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2023年2月24日 21:41

早乙女太一、倉科カナ共演!KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『蜘蛛巣城』2月25日(土)開幕!

早乙女太一、倉科カナ共演!『蜘蛛巣城』

2月25日(土)に初日を迎えるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蜘蛛巣城』。2月23日(木)にはフォトコールおよび取材会が行われ、取材会には早乙女太一、倉科カナ、長塚圭史、そして演出の赤堀雅秋が登壇した。

 

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撮影:阿部章仁(掲載写真全て)

 

シェイクスピアの四大悲劇の一つ『マクベス』をベースに、日本映画界の巨匠・黒澤明監督が戦国スペクタクル作品に仕立て上げた映画「蜘蛛巣城」を赤堀雅秋の演出により舞台化。マクベスにあたる鷲津武時役を早乙女太一、その妻浅茅役を倉科カナが演じる。そして、主君殺しの濡れ衣を着せられる軍師・小田倉則保役(マクダフ)をKAAT神奈川芸術劇場芸術監督でもある長塚圭史、武時の盟友で武時と共に予言に翻弄される・三木義明役(バンクォー)を中島歩。そして武時らの運命を大きく変える森に棲む老婆役を銀粉蝶が演じている。

 

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蜘蛛巣城の城主・都築国春(久保酎吉)は味方の謀反により苦戦をしいられていた。一の砦の大将・鷲津武時(早乙女)と二の砦の大将・三木義明(中島歩)は隣国との激しい戦いの末、蜘蛛手の森の中をさまよっていると、二人は森に棲む謎の老婆(銀胡蝶)と出会い、二人は予言めいたことを告げられる。武時には「今宵からはあなたは北の館のお殿様、やがては蜘蛛巣城のご城主様」、義明には「あなたのお子はやがて蜘蛛巣城のご城主様」。この予言を聞いてから武時とその妻・浅茅の運命は大きく変わり、予言に誘われるかのように動き出す――。

 

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取材会で、早乙女は本作の見どころについて「この作品は(鷲津)武時と浅茅が主軸の話にはなっていますが、二人の周りの登場人物たちも奥行き深く描かれていて、観る方によっては武時と浅茅だけでなく、ほかの登場人物のストーリーにも共感できる部分があるのでは、と思います。色々な立場の人たちの、何気ないシーンに心惹かれる一瞬があり、本当に、たくさんの人たちのストーリーが見えてくる作品」とコメント。

また、共演の倉科について「役同様、力強くドシッと構えられていてお芝居の面でも本当に助けられていて、いつも支えられている」と称賛。そして、初日に向け「稽古場の時から、一瞬一瞬をキャスト全員が真摯に向き合って、こういった時代に生きる人たちを演じるからこそ、体中から血を湧き立たせる想いで挑んでいます。稽古が始まって1カ月半ほど経ちましたが、この時代に生きている人間のエネルギーと、その人たちの繊細な心情を、稽古場で皆さんとともにしっかりと作りあげてこられたと思いますので、早く皆さまにお届けしたいと思います」と意気込んだ。

 

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浅茅役を演じる倉科は「武時と浅茅が、頂点に立って二人の気持ちが一致したところから、別々の方向に墜落していくシーンがお気に入りのシーンなので、どのシーンか皆さんに探していただけたらと思いますし、武時と浅茅はどの瞬間が一番幸せだったんだろうと探しながら観るのも楽しみ方の一つかなと思います」と見どころを紹介。早乙女について「最初クールな方という印象だったのですが、場をほぐしてくださったり、新たな一面も拝見して、すごく魅力的な方だなと思いました。一緒にお芝居をしてみると、全てにおいて繊細で、俳優としてすごく尊敬できる方。今回の舞台は早乙女さんと夫婦役として夫婦愛を表現することがとても大切なのですが、役作りの上でも、自然に慕うことが出来て、とてもありがたい存在だなと思っています」とニッコリ。

初日に向け「全員一丸となって稽古をしてきて、早く皆さんにお届けしたいなという想いで、気を引き締めると同時に、気合が入っております。全ての公演で浅茅として生きることができればいいなというのが目標で、『マクベス』とも(映画の)「蜘蛛巣城」とも違う、新たな感情が芽生えるようなストーリーになっているので、全ての公演を浅茅としてしっかり生きて、儚く散っていきたいなという思いです」と浅茅としての思いを噛みしめていた。

 

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小田倉則保役を演じる長塚は芸術監督として「赤堀さんは一貫して市井の人々の機微を描く作品を手掛けてこられましたが、何か違うスケールの作品をやっていただきたくて、本作を赤堀さんにお願いしました。それから私は、思いがけなく赤堀さんから出演依頼をいただいて、小田倉という大事な役を演じさせていただいております。本当に時間をかけて創ってきているので、良い作品にしたいと思っています。楽しみにしていてください」とコメント。

赤堀(上演台本・演出・出演)は「早乙女太一と倉科カナという若い夫婦のエネルギーでより生々しく青臭く、リアリティのある、今を生きるお客様の心に届く作品になれば、という思いで作っております。早乙女さんも倉科さんもとても繊細に大胆に力強く演じてくれているので、現代のお客様の心を揺さぶるような作品になっていると思います。ぜひ特に若いお客様に足を運んで観て頂きたいなと思っています」と本作をアピールした。

 

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舞台『蜘蛛巣城』
神奈川公演: 2月25日(土)~3月12日(日) KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉
兵庫公演:  3月18日(土)、19日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
枚方公演:  3月25日(土)、26日(日)枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
山形公演: 3月30日(木) やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) 大ホール

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