有澤樟太郎 東 啓介
2016年の日本初演以来、日本中を熱狂の渦に巻き込み続けているブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』。4回目の上演となる公演が2025年4月27日(日)から東急シアターオーブで開幕する。メインキャストがほぼ一新され、チャーリー、ローラ、ローレンの主要3役がWキャストで上演される今回の公演で、チャーリーを演じるのは東 啓介と有澤樟太郎だ。今回は、東と有澤にチャーリー役に挑む思いや公演の見どころなどを聞いた。
――オーディションで出演が決まったと聞いていますが、オーディションを受けたいと思った理由とチャーリー役での出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
東:まだ『キンキーブーツ』が有名だと知る前にたまたま韓国でこの作品を観劇しました。あまりの素晴らしさに感動していたら、同時期に日本でも上演されて大盛り上がりをしているのを知って、改めてサントラを聴きいつか出演してみたいと思ったのが最初です。その後、(三浦)春馬くんと別の作品で共演して、『キンキーブーツ』という作品の素晴らしさも聞いていたので、今回、オーディションのお話をいただき、これは大きなチャンスだと思いました。チャーリーという役柄にすごく魅力を感じていたというのもあります。合格したときは本当に嬉しかったですが、実感が全く湧かなくて。本当かなと夢の中にいるような感覚でしたが、今、こうして取材をしていただいて、徐々に実感が湧いてきています。
有澤:僕は(初演から出演していた)ソニンさんと何度か共演経験があったので、ミュージカル『17AGAIN』で共演した福澤希空くんに誘ってもらい、2022年公演を観に行きました。そのときにちょうど、とんちゃん(東)とミュージカル『ジャージー・ボーイズ』で共演していたのですが、『キンキーブーツ』とは稽古場も近くて、なんだかすごく煌びやかな作品だなという印象があって。実際に公演を観たら、世界中で愛されていて、日本でも初演以来熱狂的なファンの方がいらっしゃる理由がよく分かりました。僕は予習なしで観に行きましたが、とてつもないエネルギーと歌の力、そしてお芝居の力を感じて。なんと言ってもキャストの皆さんがこの作品を愛していることが伝わってきて、とてつもない愛でこの作品に臨んでいることを感じられたのが大きな収穫でした。すごく良い影響を受けましたし、今回のオーディションのお話をいただいたときは、なんとしてもこの役を掴もうと並々ならぬ覚悟で臨ませていただきました。実際に受かってすごく嬉しかったですし、クリエイター陣の愛の深さを実際に感じて、僕が客席で感じたことは間違いじゃなかったと肌で感じました。クリエイター陣の皆さんが迎え入れてくれた感覚があったので、今はプレッシャーはあまり感じていなくて、むしろとっても楽しみです。
――チャーリーという役柄については、今、どのようにとらえていらっしゃいますか?
東:未熟者…かな(笑)。でも、それはひねくれているわけではなくて、世間知らずだったり、自分の本当にやりたいことが分からないのだと思います。お父さんが亡くなったことで、跡を継がなくてはいけないという責任やプレッシャーが急に降りかかってきた。それをローラと共に、そして工場のみんなと共に乗り越えて、自分自身も成長していく人なのだと思います。
有澤:僕は「チャーリー役に合っている」と周りから言われることがあったのですが、実際に台本を読んでみると、ちょっとダメな方が似ているなと(苦笑)。
――でも、有澤さんは繊細なのにパワーがあるイメージだったので、そういう意味でぴったりだなと思いました。
有澤:本当ですか? ありがとうございます。親から代々受け継いでいる田舎の靴工場があるけれども、自分はもっとすごいことができると、根拠のない自信があって。同じ轍を踏みたくないとどこかで思っているけれども、じゃあ、何をしたいのかと言われたら言い淀んでしまう。ただ、そういう人にはエネルギーがあると思うので、チャーリーとしてそれを存分に出していけたらと思います。とても演じがいがある役ですし、丁寧に描かれたチャーリーをしっかりと演じたいです。
――チャーリーはローラと出会うことで生き方も変わっていきます。ローラというキャラクターについてはお二人はどのようなイメージを持っていますか?
東:自分の固定概念を崩してくれた人というイメージです。「靴はこういうものだから」という思いを変えてくれた。男子だから、女子だからということではない。当たり前や変えられないと思っていたことを、「自分は自分だ」とローラが先頭に立っている表現している姿を見て、チャーリーは鼓舞されて走ることができた。ローラがいなかったら踏み込めなかったものがあると思うので、チャーリーにとってかなり大きな存在で心の拠り所であり、本当の友だと思います。
――チャーリーがローラと共に進んでいく、その勢いもまた、とても素敵ですよね。
東:そうですね、そうした勢いは彼の魅力だと思います。チャーリーはできないこともあるけれど、そんなチャーリーを見ているローラの眼差しや、力になってあげたいという心の広さ、寛大さは素晴らしいと思います。
有澤:チャーリーはもがきながら自分の道を探していて、ふわふわしている人物というイメージがありますが、そこに1本芯がしっかりと通ったローラという人物が現れて、ビジネスパートナーとして一緒にやっていきたいと感じた。その出会いは奇跡的です。自分もそうですが、チャーリーにとってもドラァグクイーンの世界は全く知らない世界だったと思います。ですが、ローラを知ることによって偏見が消えていく。僕自身も、この作品を劇場で観てエンジェルスのファンになりましたし、かっこいいと思いました。まだまだ知らない世界がたくさんあるんだなということを教えてもらいましたが、チャーリーもローラと出会ったことで新しい世界に気づき、新たな仕事の可能性を見出したのだと思います。
ミュージカル『キンキーブーツ』
2025年4月27日~5月18日 東急シアターオーブ
2025年5月26日~6月8日 オリックス劇場
オフィシャルサイト http://www.kinkyboots.jp/
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