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2021年8月15日 12:30

【後編】加藤和樹インタビュー! ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』で刑事と殺人鬼二役に挑む!! 

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――現在(取材時)、お稽古も始まっているということですが、白井晃さんの演出ではどんなことが印象に残っていますか?

今は、お稽古が始まったばかりで、一幕を重点的に稽古していますので、僕としてはアンダーソンの役作りがメインなのですが、白井さんはアンダーソンの心情について、例えば、彼が抱いている想いや彼がどんな人物なのかということを話してくださっています。白井さんが語ってくれる人物像は的確なのですが、それを表現することがなかなか難しくて…。アンダーソンは、警部ですが、コカイン中毒者でもあり、闇を抱えています。ですが、(劇中では)なぜ彼がそうなってしまったのかは描かれていません。なので、そこをどう役を作り込んでいくのかが今のテーマの一つです。それから、彼が今、何を求めているのかもポイントだと思います。彼はなぜジャックを捕まえたいのか、なぜ事件を追い求めているのかが、彼の真髄にもつながるので、自分でそこを解き明かしていかないと、アンダーソンという役は成立しないのかなと稽古をしながら感じています。

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――今回アンダーソン役は松下優也さん、ジャック役は堂珍嘉邦さんとのダブルキャストですが、彼らが演じるアンダーソンやジャックの印象はいかがですか?

これからの稽古でより肉付けされていくと思いますが、松下くんのアンダーソンは、世の中や人に対してのあたり方に、若さゆえのぶっきらぼうさが見えていて、そこが魅力的だと思います。彼がそれをするとすごくさまになるんですよ。

ジャックは主に二幕に登場しますので、お稽古もまだこれから深めていきます。なので、堂珍さんのジャックもまだどうなっていくのか分かりません。ですが、歌声も僕とは全く違いますし、二人でしっかりとこのジャックという役を作っていきたいと思います。

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――公式サイトでは歌唱動画も公開されました。実際に本作の楽曲を歌ってみてどう感じていますか?

僕がこれまで出演してきた作品にはあまりなかったのですが、この作品のソロ曲にはアンサンブルのコーラスが入っています。なので、歌声の厚みやコーラスの美しさが際立っていると思います。それがこの作品の世界観にもとても合っていると思います。例えば、アンダーソンのソロでは、アンダーソンは自分の心情を歌っていますが、そこにコーラスが入ることでその曲の、その場の世界が広がっていくイメージがあります。

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――加藤さんが歌う楽曲で、注目してもらいたい楽曲は?

二幕ではソロ曲が多いので、そこはぜひ聞いていただきたいです。ジャックとアンダーソンは、楽曲も対照的な印象です。アンダーソンが歌う「灰色の都市」という曲は、なぜジャックを追い求めているのか、自分がこの街で何を求めているのかという彼の心情を吐露する曲です。彼の本音や自問自答する想いを感じていただける曲だと思うので、印象深い楽曲になると思います。

ジャックの楽曲では「こんな夜が俺は好き」というライブ感あふれる曲があります。僕が韓国でこの作品を観劇したときにもすごく印象に残った楽曲で、アンサンブルを引き連れて、ジャックがとにかくカッコよく歌うんです。突然、物語が変わったような、そんな楽曲ではあるんですが、街全体が暗く「生きていくのが嫌だ」と話す人々の中で、ジャックだけはすごく生き生きと歌うので、その対比が面白いシーンになると思います。

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――アンダーソンはモンローとのシーンが多いと思いますが、モンローを演じる田代万里生さんの印象を教えてください。

ミュージカル『マタ・ハリ』で同じ役を演じさせていただきましたが、とにかく真面目な方です。その真っ直ぐなところがゆがんだ時に、味が出ると僕は思っています。僕は今まで、真っ直ぐなキャラクターを演じている万里生さんの印象が強かったのですが、『マタ・ハリ』では同じラドゥーという役を演じて、彼の真面目さが崩壊していく瞬間を目にして、それが万里生さんの魅力のひとつだなと感じました。今回のモンローも、歪んでいる一面も持ったキャラクターです。クセの強い役どころなので、そこを万里生さんがどう肉付けしていくのか、楽しみにしています。

――ジャック役では、ダニエルとのお芝居が多いと思いますが、ダニエル役の木村達成さんと小野賢章さんの印象は?

達成ともこれまでに共演経験がありますが、彼も真っ直ぐな芝居をします。芝居に対する考え方や強い信念を持っているので、譲らないところは譲らないという、いい意味での我の強さも持っています。そういった芯の強さが芝居に出る役者だと思います。

賢章とは、一緒に芝居をするのが初めてなんです。声優の仕事では、同じ作品に出演したこともあるのですが。これからの稽古を通して、どういう役者なのかを感じていきたいと思います。楽しみにしています。

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――改めて、作品の見どころと公演を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします!

韓国では数年に亘って何度も上演されている人気作品なので、もしかしたら観劇したことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回、改めて白井さんの演出で日本版として描かれます。韓国版とはまた違った魅力が溢れる作品になると思います。僕は今回2役を演じさせていただきますが、どのキャラクターも個性的で魅力的です。ダークな作品ではありますが、“ジャック・ザ・リッパーの真実”を体感していただければと思います。

――ありがとうございました!

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前編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/ranran/78555.html

 

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は、9月9日(木)~29日(水)に東京・日生劇場、10月8日(金)~10日(日)に、大阪・フェニーチェ堺 大ホールで上演。

<東京公演>
期間:2021年9月9日(木)~9月29日(水)
会場:日生劇場
主催:ホリプロ/WOWOW
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
TEL:03-3490-4949(平日11:00~18:00)

https://horipro-stage.jp/stage/jacktheripper2021/

<大阪公演>
期間:2021年10月8日(金)~10日(日)
10月8日(金)14:00(木村、松下、加藤)
10月9日(土)12:30(小野、松下、加藤)/17:00(木村、松下、加藤)
10月10日(日)12:30(小野、加藤、堂珍)
会場:フェニーチェ堺 大ホール
主催:キョードーマネージメントシステムズ/フェニーチェ堺
お問い合わせ:キョードーインフォメーション
TEL: 0570-200-888(平日・土 11:00~16:00)

https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/3031

企画制作:ホリプロ

 

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