取材・撮影/RanRanEntertainment
熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第9弾 東京喜劇『幕末ドラゴン～クセ強女と時をかけない男たち～』の製作発表記者会見が3月13日(月)に都内で行われ、座長の三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之というお馴染みのメンバー、そしてゲスト出演の檀れいと玉井詩織（ももいろクローバーZ）が登壇した。
2年前に70歳を迎え最近謎の関節痛に悩まされたと紹介された三宅は「去年のSET（スーパー・エキセントリック・シアター）の千穐楽が終わった途端、急に声が出なくなって、動けないぐらい全関節が痛くなりました。関節リュウマチらしいんですけども、いろいろやってるうちにケロッと治りましたので、全力でこの一座に尽くして行きたい」と意欲を示し、さらにコロナ禍のなかで熱海五郎一座は一度も中止せずに公演を遂行できたことを誇らしげに語った。そしてオチは「ただ、打ち上げは1回もやっていないです。今となっては打ち上げの大切さが本当によく分かります。今年は打ち上げをよろしくお願いします」と長々と前置き。ここから本題。「爆笑の連続で最後、感動に持っていくという作り方は今回も全く変わっておりません」と大筋を説明。
二人のゲストについて「檀れいさんとは10年前に、『コントの劇場』という番組で一緒にコントをやらせていただきました。今回も全然違う檀さんを見ていただくような形に持っていきたいと思います。しおりん（玉井）とはももクロの番組で、ボケとツッコミ両方できるのを目撃しています。今回はそれを存分に発揮していただいて最高作にしたいと思っております」と太鼓判を押していた。
三宅が本作のストーリーを紹介。年寄りで構成されたミュージカル劇団が新選組の芝居をしている最中にタイムスリップして、幕末に行ってしまい、龍馬の暗殺を阻止してしまう。このままだと歴史が変わってしまい、元に戻さないと全員の存在がなくなってしまうため、元に戻すべく全員が苦労して、現代に戻ってくるというお話。「檀さんの役は（竜馬の妻）お龍さんです。『幕末ドラゴン』のドラゴンはお龍さんのこと。そして、しおりんはこの一座を立ち上げた亡き父親の娘で、一座が嫌いだから何とか切り倒すそうとしている気持ちのままタイムスリップしてしまった」と紹介。竜馬役を東と深沢（Wキャスト）、残りのメンバーは劇団員役となる。
三宅は檀、玉井に言及。「感動のラストを握っているのは檀さんとしおりんの役。もちろん2人には歌って、踊っていただきます。我々がバックでハーモニーをつけますけど･･･」と紹介した。
一座のメンバーがバックに付いての歌唱を問われた檀は「せっかくなんで、絶対歌いたいよね」に、三宅は「檀さんはこのメンバーの実力を知りません」と苦笑。一方の玉井は「ぜひコーラスに入っていただきたいです」と笑顔で話すと、三宅は「（その言葉で）ものすごく自信がつくと思います」と楽しみにしている様子だった。
喜劇の魅力を問われた檀は「人を笑わせるお芝居って本当に難しいなと思って、まだまだ分からないことだらけなので、『幕末ドラゴン』で皆さんからいろいろ吸収できたらいいなっていうのは思っています」と真摯に答えていた。
ももクロ・メンバーたちの反応を問われた玉井は「みんなすごい喜んでくれましたし、（舞台観劇を）楽しみにしてくれています。三宅さんが私達の番組に出演してくださったときに、（熱海五郎一座・ゲスト出演依頼を）私に話してくださったんですけど、みんなちょっと悔しそうでした」とニッコリ。また、アドリブなど喜劇への対応について「私もグループで15年間培ってきた経験を武器に、全力で対応していきます」と胸を張った。
ここで、昇太へも質問。この二人の女性をお城に連れていくとしたら、どこが面白い？お城好きの昇太は「二条城ですね。今回の舞台で新撰組なので、多分京都が舞台になるでしょうし、二条城は御殿が残っていて、御殿がゴージャス。お二人にはピッタリです」と即答していた。
熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第9弾
東京喜劇『幕末ドラゴン～クセ強女と時をかけない男たち～』
2023年5月31日(水)～6月25日(日) 新橋演舞場 全33公演
[チケット一般販売] 3月26日(日) 10:00より電話予約・Web販売開始
