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2023年2月9日 05:00

黒木華・主演 映画『せかいのおきく』声を失ったけれど恋をした。彼に伝えたい言葉がある 本予告&本ビジュアル完成

黒木華・主演 映画『せかいのおきく』

『せかいのおきく』両A面チラシビジュアル《表面》-(002)

主演・黒木華、共演・寛一郎、池松壮亮。名匠・阪本順治の最新作『せかいのおきく』が4月28日(金)に公開。おきく、22歳。声を失ったけれど、恋をした。彼に伝えたい言葉がある。だから今日、どこまでも歩いて会いに行く。〈人と人のぬくもり〉と〈いのちの巡り〉を鮮烈なモノクロ映像で描いた『せかいのおきく』の本予告が完成。また、おきくの姿を捉えた、「この世界の片隅に」の作者で漫画家のこうの史代氏による描き下ろしイラストを配した、豪華な両A面の本ビジュアルも完成した。

初解禁となった本予告は、長屋で暮らす武家の娘、おきく(黒木華)が、紙屑拾いの中次(寛一郎)と下肥買いの矢亮(池松壮亮)との雨宿りでの出会いのシーンからスタート。身分の低さを理由に身を引きながらも、おきくへの想いを胸に秘める中次と、強気に振舞う反面、中次へのいじらしい恋心を隠せないおきく…など、切ない恋模様も伺える。しかし、ある日、おきくは悲惨な出来事に巻き込まれてしまい、喉を切られ声を失ってしまう衝撃のシーンが…。

過酷な運命に見舞われ、声を失いながらも、身振り手振りで精一杯に気持ちを伝えようとするおきくを、黒木華が繊細かつ感情豊かな演技で体現し、観る者の心に迫る。また、おきくに淡い思いを寄せる中次を寛一郎が表情豊かに演じ、劇中の長屋のシーンでは、おきくの父(佐藤浩市)と厠で鉢合わせ、映画タイトルにもある「せかい」の言葉にまつわる会話を繰り広げる。さらに、江戸の循環型社会を象徴する下肥買いの矢亮を池松壮亮が躍動感あふれる演技で見せ、貧しいながらも生き生きと日々の暮らしを営む長屋に集う人々を、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司らベテラン俳優が絶妙なアンサンブルを披露している。

江戸末期、東京の片隅。つらく厳しい現実にくじけそうになりながら、それでも心を通わせることを諦めない若者たちを描いた本作。墨絵のように美しく、鮮烈なモノクロ映像で綴った至高の日本映画を予感させる本予告が完成した。

予告映像: https://youtu.be/MCcKdPxwhdA

映画『せかいのおきく』の「両A面」仕様の本ビジュアルも完成。こうの史代氏による描き下ろしイラストを配置した片面。もう一面は実写版で、サントリーウーロン茶中国シリーズ、ユナイテッドアローズ、とらや等の広告制作およびアートディレクションや、映画『誰も知らない』(04)や『海よりもまだ深く』(16)などの宣伝美術を手掛けた葛西薫氏による、おきく(黒木華)、中次(寛一郎)、矢亮(池松壮亮)の三人が厠の軒先で雨宿りをする印象的なシーンが切り取られた、品格と風情を併せ持ったビジュアルを配している。

こうの史代氏のイラストをいち早く見た黒木華は、「墨絵のようなモノクロとは対照的な、こうのさんが描くカラーのイラストからは、おきくの真っ直ぐさや強さが滲み出ていて、また新たな世界観を感じられました。このようなかたちで描き下ろしていただくことは初めてなので、とても嬉しいです。」とメッセージを寄せている。

映画『せかいのおきく』
2023年4月28日(金)GW全国公開

 

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