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2026年5月29日 21:11

山下美月「今年の夏は成瀬と共に爽やかに全力で駆け抜けたい!」 舞台『成瀬は天下を取りに行く』記者会見

2024年「本屋大賞」をはじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈による大人気小説『成瀬は天下を取りにいく』とその続編『成瀬は信じた道を行く』を舞台化。7月4日(土) 東京・サンシャイン劇場を皮切りに、京都、滋賀にて上演される舞台『成瀬は天下を取りにいく』の記者会見が5月29日(金) に都内で行われ、本作が初の舞台単独主演となる山下美月、共演の藤野涼子、山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子、そして脚本・演出のG2が登壇した。

はじめに、G2は「お話いただく前から原作のファンだったので、やりたいとは言ったのですが、よくよく読むと連作なので1本にするのはすごく難しい。そこをなんとか1本の物語になるように頑張って、既に台本を書きました。僕もせっかくですから、ちょっと変わった演出とビジュアル演出も考えていて、(キャストの)皆さんが『これは面白い!でもどうやって芝居するんだろう?』というものをまずビジュアルとして飾って、そこからあとはずっと音楽劇のように音楽、生ピアニストがいながら、コラボレーションしていく。(原作は)連作短編なので、それぞれの回のキャラクターの出ている部分が少ないので、中途半端なバラバラの作品にならないよう、全員がほとんど全部の場面になぜか出ている!全員一丸となって作っていくっていうことをやっていきたい。今日も若い子(キャスト)たちのキラキラした目を見て楽しみでなりません」と舞台の展開を披露した。

成瀬あかり役の山下は「この作品のお話をいただいたのは去年の夏頃。どの書店にも成瀬の顔がたくさんいて、大人気の原作は本当に面白く、たくさんの方から愛されているのが分かりました。G2さんの演出の構成を今初めて聞いたので、若干プレッシャーになりつつも、本当に本当に楽しみで、今年の夏は成瀬と共に爽やかに全力で駆け抜けたい」との意気込みを語った。

成瀬あかりの親友・島崎みゆき役の藤野は「いろんなことに果敢にチャレンジしていくあかりへの憧れと尊敬の気持ち、そしてこんな子が友達だったらいいな、こんな子が近くにいたら自分もすごく前向きになれるだろうなと思いながら原作を読んでいたので、まさか自分があかりの親友役を演じることができるのはすごく楽しみです。私自身、結構おてんばで周りが見えてないところもあるんですけど、今回は成瀬あかりの一大ファンとして隣で見守っていけたらいいなと思いますし、素敵な共演者の方々とG2さんと楽しい舞台を作れたらいいなと思っております」と笑顔で話した。

山下と藤野は初共演。お互いの印象を問われ、山下は「同い年ですもんね。二人でできるのがすごく嬉しいなと思いましたし、藤野さんは映像作品でのイメージが強いので、ちょっとクールな方なのかな」と藤野に問いかけると、藤野は「そう言っていただきすごく嬉しいですけど、(実際は)ふわふわしている。ポスター撮りのときに(山下が)一人旅行されることを聞き、私も一人旅するので、ひとつ共通点が見つかってよかったなと思っています」と話した。

さらに、山下、藤野に加えISSEIは久しぶりの高校生役。演じる上で意識することは?という質問も。山下は「成瀬シリーズは中学生、高校生、そして大学生まで描かれているので、この会見が始まる前に 3人で中学生役はちょっと厳しいかな!みたいな話もしつつ、舞台なので、ちょっと遠目から見ればいけるかなとか思ったりしています(笑)。でも成瀬の役柄でいうと、あまり年齢は関係ない。幼少期から成瀬あかりのキャラクターとして芯が強く、このままで育ったんだろうと想像できるので、高校生は若い!ということに捉われ過ぎずに、自分たちの青春を楽しみたいという意気込みでいます」と力を込めた。

成瀬のバイト先のクレーマー・呉間言実役の山崎は「私はクレームをいっぱいつける役なんですけども、溜め込むタイプなので、普段はクレームをつけないです。だから役作りのためにクレームをつけていこうと思っているんですが、なかなかできず、スーパーに行ってもクレームをつけられず・・・。なので、相方にクレームをつけるところから始めようかなと思います」と笑わせた。

成瀬を気にかける広島県の男子高校生・西浦航一郎役のISSEIは「成瀬あかりの自由な部分に振り回される西浦くんの、心が変化していく部分をしっかり演じていきたいと思いますし、今年の夏をめちゃくちゃ盛り上げて、素晴らしい舞台にできたらなと思っています」と意気込んだ。

成瀬の父・成瀬慶彦役の天宮は「G2さんのことですから、舞台装置がとんでもないことになっているんだろうと、この作品をどう演出されるのか、非常に楽しみにしています」と演出に期待を寄せ、成瀬の母・成瀬美貴子役の田畑も「G2さんの舞台はすごく疲れるんです。でもやり切ったというのが毎公演(の感想)で、ひと筋縄ではいかない。今回お母さん役ということで、休憩時間がいっぱいあるかもと思っていたんですけど、(G2の言うように)『全員が舞台に出ている』ので、他にもたくさんの役をやれるんだと今からすごく楽しみです」と同調した。

宮島未奈先生から「この度は『成瀬は天下を取りに行く』の舞台化、おめでとうございます。原作者としてはどのような舞台になるのか気になっていたのですが、キャストの皆様の動画コメントを見ると、登場人物それぞれに命が吹き込まれたような気がしました。 中でも主人公の成瀬あかりは唯一無二のキャラクターだけに、山下美月さんはもしかしたらプレッシャーを感じていらっしゃるかもしれませんが、成瀬は自由なので、伸び伸び演じていただけたら幸いです。原作ファンの皆様にもご満足いただける舞台になると思っていますし、まだ原作をお読みでない方にはこの機会に手を取っていただけたら嬉しいです」とのメッセージが読み上げられ、山下は「宮島先生のおっしゃる通り、伸び伸びやりたいなと心から思いました」と原作者からパワーを受け取っていた。

舞台『成瀬は天下を取りにいく』
東京公演: 7月4日(土)~12日(日)  サンシャイン劇場
京都公演: 7月16日(木)~26日(日)
滋賀公演: 7月28日(火)・29日(水) 大津市民会館

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