
左から:天宮良、山崎静代、藤野涼子、山下美月、田畑智子、ISSEI
2024年「本屋大賞」をはじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈による大人気小説『成瀬は天下を取りにいく』とその続編『成瀬は信じた道を行く』を舞台化した舞台『成瀬は天下を取りにいく』が7月4日(土) 東京・サンシャイン劇場を皮切りに、京都、滋賀にて上演される。初日を翌日に控えた7月3日(金) には囲み取材および公開ゲネプロが行われ、囲み取材には本作が初の舞台単独主演となる山下美月、共演の藤野涼子、田畑智子、山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子が登壇した。

主人公・成瀬あかりを演じる山下は「初日を明日に控え、すごく緊張しているんですけども、今日(のゲネプロでは)皆様にも魅力が伝わるように全力で頑張りたいと思います」と挨拶。
座長としての感想を問われた山下は「座長感のない座長で申し訳ないとは思うんですけども、本編を観ていただくと、成瀬というキャラクターが軸となって、いろいろな人を動かしていくという内容にはなっているので、皆さんのことを纏めたり、リーダーシップを発揮することは、今のところできていないと思いつつ、お芝居の面では成瀬として真ん中に立って頑張ろうという気持ちです」と気合いを入れていた。

さらに、奇想天外なキャラクター成瀬を演じる上で共感できるポイントを問われ、山下は「似ているポイントは今のところまだ見つかっていないです。でもやっていてすごく楽しい役で、今までやったことのないようなすごく面白いキャラクターですし、立ち方、しゃべり方、人に対する態度など、自分が普段社会ではできないようなことを舞台上でさせていただいているので、観ている方に成瀬の奇想天外さにパワーをもらってほしいという気持ちです」と答えた。


また、注目ポイント、見どころについて、山下は「成瀬はいろんなことができちゃうスーパー天才少女。劇中では漫才を披露したり、(百人一首・競技)かるたをやったり、何よりもけん玉が難関でして、毎公演成功できるか、多分運試しみたいな感じですが、成功できるように頑張りたいと思っています。演出家のG2さんにけん玉(シーン)をCG にしてくれないかって(頼んだのですが)、難しかったのでたくさん練習させていただきました」とたくさんの注目ポイントを明かしていた。

成瀬の幼馴染・島崎みゆきを演じる藤野は漫才シーンについって「ゼゼカラという漫才(コンビ)をやるので、稽古の初期段階では、本当のお笑い芸人になるわけではないけれど、お芝居の中では多少はクスッと笑えるところがあるといいなと二人で自主稽古をしていました」と舞台裏を披露。山下も「私たちが一生懸命やっても、笑いが起きることを経験していないので、本番でお客様が本当に笑ってくださるのかはちょっと不安もありつつ、でも楽しみな部分でもあります」と自信を覗かせた。

そして、見どころ、注目ポイントについて、藤野は「成瀬を中心に物語を進めていく群像劇で、シーンごとにこの人が主役というところもあって、成瀬あかりが目の前にいたら自分もこういう気持ちになってしまうかもしれないと共感できる部分があると思いますし、そういうところが散りばめられている。一人でもそういう人を見つけてもらえたら、それもひとつの楽しみになる。それが魅力だと思います」と話し、「島崎みゆきとして、成瀬あかりの面白さをお客様に伝えていきたいなと思いますし、自分としてもお客様と共に新たな面白さを発見できたら」と強調した。

成瀬の母役を演じる田畑は「セットは素晴らしい出来上がりですし、今までに見たことない舞台の装置だとも思います。特に滋賀県ご出身の方がいらっしゃったら感動されるとも思うし、みんなで(舞台の)転換をやったり、本役ではないところでも動いたりしているので楽しいです。見どころは各シーンにいっぱいあって、スピード感のある作品なので、成瀬あかりから2時間ちょっとでたっぷりパワーをもらえるんじゃないかなと思います。成瀬の母として、心を大きくして娘を見守っているつもりで舞台上に立っているので、そこも見どころかなと思います」とコメント。

成瀬のバイト先のクレーマー・呉間言実役の山崎は「今まで観たこともやったこともないお芝居。主役がどんどん変わっていって、その主役たちが成瀬によってどんどん動かされて変わっていく。普段漫才をやったら10-0で(相方の)山ちゃん(山里亮太)が喋ってるけど、今回はその相方分ぐらい喋ってるのがちょっと珍しいなという見どころになります」と話した。


成瀬を気にかける広島県の男子高校生・西浦航一郎役のISSEIは「自分の信じた道を進み進んでいく成瀬に、いろんなキャラクターが巻き込まれていくところは、改めてすごく展開も早いですし、そこは観ていて絶対面白いなって思いました。(ISSEI演じる)ピュアな西浦君のリアクション、表情がしっかりステージで出せたらいいなと思うので、そこを観てほしいです。クルーズ船でのデートシーンもあるので、そこは頑張っておこうかなと思います」とデートシーンをアピール。
そして、成瀬の父・成瀬慶彦役の天宮は「お二方(山下、藤野)以外はいろんな役をやっているんです。みんなはいろんな変装をしていますので、“ウォーリーくんを探せ”みたいな状態になると思うので、各々のファンの方は、その人が出ているところはどんなことがあっても見つけてほしいなと思いますし、逆に我々は本人だと分からないようにどれだけうまく演じられるかがひとつの見どころかとも思います。しずちゃん(山﨑)が言ってましたけど、いつものしずちゃんの 100倍のスピードで喋ってますから、そこは見どころだと思います。ちなみに私はあかりに翻弄されてオロオロオロオロしているだけの父親という感じです」とコメントした。

舞台『成瀬は天下を取りにいく』
東京公演: 7月4日(土)~12日(日) サンシャイン劇場
京都公演: 7月16日(木)~26日(日) 南座
滋賀公演: 7月28日(火)・29日(水) 大津市民会館
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