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2021年11月30日 12:00

【後編】大原櫻子インタビュー! 舞台『ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~』 一人二役にはワクワクしています!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――小泉今日子さんと、八嶋智人さんと共演ですが、どんな思いでいらっしゃいますか。お二人も、一人二役を演じられますね。

すごく楽しみです。最初に小泉さんが、キャスティングされたというのを聞いて、男性がどなたかなというのがとても興味があました。まさか、今日子さんが私の相手役、婚約者ジムを演じると思わなくて、「えっキョンキョンさんが?!」とそこはびっくりしました。それから、八嶋さんがマーナとマイラの息子役というので「えええ~?」とそこもびっくりでした。いい意味でぶっ飛んでいるというか、すごいキャスティングだなと思いました。このお二人だからこそコメディな感じも生まれると思いますし、すごく楽しみだなと思っています。

――お話する機会はあったのですか?

お二人とも共演は初めてです。ワークショップでお会いしたのが初めてです。それこそ先日、選挙がありましたが、政治についても小泉さんはお詳しいので、この作品をやる上でも勉強したいなと思って、ご連絡させて頂いてます。

――プライベートでも連絡を取り合っていらっしゃるのですね。

はい。「頑張ろうね」と言ってくださいました

――八嶋さんとは?

いろいろな舞台を拝見させていただいているので、八嶋さんの演じられるキャラクターが楽しい役が多くて、いつも舞台を観て笑わせて頂いてます。八嶋さんと共演されている方と知り合いで、「すごく良い方だよ」とうかがっていたので、ワークショップの時もすごくいろいろな話を聞いてくださって、とても心強いです。

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――ワークショップはどのようなことをされたのですか?

本読みや、振り付けというかフィーリングで体を動かしていくような、例えば「タッチされた部分が溶けていくようなイメージを持って動いて下さい」とか、動きのワークショップもやりました。それがマーナやマイラの動きに生かされていくと思います。

――今回、ストレートプレイは意外にも初主演ということですが、これは今まで逆に避けてきたとかなのでしょうか?

避けてないです。むしろやりたかったのですけれど、ミュージカルが多くて、たぶん歌のお仕事もさせていただいているので、そのイメージがあったのだと思います。全然避けていないです。むしろ「ください」という感じでした(笑)。

――楽しみですね。

はい、とても楽しみです。ミュージカルとの境界線をつけたくないです。私の考え方は、ミュージカルは台詞に音楽が載っているだけで、ストレートプレイと同じ舞台だと思っています。

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――マイラは、最初は異性のパートナーがいたのに、同性のパートナーと一緒に暮らしますよね?その辺りの表現はどのように考えていらっしゃいますか?

以前、レズビアンの役を演じた時に、LGBTの方のお話をうかがいました。その時の演出の小川絵梨子さんとお話したのは、「人間49%、同性を愛せるよね。51%は異性を愛しているかもしれないけれど、その2%の差ってなんだろう」と言ったら、「ただ単に理性だよね」という話をして、すごくその気持ちわかるよねと。ただ単に人を好きになったら、女性だったというだけで、好きになる理由はいずれにせよ、その役をやってから何か自分の中で、特別な考え方というのが全くなくなりました。

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――お稽古はこれからだそうですが、今までに何か準備されてきていますか?(取材時)

もう準備だらけです。理解を深めるためにいろいろな本を読んだり、台詞をとにかく叩き込むことをしています。今、一日30ページずつ完全に言えるようにやっているんですけど、大変です。

――そういったことには慣れていらっしゃるのでは?

今回はちょっと難しいです。それこそ政治的な背景も知らないといけないですが、今まで歴史とか政治経済とか、避けてきた人生なんです。だから本当に大人として知るいい機会だなと思っています。政治というのは自分の生活にも関わってきますし、ほんとにこの作品に出会って改めて思いました。

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――映画でデビューされて、それ以来、TVも舞台も、音楽活動もされていますが、大原さんにとって、舞台の魅力はどのように感じていらっしゃいますか?

一番、役者としてもそうですけれど、観客としての自分も、人間が生きていく上で生きがいをみつけられる存在じゃないかと思っています。一人の人生を描いて、いろいろ感じて、学んで、人間の葛藤や、必死に生きていく様を生で届けられるのは舞台だけです。1時間、2時間使って、人に何かを届けるってものすごいエネルギーだと思うんです。舞台ならではの、人間が生きる上で、生きる術を学べるもの、何で私たちは生きているのかというのを、言葉にはできなくてもすごく感じ取れるものだと思います。

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――今回の舞台もすごい挑戦だと思いますが、これから挑戦したいことは?

今回は初めて終わったら抜け殻になってしまうんだろうなと。今はこれを駆け抜けることだと思っています。

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――最後に、舞台をご覧になる皆さまに、見どころも含めてメッセージをお願いいたします。

この作品は、今の日本の皆さんにも響くテーマが散りばめられていて、見ている人は難しいと思うかもしれませんが、何かしら心の中をえぐられるものがあると思います。いろいろな考え方や登場人物が出てくるのですが、自分の中に持っている考え方って一つではないと思うんです。お客さまの心のいろいろな考え方に全部触れるような作品だと思います。見終えた後に震えるような作品になったらいいなと思っています。

――ありがとうございました。

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舞台『ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~』
日程:2022年1月7日(金)~1月31日(月)
会場:スパイラルホール(東京・青山)
作:ポーラ・ヴォーゲル
演出:藤田俊太郎
翻訳:徐賀世子
出演:大原櫻子 八嶋智人 小泉今日子 ほか
プロデューサー:北村明子
企画・製作:シス・カンパニー
公式サイト https://www.siscompany.com/mineola /
舞台制作公式Twitter  @sis_japan
YouTube 公式チャンネル SIS チャンネル
舞台制作Instagram #siscompany_stage
問い合わせ先:シス・カンパニー 03-5423-5906 (平日11:00~19:00)

【あらすじ】
舞台は、ニューヨーク郊外の小さな町ミネオラ。一卵性双生児マーナとマイラ姉妹(大原櫻子)は、全く同じ容貌なのに性格は全く似ても似つかず、お互いを遠ざけながら生きてきた。
始まりは1950年代。核戦争の恐怖が日常生活にも蔓延るアイゼンハワー政権下。保守的な女子高生マーナは、結婚こそが輝かしいゴールだと、すでにジムと婚約中。一方のマイラといえば、世間の常識なんかクソくらえの反逆児。男の子たちと“発展的”交際を広げている。そんな評判が耳に入る度、お堅いマーナのストレスは爆発寸前。ある時、素行の悪いマイラを諭そうと、マーナに頼まれたジムがマイラの元へと向かったのだが…。

時代は飛んで1969年。ベトナム戦争の泥沼にあえぐニクソン政権下の世の中。“良い子”マーナと10代の息子ケニーが銀行の列に並んでいる。ラジオからは、過激な反戦運動に身を投じたマイラが、ついには指名手配の逃亡犯になったニュースが流れてきた。ところが、不仲だったはずのマーナは、その銀行でマイラのための逃走資金をおろし、息子ケニーをマイラの隠れ家へと向かわせようとしていた…。一体、マーナの真意はどこに?
そして場面は、20年一気に飛んで1989年。パパ・ブッシュ政権下の世の中へ。ラジオからは番組DJの声が聞こえる…。「言い返せ!やり返せ!咬みつき返せ!」その声の持ち主は?
ジェンダー、セクシュアリティ、人種、格差…時代と価値観の変遷の中で、真逆の道を歩んできた双子姉妹が見る夢は…?

 

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