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2023年3月3日 00:06

尾上菊之助「名シーンのオンパレード」 『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』初日前会見開催

取材・撮影/RanRanEntertainment

木下グループpresents『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』初日前会見と公開フォトコールが3月2日(木)にIHIステージアラウンド東京で行われ、尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、中村梅枝、中村萬太郎、中村米吉、中村橋之助、上村吉太朗、中村芝のぶ、坂東彦三郎、中村錦之助、坂東彌十郎、中村歌六が登壇した。

 

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後段:中村芝のぶ、中村錦之助、尾上松也、中村歌六、坂東彌十郎、中村萬太郎
前段:上村吉太朗、中村米吉、坂東彦三郎、尾上菊之助、中村獅童、中村梅枝、中村橋之助

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本作は、大いなる脅威『シン』に立ち向かう少年と少女の切ない物語を描いた「ファイナルファンタジー」シリーズ屈指の人気ゲームタイトル『ファイナルファンタジーX』を新作舞台として初上演する作品。菊之助が自ら企画と演出を担当し、主演のティーダ役も務める。

 

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菊之助は、「2020年から始まりましたこのプロジェクトがいよいよ初日を迎えます」と感慨深そうに話すと、「原作の世界を尊重しつつ、歌舞伎の世界と融合し、ダイナミックで美しく心に響くメッセージが届けられると思っています。『ファイナルファンタジーX』は世界で人気のあるゲームです。世界に向けて、互いを思いやり、愛し、諦めない心、前向きな姿勢、亡くなられた方への鎮魂、そして未来への元気をお届けしたいと思っております」と意気込んだ。

今回は、原作へのリスペクトを忘れず、再現度の高いシーンが多いと作りとなっているが、見どころを聞かれると菊之助は「一場面一場面、名シーンのオンパレードになっていますので、絞るのは難しい」としながらも、「ブリッツボールの試合やマカラーニャの森のシーン、父親ジェクトと心を通わせるシーンはぜひ期待していただきたい。原作を好きな方は、『ここを再現してくれたんだ』と思っていただけると思います」と語った。

 

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また、アーロン役の獅童は「『ファイナルファンタジー』の世界に歌舞伎の醍醐味である立ち回りや踊り、音楽では長唄や義太夫などが融合していますので、歌舞伎を見たことがないお客様、それから歌舞伎の上級者の方にも楽しんでいただける舞台になっていると思っています」とコメントした。

 

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今回は、客席が360度回転する「IHIステージアラウンド東京」での上演であることから、その舞台機構にも注目が集まる。シーモア演じる松也は、2018年に上演された新感線☆RS『メタルマクベス』disc2で同劇場のステージに立った経験があることから、「改めてこの劇場の面白さを実感しています。お客様が一体となって、より没入感を体験していただける劇場かなと思います。客席が回ることによって転換の時間もなく、ずっと物語に浸っていただけます。特に『シーモアとの戦い』のシーンはこの劇場の特性を生かした立ち回りになっていますので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います」とアピールした。

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ユウナの「異界送り」のPVも話題となった米吉は、「観ていただいた数だけ関心、ご興味があるというのはありがたいと同時に、しっかり勤めないとという怖さもあります。PVでは映像と踊りを融合させたものでしたが、舞台では舞台機構と映像と音楽、あらゆるものが詰まっています。ぜひ劇場でご覧いただけたらと思います」と思いを述べた。

なお、この日のフォトコールでは、オープニング映像、ティーダとアーロンたちがシーモアと戦う「シーモアとの戦い」、そしてユウナの「異界送り」の3シーンが披露された。

木下グループpresents『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』は、3月4日(土)~4月12日(水)にIHIステージアラウンド東京(豊洲)で上演。

 

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