取材・撮影/RanRanEntertainment
音楽劇『逃げろ！』～モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ～の公開ゲネプロが2月3日(金)に都内で行われ、会見には橋本良亮（A.B.C-Z）、佐藤流司、渡邉美穂、弓木大和、内河啓介、細見大輔、篠井英介、村井國夫が登壇した。
後段左から：弓木大和、細見大輔、内河啓介
前段左から：渡邉美穂、佐藤流司、橋本良亮、村井國夫、篠井英介
本作は、モーツァルト作曲、３本の傑作オペラ『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』の台本を書いたイタリア詩人で台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテの奇想天外な”逃げる”人生を、史実をもとにロック・アレンジされた疾走感あふれる音楽にのせて、鋭く描き出す。ロレンツォ・ダ・ポンテを橋本、モーツァルトを佐藤が演じる。
橋本は本作について、「衣装を見ていただくと分かる通り、何が生まれるんだろうと不思議な空間だと思います。中身もすごいんです。セットも何もない、3D映画のような、飛び出し絵本のような作品になっています」と説明。そして、「ダ・ポンテはあまり知られていない人物なので、そんな人物を演じるのは不安でした。演じるのは難しいですが、頑張りたいと思います」と意気込んだ。
一方、佐藤は「公演時間は長くない、2時間以内に収まるような作品ですが、VHSの3倍録画くらいボリュームがあると思います。結構なセリフ量があり、感情の起伏も目まぐるしく、動き回るので、普通の舞台以上に楽しませられると思います」とアピールした。
ココ（何かワケアリなイタリア人）役の渡邉は「音楽劇なので、お話も注目してほしいし、音楽も楽しんで観てもらえたらいいなと思っています。女性キャストが１人なので、皆さんのかっこよさに加えて、華やかさや、艶やかな要素を添えられたらいいなと思っています」と挨拶。
バレッラ（ダ・ポンテの身の回りを世話する少年）役の弓木は「バレッラが皆さんの心を明るくしたいと思っています。音楽もお楽しみください」と話し、サリエリ役の篠井は「時代ものではあるにも関わらず、奇想天外。うわーというスピードで発展していって、どんなことが起きるのか。かなりアバンギャルドな舞台になっていると思うので、見ものです。ぐんぐんと引き込まれること間違いなしです」、ヨーゼフ2世役の村井は「老骨に鞭打って頑張りたいと思います。頭からロックが流れているので、刺激的な舞台になると思います」とそれぞれコメントを寄せた。
これまでの稽古について聞かれると、橋本は「みんな、毎回、芝居を変えてくるんですよ。それを見るのが楽しかったです。それを見て成長していきたいと思いました」と話した。そんな橋本の座長ぶりを渡邉は「女性１人ということもあって正直不安だったんですが、たくさん話しかけてくださったり、毎日、『ココ、元気か？ 寝れたか？』と確認してくださった。そういう一言で緊張がほぐれたので、素敵な座長だと思って、必死についていきました」と明かした。
音楽劇『逃げろ！』～モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ～は、以下の日程で上演。
福岡公演：2月10日(金)～12日(日) キャナルシティ劇場
大阪公演：2月17日(金)～19日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京公演：2月21日(火)～3月1日(水) 新国立劇場 中劇場
