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2022年1月16日 18:00

【後編】古屋呂敏インタビュー! 成田凌主演ドラマ『逃亡者F』に刑事・野末役で出演 カメラマンとしても活躍中「演者と撮る側という二視点でいつも動いている」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――放送開始を楽しみにしています。ところで、古屋さんはカメラマンROBIN FURUYAとしても活躍されています。カメラを始めたきっかけをお聞かせください?

大学の卒業旅行で、友達3人と韓国旅行に行った時に、何となくずっとカメラをまわしていたんです。その動画の編集を自分でやって、友達に見せた時にすごい喜んでくれて、いまだにそれを見たりするんですよね。ただふざけているV録みたいな動画なのですが、その時に、ものづくりって面白い、形に残すって面白い、と思ったことが一番最初のきっかけでした。

――旅行で撮ったことが最初で・・・

旅行で撮った映像から始まり、僕がモデルの仕事をやっていく中で周りのモデルさんの写真を撮っていった時に、違う表情が見える瞬間がすごい楽しかった。その人の違う顔が見える瞬間だったり、その瞬間だからこそ出る顔というのがすごく魅力的で、どんどんどんどんのめり込んでいきました。

――最初は好きで撮っていらしたのですね。

好きでしたね。最初はお仕事ではなく、プライベートで撮っているものから徐々に「呂敏写真いいね。うちのブランドの写真撮ってみない?」というお話から進んでいきました。

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――ドローンもやっていらっしゃいますが、ドローンを始めたきっかけは?

ドローンが出た瞬間の時にYouTubeでドローンの映像を見たんです。それを観た瞬間にドローンを買いました。けっこう早い段階で、まだ日本に法律も一切できていない時でした。“ドローンって、こんな映像が撮れるんだ”と思いましたね。例えばなのですが、僕が渋谷の写真を撮った時に、もしかしたら誰かがこの視点でこの画角で撮ったことがあるかもしれない、でもドローンの映像は、“これって、今この地球上で今まで誰も見たことがない景色だ”と思った時に男のロマンを感じました。それでいろいろなものが見たいと思って始めました。アメリカで本格的に、商業的にも飛ばせるライセンスを取って、向こうで飛ばしたりもしました。

――作品をWEB上でも拝見できますね。『FUN OUT! ~ FIREWORKS ON SAIKO ~』のスペシャルムービーや、ハワイの映像などありますが、撮影のこだわりは何かありますか?

匂い。僕は匂いのあるものがすごい好きなんです。表現が難しいのですが、例えば、“この人って匂いのある芝居をするなぁ”とか、“この台詞って匂いがある”とか、そういう匂いです。

写真を見た時に、その空の風の匂いがする、土の匂いがする、雨が降ったら止んだ時の帰り道がちょっとじめっとしている、ああいう時の独特の匂い、そういうものが自分のクリエイションから伝わったらいいなと思っています。そういうものづくりはしたいと思っています。

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――映像と写真、これからどのようにやっていこうと思っていますか?

ちょっと企んでいるのは、2月に写真展をしたいなと思っています。映像としては、映画とかミュージックビデオとか、いろいろな方とものづくりをしていけたらいいなと思っています。

――写真展のテーマは決まっているのですか?

はい。演者と撮る側という二視点でいつも動いているので、そこをうまく表現できたらなと思っています。撮影している時も、自分が演者をやっているので、演者さんの気持ち、今、この瞬間何を考えているのだろう?とか、今ここ欲しいのかな?このタイミングではないのかなとか、自分がその人をどう撮りたいか、が行ったり来たりするんです。その交差を写真でうまく表現できたらなと思います。今回、アミューズの若手の女の子たちを撮らせてもらえるので、彼女たちの若いその瞬間だからこそ出る表情であったり、匂いというものを捉えさせてもらえたら嬉しいです。

――このクリエイターとしての活動はご自身の俳優としての活動にどんな影響を与えていると思いますか?

そこがあまり分かれていないんですよね。僕としては何か伝えたいものがあった時に、プロセスが違うだけで、結果伝えたいことがあったら同じなのです。自分が出て何を伝えたいか、撮って何を伝えたいか、あまり境がなくて切り分けられていないです。もちろん物事に対する見方だったり、一つの事柄に対して、どういう視点で見るのか、こう見るのか、ああ見るのか、という目線が増えたのは確かだと思います。あまり意識して二つやっています!という感じではないんです。

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――今後の活動はどのように考えていらっしゃいますか?

