【後編】三谷幸喜ミュージカル『日本の歴史』再演! 秋元才加インタビュー「コロナ禍を経験して、偉人たちの言葉が初演とは違った意味に聞こえてくるんです。」

2021/6/21 17:30

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

――三谷さんの壮大な脚本、1700年に亘る日本の歴史とテキサスに住む家族の物語を重ね合わせるという、稽古に入るまでどんな舞台になるのか想像もできなかったそうですね。

はい、そうですね。初演の稽古が始まるまでは、脚本を読んでいるだけでは分からなくて。それが、皆さんと稽古を重ねていくうちにどんどん立体的になっていって、私はすごい作品に参加しているんだという実感が強くなっていきました。一人一人、この人にしかできないキャラクターを見事に、皆さんがピタッとはまってやっていらっしゃいました。素晴らしい才能の方ばかりで、私も頑張らなくてはとすごく鼓舞されましたね。


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――再演を間近に控えて、改めてこの作品の魅力はどこにあると感じていらっしゃいますか?


時代が変わったとしても、人間にとって変わらない普遍的なこと、永遠のテーマを取り上げていると思っています。ただ初演をご覧になった方の感想と、今コロナ禍やいろんなことがある中でご覧になるお客さまの感想って違ってくると思うんです。もしかしたら、この『日本の歴史』は、今やることに意義があるのかもしれません。違ったメッセージを受け取られるかもしれませんし、皆さんが今回どんな感想を持たれるのか個人的に興味があります。


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――この作品で取り上げた普遍的なテーマとは?


歴史は因果で成り立っている。すべて繋がります。原因があって結果があって、その積み重ねで歴史が作られている。この作品は、とても奥深いお話を、とてもポップに軽快に描いていました。それは簡単なようでいて、実はとても難しいことだと思うんです。また、私たちの日常でも、今回のコロナのように、いろいろな問題が起きて、そうやって時代は作られていて、自分たちも選択して対処していく。その時代の流れに抗えない何かがあります。個人的には初演をやった時以上に、今、この作品をやることの重みを感じています。

――当時よりも重みを感じていらっしゃるのですね。

初演のときは、中井さんが演じられた田代栄助の言葉など、そういう過去の状況での話だなと客観的にしか感じられていませんでした。あそこまで危機的状況に追い込まれることは全くないですから。でも、今この緊急事態というイレギュラーな時代を自分たちが生きていて、『日本の歴史』の登場人物一人一人の言葉が違った意味に聞こえてくるんですね。どの言葉がみなさんの心に響くのか、心に残るのか。その中でも出ているキャラクターがそれぞれ、例えば農民も、その先に光があるはずだ、希望があるはずだというところ、諦めないで、さらなるいい未来になるように模索する、私たちもそうやって生きていかなくてはなぁって、思いますね。


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――初演にも「人生にとって大事なもの」について問われていたと思いますが、今の秋元さんにとって大事なものは何でしょうか?変わりましたでしょうか?


変わってないですね。エンタメは人生を潤わせてくれます。コロナ禍でエンタメは必要なのか、必要じゃないのかと突きつけれられました。その中であらためてこの歌詞が浮かんできました。「人生で大事じゃないことが、結構人間にとって大事なんだな。それが心の栄養になったり、豊かさに繋がったり。そういうものがなくなった時はとっても苦しいんだ」と。それは自分の中でもすごく実感しました。人生で大事なこと、それは自分がどうしたいかという自分の意志と、諦めない希望を持ち続けることだと思います。全部『日本の歴史』の中で、誰かが言っている台詞なんですけど、自分が出演しながら今でも自分が励まされている言葉がたくさんあります。田代栄助の「それでも生きていくしかない、笑って泣いて、これが人生、それでも私たちは前を向いて生きていかなくてはいけないんだよ」というメッセージもすごく響いています。またあの中井さんが見れると思うと楽しみです。


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――昨年はハリウッド映画『山猫は眠らない』に出演され、この3年の間にいろいろな出来事があったと思います。お芝居に向かう姿勢に変化は感じていらっしゃいますか?


変わりましたね。自分もコロナ禍で仕事が少なくなった時にすごくエンタメに励まされたし、今までもすごく真摯な気持ちで向き合っているつもりだったのですが、それ以上に、私はすごく尊い仕事に就いているんだなということを実感できました。改めて一つ一つの仕事に対して、また違った感覚で仕事をするようになりました。

――それでは、最後に、舞台をご覧になる皆さまに向けてメッセージをお願いいたします。

初演の時には1700年の歴史を見て、こういう人々がいたんだと歴史の教科書みたいに思ってもらえたらと言っていたんですけど(笑)、再演の今は、こうして私たちが生きていますが、歴史の中で、たくさんの人たちが一生懸命に生きて、それが今の私たちに繋がっているということを感じ取っていただきたいです。楽曲にも、励まされるたくさんのメッセージが詰まっているので、注目していただけたら。先人が繋いできた歴史を、今この状況下で現代人の私たちがどう次に繋げていくべきかを考えるきっかけとなり、背中を押してくれる作品にもなると思います。たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています。

――ありがとうございました。

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前編~https://ranran-entame.com/ranran/76939.html

 

シス・カンパニー公演『日本の歴史』
【東京公演】2021年7月6日(火)~7月18日(日)新国立劇場 中劇場
【大阪公演】2021年7月23日(金・祝)~7月30日(金)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作・演出:三谷幸喜
音楽:荻野清子
出演:中井貴一 香取慎吾 新納慎也 瀬戸康史/シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加
演奏:荻野清子(ピアノ・ピアニカ) 阿部寛(ギター・バンジョー・マンドリン・ウクレレ) 古本大志(チューバ・ベース) 萱谷亮一(ドラム・パーカッション)
プロデューサー:北村明子
企画・製作:シス・カンパニー
公式サイト https://www.siscompany.com/mitanisaien/

 

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