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2021年8月8日 07:00

【前編】矢部昌暉インタビュー!ミュージカル『ジェイミー』 佐藤流司とWキャストのディーンはまったく違うキャラクター

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

森崎ウィン、髙橋颯(Wキャスト)主演ミュージカル『ジェイミー』が2021年8月8日(日)から東京を皮切りに、大阪、愛知で上演される。本作は、イギリス・BBCのドキュメンタリー『Jamie: Drag Queen at 16』を基に、ドラァグクイーンを夢見る高校生ジェイミー・ニューの心の葛藤と親子の愛を描いた物語である。2017年、イギリスのサウス・ヨークシャーの劇場で初演され、同年ウエストエンドに進出、現在もロングラン公演中の大ヒット作品。ジェイミーに何かとつっかかるクラスメイト、ディーン・パクストン役の矢部昌暉に舞台への意気込みを聞いた。

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――まず、『ジェイミー』の脚本を読んで、どんな感想を持たれましたか?

この時代、今だからこそやるべき作品だと思いました。コロナ禍になって、自分のことについて改めて考えたり、いろいろなことを考える人がたくさんいらっしゃったと思います。この作品自体も自分らしさ、マイノリティの話、ここ何年かいわれてきたLGBTの問題とか、そういった話をやるのはすごいことだと思いましたが、やるべきことだとも思いました。それに、単純にジェイミーはすごく輝いていましたね。僕はディーン役なので、ディーン目線で見たのですが、ジェイミーがすごく輝いていて、自分らしさを突き進んでいる印象でした。

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――矢部さんが演じるディーンについてはどのように捉えていらっしゃいますか?

キャラクター的にはいじめっ子で、嫌な奴という印象ですが、最初に見た時は、思春期の頃には、ちょっと目立っている存在を煙たがる・・・。そういう時期は皆さんにもあるんじゃないかなと思ったんですが、そういう気持ちを具現化したキャラクターだと思っています。いじめたり、のけ者にする理由の一つに、うらやましさや寂しさ、そういうものがあるのではないかなと思いました。

――ディーンに共感する部分もありますか?

僕はどちらかといったらジェイミーの方なんです。小学生の頃からこの仕事をやっていたので、「何でテレビ出ているの?」とか言われ、ちょっと浮いた存在のなったことがあったんです。でも、もともと僕自身は人と群れるのは得意ではなかったので、それは苦ではなかったんです。ディーンの気持ちもわかりますけれど、自分の性格はジェイミーに近いですね。

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――お稽古にはどのような気持ちで臨まれましたか?

僕は、仕事の都合で稽古参加が遅れてしまったので、すごくドキドキして参加しました。でも皆さんがとても優しくて、稽古の時間中に、皆さんが輪になって話をする時間をとって頂いたりと優しく気をつかって頂いて、皆さんの輪に入れるようになりました。

――お稽古の様子を、映像で拝見したのですが、かなり激しい動きもありますね。ダンスはいかがですか?

最近、出演した舞台でも踊るシーンが多かったので、わりとしっかりと踊れるかなとは思います。

ダンスレッスンを受けていたのが中学生ぐらいの時で、最初の頃はグループでも踊っていたのですけど、最近はダンスから離れていたので、最初は不安でした。柔軟をちゃんとするようになり、トレーナーさんのところに行ったりして体のメンテナンスを心掛けるようにしています。

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――演出家のジェフリー・ペイジさんからはどんなお話がありましたか?

稽古が始まる前に、リモートでお話する機会があって、その時に、「このシーンはどう思う?」と聞かれたり、稽古中も「この動きは何でするの?」と聞かれたりと、こちらが思っていることを引き出してくださいます。それに対してこちらが答えたことを否定しないで「すごくいいね。僕も好き」とか言ってくださるので、どんどんいろいろなことが試せるなと思っています。

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――お話された中で、印象に残っていることはありますか?

ジェフリーさんは、いろいろな現場で演出をなさっているので、当たり前のことをおっしゃっても説得力があって、印象深く聞こえます。それから日本人と感性が違うからこそ出てくることがあるんですね。お話の一つ一つが勉強になります。例えば「シーンをやる前に一回想像してみて」と、それでやってみると「想像から何パーセントできた?」「それぞれ個性が違うからどんどん出して・・・。」とか、すごく愛のある言葉で深く伝えてくださいます。

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――今回、ディーン役はWキャストで、佐藤流司さんがご出演されます。佐藤さんとは『私立探偵 濱マイク』でも共演されていましたが、どのような印象を持っていらっしゃいますか?

特に、濱マイクがすごく似合っていました。ちょっとワルなタイプの役がすごく似合うなと思うし、めちゃくちゃナチュラルに演じられるんですよね。すごいなと思っています。今回のディーンという役も、まぁちょとヒールな役なので、それを流司君とダブルキャストでやるというのは、僕で大丈夫なのかな?と思いました(笑)。

――佐藤さんとの共通点、あるいは違う点は?

人間をAとBで分けたら絶対に分かれるぐらいタイプが違うんです。だから、ほんとに全く別のものが、もちろん作品とかディーンの役には沿っていますけど全然印象の違うキャラクターになっていくと思います。

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後編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/ranran/78384.html

ミュージカル『ジェイミー』
【東京公演】2021年8月8日(日)~29日(日) 東京建物Brillia HALL
主催:フジテレビジョン/ホリプロ/TOKYO FM/キョードーファクトリー
【大阪公演】2021年9月4日(土)~12日(日) 新歌舞伎座
主催:新歌舞伎座
【愛知公演】2021年9月25日(土)・26日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
主催:キョードー東海

公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/#stage

音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志
企画制作:ホリプロ
後援:ブリティッシュ・カウンシル

出演:
ジェイミー・ニュー:森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)(ダブルキャスト)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:田村芽実/山口乃々華 (ダブルキャスト)
ディーン・パクストン:佐藤流司/矢部昌暉(DISH//)(ダブルキャスト)
レイ:保坂知寿
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆
ヒューゴ/ロコシャネル:石川 禅
ファティマ:伊藤かの子
ミッキー:太田将熙
サイード:川原一馬
サイ:小西詠斗
ベックス:鈴木瑛美子
ヴィッキ:田野優花
ベッカ:フランク莉奈
リーバイ:MAOTO
(※五十音順)

【ストーリー】
主人公は16歳の高校生ジェイミー・ニュー。彼には一つの夢があった。
それはドラァグ・クイーンになること。そして高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加すること。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことをきっかけに夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーだが、学校や周囲の保護者たちは猛反対。ジェイミーの夢を理解できない父との確執や周囲からの差別など、多くの困難を乗り越えながら、自分らしさを貫くジェイミーの姿に勇気と感動、そして幸せをもらえる、最高にハッピーなミュージカル!

 

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