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2020年6月26日 17:06

【前編】宇月颯&十碧れいや、夫を取り合う二人の妻役に挑戦!『Run For Your Wife』インタビュー 

取材:記事/RanRanEntertainment
写真/オフィシャル

山本一慶が主演する舞台『Run For Your Wife』が9月2日(水)から三越劇場で上演される。本来は3月11日~15日に上演される予定だった本作だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から延期となったもの。メアリー・スミス役で出演予定だった舞羽美海に代わり、宇月颯が出演する。

本作の舞台は、イギリス。平凡なタクシー運転手のジョン・スミス(山本)が、優柔不断な性格から二重結婚するハメになり、ある事件に巻き込まれたことから話が展開する。ジョンの妻の一人、メアリーを演じる宇月と、もう一人の妻、バーバラ・スミスを演じる十碧れいやに、公演延期への思いや意気込み、互いの印象を聞いた。

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碧れいや  宇月颯

――公演の延期が決定した時には、すでにお稽古もスタートしていたと聞いています。開幕直前での公演延期には悔しい思いもおありかと思いますが…。

十碧:そうですね。でも、お稽古をしていく中で、これは絶対にお客さまに観ていただきたい作品になると思ったので、中止ではなく延期で公演できるということはすごく嬉しかったです。

――お稽古が進む中で、面白い作品になりそうだという手応えを感じていたんですね。

十碧:もちろん、台本を読んだ時点で、これはすごく面白いと思っていたのですが、お稽古が始まったら、よりこの作品の魅力を感じることができました。今回の公演は、2019年の再演になるのですが、2019年版から出演されている方もいらっしゃるので、お稽古ではさらに役柄を膨らませていらしていて、レベルアップしたものができるんだろうと思いながらお稽古させていただいていました。

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――宇月さんは、今回、延期を受けてのご出演になります。オファーを受けてどんな思いでしたか?

字月:れいやちゃんとは2月に別の作品で共演していたので、この作品に出演することも知っていましたし、この作品のためにすごく勉強していたのも知っていたので、公演を観に行くのを楽しみにしていたんです。なので、延期になってしまったことは、出演者の方やスタッフさん、それからお客さんさまのことを考えるととても残念だと思っていたのですが、まさか自分にお話をいただけるとは思っていなかったので、驚きました。私と舞羽さんはキャラクター的にも違う気がして、私で大丈夫かしら?という不安もあったのですが、台本を読ませていただいたら、すごく面白くて…それで挑戦してみようと思ってお受けしました。

――本作がストレートプレイ初出演となるそうですね。

字月:はい、初めてです。ミュージカルに出演させていただくことが多いのですが、3月のミュージカル『ブレイン・ストーム』ではお芝居がメインの役をやらせていただいて、曲やダンスの力、声の表現ではなく、お芝居だけで表現する面白さも感じることができました。今回はストレートプレイの作品に出演することで、きっと難しいところもたくさんあるだろうと思いますが、未知の世界に挑戦できることが楽しみでもあります。

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――それぞれの役柄についてもお聞かせください。十碧さんはお稽古が始まり、役作りも進んでいたと思いますが、バーバラという人物をどのようにとらえていましたか?

十碧:お稽古が始まる前は、バーバラには「自立していて、しっかり者」というイメージを持っていたのですが、実際に演じてみたら、可愛い面もたくさん見えてきました。お仕事を休んで、ジョンと1日イチャイチャする日を作ったりするんですよ! 自立した部分もあるけれど、心の中はすごくチャーミング。それから、ジョンを誘惑する色っぽさはメアリーとの差を出すためにも重要だと思っていたのですが、まだお稽古途中だったので、これからもっともっとチャレンジしてみたいと思っていた段階で…。次のお稽古の時には、さらに広げていきたいと思います。

――お稽古前に、十碧さんはバーバラのセクシーさを表現することや誘惑するシーンに不安があるとおっしゃっていましたが、実際にお稽古してみていかがでしたか?

十碧:実際にやってみても、どぎまぎしてました(笑)。どうしようって(笑)。でも、一慶くんはお芝居が本当にお上手な方なので、うまくリードしてくださいました。次のお稽古では、自分から振り回す勢いくらいでやっていこうと改めて今、思っています。

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――宇月さんは台本を読んで、メアリーにどんな印象をお持ちになりましたか?

字月:とてもよくできた奥様だなと思いました。今の時代、自立して、お仕事をして、一人でしっかり生きている女性がたくさんいると思いますが、その中で、メアリーのような女性はとても新鮮で貴重だと思います。ただ、私のイメージにはない役どころなので、れいやちゃんと同じく、私もどぎまぎしています(笑)。

メアリーを演じるにあたっては、初めの第一印象をどう作るかが大事になってくるんじゃないかなと、今は思っています。物語が進んでいくにつれて、メアリーのいろいろな面が見えてきて、面白くなると思うので、そこをどう演じるかがポイントになるんじゃないかなと思います。

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舞台『Run For Your Wife』
9月2日(水)~6日(日)に三越劇場で上演。
作:レイ・クーニー
訳:小田島雄志・小田島恒志
演出:菅原道則
出演:山本一慶、宇月 颯、十碧れいや、安井一真、我善導、根本正勝/ルー大柴
企画・製作:アーティストジャパン
6月22日~チケット発売中 ※9月6日 17時公演のチケットは販売未定※
チケット取り扱い:アーティストジャパン、三越劇場(7/1より)

後編に続く~

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