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2013年6月22日 13:17

歌うヴァイオリニスト“KoN”単独インタビュー!!

韓国で高視聴率ドラマ「ベートーベン・ウィルス」や「What‘s up」「ミスリプリー」など人気ドラマにヴァイオリニスト役で出演、またミュージカル「FAME」では少女時代のティファニーの相手役として高い評価を受け多彩才能を発揮しているヴァイオリニストKoNが、このほど日本公演のため来日、忙しいスケジュールの中 RanRan Entertaiment(ランランエンタメ)のインタビューに応じてくれた。KON_121のコピーphoto:Yasuhiko Akiyama 

Q:自己紹介をお願いします。

お会いできて光栄です。(日本語で)ヴァイオリニストのKoNです。

昨年日本でアルバムを出しまして、日本と韓国を行き来しながら一生懸命活動しております。どうぞよろしくお願いいたします。

Q:家族構成を教えてください。

 両親と兄がいて4人家族です。(お兄様は医師とのこと)KON_055のコピーQ:小さい頃はどのようなお子さんでしたか?

両親のいうことをよく聞く子供でした。両親が一生懸命勉強させるために、恋愛をしたら大学には進学できないぞという嘘をつかれていたのですが、それを全部信じているような子供でした。(少し照れて)騙されていたんですよ。(笑)ところが大学に入ったら、100パーセント本当ではないことに気づき、それからは少し変わりました。(笑)

Q:純粋だったのですね

純粋といえばそうかもしれませんが、バカだったかもしれません。(笑)

Q:小さい頃にお父様がヴァイオリンを買ってきて、それがきっかけで音楽を始めたと聞きましたがその頃のことをお聞かせください。

始めたころは、皆が小さいときに何か楽器を習うというそんな普通の習いことで、それほど大きな意味はなかったのです。ピアノを弾いていたのですが指が細くて、あまりあわないなと感じてヴァイオリンをするようになりました。周りのお子さんは嫌になってやめてしまったりしますが、そういうこともなくずっと習っていたら芸術高等学校にはいることになり、最終的にソウル大学に行くことになりました。(現在はソウル大学の大学院在学)KON_043のコピーQ:ヴァイオリンこそ自分の楽器だ!と思った瞬間がありましたか?

ヴァイオリンは感情を表現するのにとても良い楽器です。なぜかというと、ヴァイオリンはトーンを自分で創ることができますよね。でも、ピアノは鍵盤を叩いてその音は楽器が奏でることになるので、ヴァイオリンは自分だけの色を出せるということがとても生に合っていてやりがいがある楽器だと思いました。

Q:小さい頃からヴァイオリンを弾いて、そして芸術高等学校に合格してソウル大学まで進まれましたが、その道のりはどうだったのでしょうか?凄く努力をしてそうなったのか、または生まれつき湧き出るような才能があったからとご自分ではどう評価なさっていらっしゃいますか?

難しい質問ですね~(にっこりとしながら)才能がなかったといえば音楽家としては、思ってはいけないことだと思いますのでそのようなことは言えませんが、才能もありつつ、その中で自分ができる努力をたくさんしたので、それがソウル大学まで行くことになったのだと思っています。KON_039のコピーQ:ヴァイオリニストでありながら、他の芸術面でも歌やダンスなどにも本当に優れた才能を発揮なさり、ミュージカル俳優もなさっていらっしゃいますが色々なジャンルに興味を持ったのはいつ頃からですか?

大学に入るまではヴァイオリンだけをずっとやっていましたが、入学後、色々なジャンルの芸術に触れてその経験の中で得るものがあったと思います。昔、教授から言われたのですが「3日間、練習はせずに旅行しなさい。」と。その時はまだ自分が幼くて意味がよくわからなかったのですが、後で聞いたことによると「その休んだ時間、練習はできないかもしれないが、その間に経験した色々なことが結果的に自分の練習以上のものを得ることがある」という話でした。今、年齢を重ねてきてどういう意味かよくわかりました。

Q:その時の教授の言葉は後のKoNさんにどのような影響を与えたと思われますか?