それこそ二つをやっているからこそ、他の方々とのものづくりのできる幅が広がったと思っています。うちの事務所(アミューズ)の先輩福山雅治さんは歌をやりながら役者もやられている、歌を歌っているからこそいろいろな人とのセッションがあったり、違う表現方法があると思うのですが、僕としてもそれと同じで、役者をやりながらそこで繋がっていく人たちと映像の方でも繋がっていく、そうやって違う視点からクリエイティブなことができたら幸せだなと思っています。

――両方やっていくということなのですね。

はい。役者としてアミューズに入ったのが3年前。そこから本格的に役者を始めて、去年1年間『仮面ライダー』に出演したのですが、まだまだ役者として100%自分が伝えたいことを伝えるには勉強をもっとしなくてはなりませんし、もっと場数を踏んで、いろいろな景色を見ないといけないと思うので、そこは燃えています。10歳ぐらいからこのお仕事をやっている方と比べたら、3年なんて短いので、年齢関係なく常に青春しつつ、若い子から

もっと吸収して、自分の表現の力になるのであればいろいろ冒険はしたいです。常にチャレンジという気持ちです。今日もカメラで撮影されましたが、「その表情がいいよ」と言われたら、そちらに流れるわけですし、こちらの角度からが良いのだとか、そういう一つ一つが僕はすごく楽しいんですよ。今後もずっとやっていけて、それがたくさんの人に見てもらえて、それがその人たちの人生の彩りになったらほんとに幸せだろうなと、ただそれだけでやっています。けっこう下積みが長いので。

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――新たにやりたいことはあるのですか?

映画を撮るということ。そうなると映像制作と役者、そこから発生した監督となっていくと思うのですが、この監督のためには何が必要なのか、脚本が必要、自分のバックボーンにするのか?僕は、ハワイと日本、両方のバックボーンがあるので、だからこそ伝えられるものがあるのかなと、まずは自分探しからかなと思います。表現という意味では繋がっていくのかなと思います。

――映像には文章も書いていらっしゃいますね。

ハワイの映像ですか?盆踊りを撮った時ですね。

――はい。それから日本の踊りでも書いていらっしゃるのを拝見しました。

あぁありました。父親がハワイ出身の日系アメリカ人で、見た目は日本人ですが中身が超外国人なんです。僕自身がハワイに渡った時に改めて自分が日本人なのだと思いました。向こうってまず最初に「何人?」と聞かれるのです。「僕は日本人」、“I’m Jamanese.”と答えていると、自分が日本人であるという自覚も芽生えてきます。だからこそ日本の良いところってどこだろうって、日本を背負いたくなるのですよね。日本にいる時よりも。僕が海外にいた時は、相手が一番最初に会う日本人が自分、という意識で会うんです。そういう良いところを見せたいという気持ちがあると、日本の文化を作る時に言葉を載せたくなるのです。メッセージとして伝えたくなるのです。

――意外なハワイの一面も観る事ができました。

そうですね。めちゃロコボーイなので。父の出身がハワイ島で、ワイキキのようなおしゃれなハワイではなくて、火山とか星空とか自然の多いところです。

――最後になりましたが、ファンの方に向けてメッセージをお願いいたします。

初めて僕を見てくださる方もたくさんいらっしゃると思います。今はコロナで家からあまり出たりできないですよね。僕は自然の写真や動画も上げているので、それが少しでも皆さんの心に届けられたらと思っています。そっと見て、ふっと気持ちが楽になれるように、僕は頑張ります。そういうクリエイティブを続けていきます。

――ありがとうございました。

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インタビュー前編~ https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/ranran/81813.html


ドラマ『逃亡医F』
2022年1月15日(土)22:00~放送スタート

脚本:福原充則
原作:伊月慶悟 佐藤マコト(作画)『逃亡医F』(Jコミックテラス刊)
チーフプロデューサー:三上絵里子
統轄プロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:藤村直人 本多繁勝

演出:佐藤東弥 大谷太郎ほか
出演:成田凌 森七菜 桐山照史(ジャニーズWEST) 堺小春
和田聰宏 酒向芳 前田敦子 安田顕 松岡昌宏 古屋呂敏

制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/toubouif/

 

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<文・高橋美帆 写真・早川善博>

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