【後編】神里優希&吉高志音インタビュー ミュージカル『ジェイミー』4年ぶりの再演!「自分らしさを見つけて欲しい」(吉高)「初めての本読みで号泣した」(神里)

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──特に見て欲しいシーンがあれば教えてください。
神里:冒頭の「誰も知らない」M1は観て欲しいです。ジェイミーの夢の中なので、ディーンもみんなと一緒に楽しくやっていて、曲自体も耳に残ります。
吉高:うん
神里:いい曲です。目でも楽しめますし、みんな踊りまくっています。後は、ジェイミーとマーガレットお母さんのシーンです。家族愛を感じます。僕、初めて本読みで号泣しました。今までそんなことなかったのですが。
吉高:うん。あれは本当にそうです。
神里:グッときてしまいました。それぐらい本当にいいシーンで、刺さる人も多いのではないかと思います。お母さんを思い出しました(笑)。
吉高:わかる、わかる。あと、ジェイミーのパパ、めっちゃ嫌いになります。
神里:でもパパ役の岸裕二さんのことは嫌いにならないでください。
──この作品は高校時代を描いていますが、ご自身の高校時代と重なる部分はありましたか?
吉高:本当にあまり言いたくないのですが、中学校ぐらいの時、ちょっとディーンぽかったかも?
神里:(笑)僕は高校
吉高:そういう時期、わからないですけれど、男の子には多いかもしれない。自分を大きく見せたいと、ちょっといばっていました。ディーンが装っている姿をやるのはそんなに難しくないです。
神里:僕も反抗期はありましたし、暴言吐いていた時期もあったので。
吉高:やっぱり寂しいんだなと思います。
神里:寂しい。未来に対して、将来に対して。
吉高:不安過ぎる。不安過ぎる時期だからこそ荒れてしまうんだと思います。
神里:心が荒れちゃう。
吉高:心が荒れてました(笑)。
――そこから乗り越えられたのは何があったのですか?
吉高:人の痛みがわかるようになった時ではないですか。そうでないと一生ディーンみたいになってしまいますよ。
神里:先生たちが見捨てずにいてくれた。
吉高:あと、家族ですね。
――作品とも重なりますね。
吉高:けっこうリアルだと思います。
──この物語全体を通して、どんな思いを持っていらっしゃいますか?
神里:ジェイミーの姿を見て、私、僕も一歩踏み出そうと思ってもらえたら嬉しいです。僕らが演じているディーンを見て、少々汚い言葉ばかり言っているけれど、自分と重ねて共感して観てもらえたらと思います。家族愛もあるので、家族のことを思い出して大事に思ってもらえたらと思います。ドラァグクイーンの方々もいるので、きらびやかな世界観も楽しんでもらえたらなと思います。これは舞台でしか見られないので、体感して頂きたいです。
――今、課題になっていることはありますか?
吉高:課題しかない。
神里:課題しかないです。ジェフリーにも共通して言われたのですが。
吉高:いい旅をして欲しい。作品の頭から最後にかけて、ディーンの中にも学びと変化があるといいねと、おっしゃっていました。例えて言うなら、最初のディーンの色が青だとしたら、終わる頃には赤になっているぐらいの変化をつけられたらいいなと思います。それを表現で表すのは難しいことです。見せることが課題なのかなと思います。
神里:限られているシーンの中でどれだけ表現できるか、日々模索中です。
――ジェイミー役の三浦宏規さん、髙橋颯さんとお話することはありますか?
神里:僕は、宏規とは10年ぐらいの仲で、共演もしています。
吉高:その仲には入れません(笑)。
神里:宏規とは二人だけのノリもありますし、でもまじめな話もします。「ここのシーン、どう思う?」とか聞いてくれたりします。それから颯君はとにかく面白い。
吉高:感性が豊かです。
神里:あの感じは、まねできないです。
吉高:すごい爆発力があるので、集中したゾーンに入ると、「ジェイミーだ」と思う瞬間があります。ジェイミーのセリフを読んでいると、颯君の音が頭の中に流れます。自分が想像していたジェイミーが颯君のと近い気がします。また、宏規君を見た時には、真直ぐなジェイミーが現れます。それも本当に素敵で、ダブル(キャスト)は本当に楽しいなと思います。
神里:宏規が忘れ物をして稽古場に取りに戻ることがあったんです。そうしたら颯君が居残り練習をしていて、毎回残って練習しているのだと思いました。とても刺激になり、頑張らなくてはと思いました。
――毎回組み合わせが違うのですよね。
神里:そうです。この間調べたら、東京公演で1回しかない組み合わせもありました。勉強になりますし、一回一回を大切に演じなくては思っています。
――最後にご覧になる皆さまに向けてメッセージをお願いします。
吉高:みんながみんなジェイミーになれると思います。自分らしさをぜひ見つけて欲しいなと思いました。男の子だってネイルしていいし、ドレス着ていいし、ハイヒール履いていいと思います。ジェイミーが歩んできた物語を観たら自分を見つけられるのではないかと思います。家族のドラマもありますし、自分らしさ、ショーアップされたミュージカルでしか伝わらない魅力がたくさんありますので、ぜひ劇場で観てください。
神里;この作品を見て、一歩踏み出してみようと思ったり、自分のことを大事に思ってもらえたり、家族のことを大事に思い出してもらえたり、終わった後にポジティブに、明るい気持ちになれる作品だと思います。ハッピーエンドですから。
吉高:いや、わかりません(笑)。
神里;楽しい気持ちになると思うので。派手な色を買いたくなったりするかもしれないです。
吉型:明日も頑張れると思ってもらえる作品だと思います。
神里:日常を忘れて、入り込んでくれたら嬉しいです。
――ありがとうございました。

ミュージカル『ジェイミー』
東京 2025年7月9日(水)~7月27日(日) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
大阪 2025年8月1日(金)~3日(日) 新歌舞伎座
愛知 2025年8月9日(土)~11日(月・祝) 愛知県芸術劇場 大ホール
音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志
出演:
ジェイミー・ニュー:三浦宏規/髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:唯月ふうか/遥海
ディーン・パクストン:神里優希/吉高志音
ベックス:小向なる
サイード:里中将道
ファティマ:澤田真里愛
ミッキー:東間一貴
サイ:星野勇太
リーバイ:MAOTO
ベッカ:元榮菜摘
ヴィッキー:リコ(HUNNY BEE)
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:渡辺大輔
ミス・ヘッジ:かなで(3時のヒロイン)
ミス・ヘッジ(女性役U/S):栗山絵美
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:岸祐二
レイ:保坂知寿
ヒューゴ/ロコ・シャネル:石川禅
企画制作:ホリプロ
主催:ミュージカル『ジェイミー』製作委員会
公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/jamie2025/