ミュージカルなどに出演するということは、ヴァイオリニストだけでは経験できないことであって、KoNという人物が演奏するのではなく、役柄がヴァイオリンを弾くということで感情表現が異なります。普通のヴァイオリニストが経験できない体験をすることができ自分にとってとてもプラスになりました。1年生の頃はわからなかったのですが上級生になるにつれて理解できました。

Q:現在も大学院に通われて?

ええ、忙しすぎてまだ卒業していないので、卒業できるように論文を準備しています。本当に忙しくて~~(と苦笑い)論文の課題は、韓国で私はジプシー音楽の活動をしていますので、そのジプシー音楽についての論文を準備しています。KON_052のコピーQ:以前、韓国でミュージカル「FAME」で少女時代のティファニーさんと共演なさったときのエピソードがあったら教えてください。

主演がダブルキャストでしたが、ティファニーさんの初公演日の相手役が自分でした。もちろん、ティファニーさんのファンが大勢いらっしゃいましたが、私とのキスシーンの場面で公演が一時中断になるほど、観客から「わーっ!!」という歓声が響きわたりました。(笑)回を増すごとにその声は減ってはいきましたが、毎回そのキスシーンになると今度は客席の皆が目を大きくして「はっ!!」としている空気を激しく感じるようになり、その観客の「はっ!!」という音のせいで役に集中するのが大変だったくらいです。タイやフィリピンからのファンも大勢いらっしゃる人気者ですから、ちょっと恨まれましたが、私自身、彼女が役に集中できるように、「ティファニーさんをよろしくお願いします。」と声をかけたりしました。

Q:観客のそのような空気まで感じるものなのですね。

例えば1000人の中で800人そのリアクションがあったら、どんな鈍感な人でも気がつきますよ!そのくらい大きな反応だったんです!役を演じているときは、その流れでキスシーンをしているので役としか考えられないのでティファニーさんを相手にとは思っていなかったです。しかし、あのような人気者とそのような役を演じたことで学校の友達の男性ファンのみならず、後輩の女性からも羨ましいと言われました。(笑)

Q:芸能界での友達はいらっしゃいますか?

仕事での打ち上げなどでは食事などにいったりすることもありますが、実際芸能人の友人は忙しすぎてなかなか会おうとしても会えないのが現状ですね。KON_068のコピーQ:日本でよく行く場所と好きな食べ物を教えてください。

事務所が六本木なので、六本木かな?(笑)食べ物は刺身と寿司が好きです!

最初の頃は、好きすぎて一日3食ずっと刺身と寿司ばかり食べていたらマネージャーが疲れてしまったようです。(笑) 毎食、食べて平気?とマネージャーに聞くと「大丈夫」と言ってくれましたが、よく考えてみたらキムチチゲを3食毎日食べているようなものですよね~。韓国では食べないです。日本の刺身や寿司が美味しいですね!

Q:オフの日の過ごし方とデートはどこに行きますか?趣味は?

デートはしたいですが、難しくてしていませんね。もともと映画鑑賞が好きなのですが、忙しくてそれもできなくなっています。今は、カメラを持って色々な場所に行き撮影することだけが趣味として残りました。あとは普段寝不足なので休みの日は一日中寝ています。

Q:好きな女性のタイプは?

年は関係ないのですね。強い女性もソフトな女性も関係なく好きになった人がタイプです。とにかく、このように忙しくてなかなか付き合いが難しいので、仕事に対して理解してくれる女性がいいですね。付き合う前は、外見はどういう女性が好きかを男同士で話し合ったりするのですが、実際に付き合うとなると、やはり自分を理解してくれることが一番です。仕事が忙しいので今は付き合っている女性はいません。今は仕事が一番楽しいです!KON_072のコピーQ:昨年アルバム『Nuevo Impacto』で日本デビューをされました。日本の小田和正さんの曲が入っていましたが、日本で好きなアーティストはいらっしゃいますか?

