペシャルドラマが10月2日（日）に放送される。代表して木村は「（前作の）ドラマの最終回は粟田口（岸部一徳）との激闘の末、なんとか勝利するけれども、私たちは秘書を辞めなければならなくなるところで終わっていたのですが･･･。私はなんとか秘書の仕事についたんですけど、そこの会社で命に関わる大問題が起きてしまい、その悪をぶっ潰すために皆が再集結するというお話になっています」と説明。七菜役の広瀬は「連ドラでもそうだったんですが（スペシャルドラマでも）相変わらず占い詐欺に遭ってます。事件を持ってくるという役は映画も変わらず、安定の七菜ちゃんって感じです」と補足。不二子役の菜々緖は「人生が激変するようなシーンでは、不二子がお母さんになっている感じなので、注目してください」、そしてサランを演じたシムは「スペシャルドラマでも映画でも初めてアクションに挑みましたので、ぜひ注目ください」とアピールした。
そしてようやく本題の“秘書のお悩み相談室”が始まった。劇中ではラーメン店「萬」で悩める人の依頼を受けミッションを開始することにちなみ、SNSで募集した悩みごとをここで解決する。
「普段から相談しないし、全然頼ってももらえない。ポンコツです」と話す広瀬に対し、菜々緖は「私は圧倒的にされる方が多いです」。木村は「（菜々緖に）『こうなんだよね？』って聞くと、答えとかアドバイスがサラッと出てくるので話したくなっちゃうんですよね」と納得。シムは「広瀬さんと同じくポンコツ。大人だから自分で解決しようと思って･･･」と答えると、広瀬が「ポンコツ27歳組です」とお互いを慰めた。そして木村は自身を「相談を受けても、重く受け止めない、割と聞き流ししちゃう。一方的に聞いてほしい方にとってはとても適切な人間だと思います」と答えていた。
まずは、『悩みごと１：猫の夜泣きで寝不足の毎日。寝られる秘訣は？』････木村は“楽屋には常に枕とヨガマットを持参し、休憩ごとに寝ている”という広瀬を指名。広瀬は「耳栓をするか、あえて猫の動画で鳴らすと猫が反応して猫本人は鳴かなくなるんです」と見事な解決法を答え、周りもびっくり。広瀬は「私はどこでも、『ここ（ステージ上）で目を瞑って寝て』って言われたら、ほんとに寝ちゃうから」と得意気だった一方、シムは「私は、ちょっと寝れないかもです。悩んでいるというか、いろいろ仕事のこととか･･･」。菜々緖は「アロマとかお灸。今セルフお灸とか売っていて、自分でツボを調べてそこに置いてちょっと温めたりすると結構眠くなります」とシムに奨めていた。
『悩みごと２：シャイで友達ができません･･･』････広瀬は「私はこう見えても、実は人見知りなんです。大体喋りかけてもらうのを待ってます。気をつけないといけないのは“私、恥ずかしいよ”って感じを出すと話しかけにくくなっちゃうからニコニコしてます！」と回答。ここでも菜々緖は「あまりにもシャイすぎて、うつむいちゃったり、辛そうな感じを出しちゃうと話しかけづらいっていうのがあるかもしれない。その空間にちゃんと馴染むように努力したり、アリスみたいに笑顔で頑張ってみるという歩み寄り方はすごく大事かもしれないね」と模範解答を示した。
『悩みごと３：思わせぶりをしてくる男子の撃退方法は？』････菜々緖は「普通に『やめて』って言うのが一番だと思いますね。期待したいのであれば、ちゃんと言うっていうのは本当に必要なことで、それをうやむやにしたり曖昧にすることによって、相手も“これぐらいだったらいいんだ”って思っちゃう。だからその反応とか受け答えだったり、表現をちゃんとすることがすごく大事と思うので、女性の皆さんはちゃんとイエス、ノーをはっきり言える人であってほしいと思います」。広瀬は「姉さん、かっこいい。すぐ出てきましたね。秒殺で最高でした」と称賛。菜々緖は「意思表示がちゃんとできる。『ありがとう』、『ごめんなさい』が言えれば人間大丈夫です」と総括。「『やめて！』って言っても、思わせぶりの態度をとってくる人には？」、MCに乗せられたシムはドラマで発する「懲らしめてやりますよ！」と言って大喝采を浴びた。
『悩みごと４：パソコンをサランさん（シム・ウンギョン）のように速く打てません。なにかコツは？』････シムは「私もまだ実際にやったことはないんですけれども、自分の好きな曲を流しながら、曲に合わせてタイピングすると役に立つみたい。そのぜひやってみたらどうですか？」と回答。木村の「記者の皆さんはどうやって速く打つんですか？」の逆質問も飛び出した。
『悩みごと５：靴下を脱ぎっぱなしの旦那を懲らしめる方法』････菜々緖は「靴下脱ぎっぱなしの旦那さんを選んだあなたも良くない。それは本当自業自得なんです。こういうことも念頭に置いて結婚するわけですよね。旦那さんも靴下を片付けてもらうために彼女を奥さんにしたわけではないはずだから、お互いの解決策を探すのが一番」と回答すると、広瀬は「以前ニュースで菜々緖さんのインスタのストーリーではバッサバサ斬る（と出ていたが）、それかなと思います」と厳しい意見に同意。ここでも、シムの「「懲らしめてやりますよ！」が飛び出した。
『悩みごと６：大好きな人がインスタのストーリーを見てくれない』････広瀬は「逆に、ストーリーを見てくれるけど、その人の本質を見てくれなかったらどうするの？直接会って話すのが一番」と言う。菜々緖は「SNSに依存しすぎ。なんでもSNSを通してやろうとしすぎているし、それこそアリスの言うように本音で話し合ったり、嘘偽りないものをぶつけ合うのがやっぱり大切な人とするべきもの。この悩みがあるっていうのもすごく幸せなことですけど、もっと違う幸せを見つけるべき」と諭すように回答。木村は「そういう風に思える青春時代を過ごしたかったです」と振り返っていた。
最後は、『悩みごと７：どうやったらラーメンを美味しいと思う人生を送れますか？』････木村は「『七人の秘書THE MOVIE』を観ていただいたら、美味しく食べられると思います。それぐらいスカッと気持ちいい作品になっていますので、『七人の秘書THE MOVIE』を観た後はラーメンに行ってください」と笑顔で締めくくった。
映画『七人の秘書THE MOVIE』は、10月7日(金)全国東宝系にて公開される。
