薮宏太＆綺咲愛里 ミュージカル『She Loves Me』
ミュージカル『She Loves Me』の初日前会見が5月1日(月)に日比谷・シアタークリエにて行われ、薮宏太（Hey! Say! JUMP）と綺咲愛里が出席した。
本作は、1963年にブロードウェイで初演され大絶賛を浴びた名作で、日本では市村正親と涼風真世のコンビで1995年に初演された人気作品である。作曲・作詞は希代の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』のジェリー・ボックとシェルドン・ハーニックのコンビ。クリスマスを舞台に繰り広げられる優しいストーリーと温かな音楽が観る者の心を癒す、キュートでロマンティックなミュージカルだ。
会見で、薮は「13年ぶりにジョージを演じ、シアタークリエの楽屋に入るのも13年ぶり。楽屋にいながら喜びを感じています。当時は19歳、こうやってお仕事を続けさせていただくと、こういうご褒美もあるんだな」と感慨深げに語った。
また、初日に向け手応えを問われ「ジョージとしてのいろんな感情が蘇って、その懐かしさもありましたし、自分の人生でいろんな喜怒哀楽を経験してくる中で、新たに自分のお芝居の引き出しとしての13年間の人生が、ヒントになっていく部分もあるんだなと思いながら、稽古していました。役柄的にも喜怒哀楽がはっきりしているので、そういったところも皆さんにはより鮮明に楽しんでいただきたい。この13年の間にお芝居、ミュージカルの経験もさせていただき、表現の幅が広がったと思います」と本番に向け自信を覗かせた。
アマリアを演じる綺咲は、薮の印象について「いつも飾ることなくニュートラルでいてくださったし、笑顔がものすごく可愛らしい」とベタ褒め。薮は「よく言われます（笑）。でも稽古場ではマスクをしてやっていたので、目元しか見えないですけど」と照れていた。
一方、薮は綺咲の印象について「堂本光一くんの『Endless SHOCK -Eternal-』(2022)を観劇したとき、リカ役（の綺咲）が僕の相手なんだというのはすごくびっくりしましたし、（『She Loves Me』の）稽古もタイトで、二人の掛け合いが多い中、台本を持たずにセリフを覚えていてさすがだなと思いましたし、歌声も素晴らしい」と称賛した。
『She Loves Me』再演について、薮は「（初演時も観劇してくれた）A.B.C.-Zの河合（郁人）ちゃんが『まじか！』と一番反応がすごかったです。今回は河合ちゃんを初めA.B.C-Zのみんなに来てほしい」と話し、Hey! Say! JUMP!のメンバーには「カツカツなスケジュールだとなかなか来れないメンバーもいるですけど、大体来てくれますね。13年前は客席を練り歩きながら『She Loves Me』を歌っていて、僕の目の前に八乙女（光）が座っていたので、ウインクをかましてやったら、それにすごく打たれたみたい。今回もそれくらいの気持ちでバチバチやりますよ」と初日に向け、気合いを入れていた。
ミュージカル『She Loves Me』
東京公演：2023年5月2日(火)～30 日(火) シアタークリエ
大阪公演：6月3日(土)、4日(日) 東大阪市文化創造館
名古屋公演：6月8日(木)～10日(土) 御園座