素晴らしいアーティストの方々がたくさんいらっしゃいますね。特に、この方というのは難しいですが、高校の時に日本のアニメーションが大好きで菅野よう子さんという作曲家が大好きです。『カウボーイビバップ』というアニメーションが一番好きです。菅野さんのコンサートが、ソウルのセジョン劇場であった時は自分でチケットを買って行きました。韓国でもチケットがすぐ売り切れになりました!(アニメの話しになるとかなり嬉しそうな表情で答えてくれた)

それと安全地帯の歌はコンテストの時によく歌いましたし、Mr.Childrenの曲では賞もとったことがあります。

Q:コンテストに出ていたのですね?

恥ずかしいです~(笑) 高校や大学1年、2年のときにも幼かったので出ていました。

Q:辛島美登里さんとのデュエットをなさいましたね。とてもきれいな発音の日本語でしたが、日本語の勉強は?

韓国にいるときは不規則な生活なので、なかなか日本語を勉強する時間がありませんが、日本にいるときに一気に勉強して成果を得ます。日本に長期間いればきっと凄い成果があると思うのですが、上手になったかな?と思うと、また韓国へ帰って・・の繰り返しなのでなかなか上手になりませんね。KON_111のコピーQ:今後、日本でどのような活動をしていきたいですか?また、これは絶対見てもらいたい姿というのはKoNさんにとってどのような姿でしょうか?

自分にしかできない特別な事がしたいです。現在、韓国ではあまりジプシー音楽が知られてないのですが、普通にその音楽を演奏すると少し堅苦しくなってしまいます。それで、今の時代の音とバランスをとりながら新しい音を創り出すことによって、自分の特別な音楽性を表現できると思っています。そのような姿を見て頂けたら思っています。

Q:今後の活動について。

最近クラブなどでコンサートをしたのですが、大きい会場よりは、色々な場所でお客様とお会いしたいです。また、他の楽器のアーティストとのコラボレーション演奏などを通して音楽を創っていきたいですし、たくさん作曲していきたいと思っています。今度、韓国で新しいアルバムが発売になるのですが、同時に日本でもたくさん活動していきたいと思っています。本日はありがとうございました。

<取材後記>

インタビュー後の写真撮影中、ヴァイオリンを持ちポーズをとると今にも天井に頭がついてしまうのではないかと思うほどの188センチの長身に見とれてしまった。そして、すらりと伸びた指先から奏でられる美しいヴァイオリンの響きをほんの少し聴かせていただいただけでマルチアーティストKoNの計り知れない才能と芸術観は誰にも真似することのできない感性を感じることができた。

ファンへのプレゼントのチェキにサインをお願いすると、そこに可愛いイラストも入れてくださった。「実は絵を描くこともとても得意で、マンガ家にもなりたかったんですよ」というKoN。最後にまたひとつKoNの隠れた才能に触れることができた。これからの活躍から目が離せないアーティストの一人だ。

KoN オフィシャルサイト

http://www.j-two.co.jp/kon/index.html

クラシックアーティストとの異色コラボ!

桂福丸&KoN

寄席CLASSICS Vol.4 HAKUJU HALL (代々木公園駅/代々木八幡駅)

2013年7月19日(金)19:00開演

一般券\3000 学生券\2000

お問い合わせ:キョードー東京 http://kyodotokyo.com/

0570-550-799

【プレゼント】

KoN サイン入り写真をプレゼントいたします。(チェキ撮影)

ランランのTwitterからご応募ください。

KoN インタビュー記事をツイートしてくださるか、ランランのフォロワーさんになってくださった方の中から5名様にプレゼントいたします。とってもかわいイラスト付き、貴重な写真ですよ!!

締切 6月30日

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