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2026年5月6日 12:00

【前編】葉山侑樹×土屋神葉×SANTAインタビュー 舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 3人のやり取りや、そこから生み出される空気感を大切にしています

土屋神葉  葉山侑樹  SANTA

東野圭吾の小説を連続で舞台化していく企画公演シリーズ「東野圭吾シアター」の第2弾、累計発行部数1300万部の大ヒット、2017年には映画化もされた名作『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の上演が決まった。成井豊演出による本作で、物語の中心となる敦也、翔太、幸平という3人の青年を演じる葉山侑樹、土屋神葉、SANTAに本作に臨む思いを語ってもらった。また、3人のパーソナリティも見えてくる“最近のハマりもの”についてもうかがった。

――舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、最初にこの作品へのご出演が決まったときの思いをお聞かせいただければと思います。

(葉山侑樹、以下・葉山)葉山:僕はヒーローショーを半年間やらせていただいたんですけど、ストレートのお芝居を最後にやったのが19歳の頃なので、約5年ぶりに舞台でお芝居をさせていただくということで引き締まる思いになりました。舞台初主演なので、出演が決まったことの嬉しさはもちろんあったんですけど、率直に自分はこの座組で、ちゃんとやっていけるのかな、というプレッシャーが大きかったです。

(土屋神葉、以下・土屋)土屋:この作品は原作がすごく有名な作品ということもあって、まさか自分がこの作品の中で生きることになるとは予想していなかったので、嬉しさというか、不思議な運命ってあるんだなというのを感じました。演出の成井(豊)さんとは過去に2度ご一緒しているんですけれども、改めて成井さんの作り出すエンタメの世界、そして東野圭吾さんの傑作の中に身を投じることに喜びを感じています。

SANTA:中国でデビューする前から、ずっと役者のお仕事をやりたかったんですけど、ようやく日本で日本語を使った舞台に挑めるということで、すごく光栄ですし、緊張もしています。たくさん勉強させていただきたいなと思っています。

――葉山さん演じる敦也、土屋さん演じる翔太、そしてSANTAさん演じる幸平、それぞれの役をどんなふうに捉えていますか?

葉山:原作、台本を読んで、最初に敦也に対して思った印象でいうと、正直、良くはないんですよね。ぶっきらぼうだし、なんでそんな口調強いのって読みながら疑問に思ったりもしたんですけど、でも読み進めると、結局それって、過去の敦也の育ってきた環境によって、そうならざるを得なくなって自分を守る防衛本能としてそうなってるのかなって思ったんです。そんな敦也が翔太と幸平という二人と一緒に行動をしながら、「手紙」によって不思議な体験をしていくことで、いろいろと変わっていく。彼の葛藤や人間として成長していく過程をすごく僕は感じました。なので、今回演じていく中でもその彼の葛藤だったり成長だったりを一つ一つ丁寧に向き合いながら、演じていければなと思っています。
あとはなんといっても、基本いつでも3人一緒なんで。お二方とお芝居して、どんな感じになっていくのか、それがすごく楽しみです。

土屋:僕が演じる翔太は、この3人の中だと結構早めに新しいこと、物珍しいことに足を踏み入れていくタイプの心の持ち主だと思うんですよね。翔太は好奇心や柔軟さを持っていると思うので、そこを手がかりに演じていきたいなと思っています。人は往々にして優しさを持っている人は、その分だけ強さを兼ね備えているので、そういったところを自分の中のキーワードにしながら稽古を積んでいきたいなと思います。

SANTA:僕は原作と台本を読ませていただいて、幸平は3人の中では天然というか、ちょっと抜けてる人なのかな、というのが最初に感じたことでした。でも、どんどん読んでいく中で、幸平が何で優しいのか、例えばお腹いっぱいにならないと眠れない、みたいなことに関しても、幸平が育った経験があって、悲しみもあって、その繊細な部分からくる幸平の良さというのをしっかり捉えなければいけないと思ってます。敦也と翔太という二人がいないとここにはいなかっただろうというのは間違いないので、その二人との関係値というのを、稽古中に築けたらなと思ってます。

――今のお話にもありましたように、本作ではこの3人のやり取りや、そこから生み出される空気感はとても大事になりそうですよね。

葉山:そこはすごく楽しみです。まだ稽古は始まってない段階ですけど(取材時)、この3人だけじゃなくて、皆さんがどういうお芝居をされるのかということも3人みんな楽しみにしてると思います。
人と人がぶつかるからお芝居ってできるものだと僕は思ってるので、そこはとても楽しみです。

――「手紙」がつなぐ時間と空間を越えていく物語。こんなふうに届けられたら、というのはありますか?

葉山:この、僕たち3人が本だったら読む方、舞台だったら観る方にとって、一番共感を得やすい登場人物じゃないかと思うんです。だからそういう同じ目線に立ってる3人組がいろんな人、いろんな出来事に出会って、いろんな感情が混ざり合っていくのが魅力なんだと思います。僕自身、原作を読みながらそう感じたので、そこはしっかり伝えたいと思います。

――3人とも、不安感もわくわく感も理解できない思いもいろいろありながら、前に進んでいく感じですよね。

葉山:はい。この3人、誰か一人は絶対読んでる人、観てる人が気になることを必ず言葉にしてるんですよ。3人と一緒に物語が進んでいく感じが僕はすごい素敵だなと思いました。

土屋:一人一人の過去の思いを紡いでいく物語だなというふうに思っていて、本だと、もう一度さかのぼることができたりもするんですけど、舞台だと、聞き逃してしまったら、難しい物語になっていくと思うので、そこをしっかりと楔を打っていきながら、お客さんと一緒に進んでいく、っていうのが今回の舞台における重要なところだと思ってます。稽古で積み上げていきたいですね。

SANTA:時代を超えて、世代を超えていろいろな人が繋がっていく、そこに込められたメッセージも多いと思います。

舞台ならではのリアリティの中で、それぞれの役の深みを、言葉や動きなどいろいろな形で伝えられたらと思います。

東野圭吾シアターVol.2 舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
原作:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川文庫 刊)
脚本・演出:成井豊
東京公演・サンシャイン劇場 
2026年5月16日(土) ~ 24日(日)20                             
大阪公演・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール 
2026年6月6日(土) ~ 7日(日)
公式サイト http://napposunited.com/namiya2026/

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