取材・撮影/RanRanEntertainment
ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』のフォトコール&取材会が、初日を迎える1月7日(土)の午後、日生劇場にて行われ、取材会には小瀧 望（ジャニーズWEST）、木下晴香、益岡 徹、そして上演台本・演出の瀬戸山美咲が登壇した。
本作はロンドン・ミュージカル界の巨匠サー・アンドリューロイド=ウェバー作曲、ベン・エルトン脚本・作詞による大ヒットミュージカル。北アイルランドでIRAの武力戦争が激化するなか、プロサッカー選手になることを夢見る主人公、ジョン・ケリー（小瀧）。愛する恋人メアリー（木下）や仲間たちに囲まれ、ひたむきに生きる青年が、熾烈な争いへと巻き込まれ、人生を大きく左右する選択に迫られる･･･。
会見では、ミュージカル初挑戦の小瀧が「みんなにおんぶにだっこで助けられていますし、30歳手前ぐらいに（ミュージカル挑戦）できたらいいなと思っていたので、びっくりはしたんですけど、挑戦できることを本当に嬉しく思います。今回は座長という立場ですけど、信頼できる仲間ばかりで、人に恵まれていると思いますし、増岡さんの重みのあるエネルギーを感じながら、舞台に立てています。とにかくみんなに追いつこうと思って頑張っています」と心境を語った。
小瀧は歌唱方法について「歌稽古が9月ぐらいから始まっていて、音楽監督の指導の元、ボイストレーナーさんと一緒にやらせていただいた」と話し、具体的には「顎をリラックスさせて、“力を抜いて”ということをもっと専門的なものを使ってやりました。ジャニーズWESTではロックを歌うことが多く、喉を鳴らす歌い方が多いので、気を抜いたら喉を鳴らしてしまって、その癖を取るのが少し大変でした」と苦労の程を明かした。
木下は、小瀧の歌唱について「初ミュージカル感を感じさせず、本当にすごいなと思いながら見ていました」とお褒めの言葉を発すると、小瀧は「もったいないお言葉」とテレながら、木下の歌唱を「歌のパワーというか、こんな細い体からどれだけの声量が出てくるんやって毎回思います。（皆さんが思っている）20倍ぐらいスゴイです。初ミュージカルで同世代の大スターとデュエットさせていただくなんて恐れ多いですし、でもそれが追いつきたいというモチベーションになっています」とコメントした。
ジャニーズWESTのメンバーは観にくるか？の質問に小瀧は「どこかしこで劇中歌を歌っていたら、メンバーが歌を覚えてしまって･･･。メンバーには酒好きが多いので、特に1幕の『とにかく酒を飲むぞ』（を覚えてしまった）。中間(淳太)、神山(智洋)は、『観に行くときは一緒に歌うわ』と言っていました」と笑わせた。
本作の見どころについて、小瀧は「登場人物全員の生命力とエネルギーです。この舞台上の人たちは、明日命があるかも分からない人と隣り合わせで生きている人たちの物語なので、僕たちが1日1日を全力で120%を出して、この生命力を感じてもらいたいですし、今まさに海を挟んでこういうことが行われていますが、戦争、紛争、分断がいかに無意味ということを伝えられる作品だと思っています」とコメント。そして、最後に「2023年、年明けからこんなに素敵なキャスト、素敵な曲、素敵な演出家さんと幕開けをできるということを本当に嬉しく思います。最後まで走りきれるように、キャストスタッフ一同頑張ります」と締めくくった。
フォトコールでは1幕の冒頭より、サッカーの試合のシーンを経て、ジョンとメアリーがキス・抱擁するところまで。そして2幕の冒頭、二人の婚礼のシーンが披露された。
ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』
2023年1月7日(土)～26日(木) 日生劇場
