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2024年4月23日 19:00

【前編】白洲迅インタビュー 「この作品を終えたときにまた違った景色が見えているのではないか」初のシェイクスピア作品に挑む

ドラマ『君が心をくれたから』や『恋愛戦略会議』など、数々のドラマや映画などで活躍する白洲迅が、彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』に出演する。

彩の国シェイクスピア・シリーズは、蜷川幸雄のもとでシェイクスピアの全37戯曲を完全上演することを目指し、1998年にスタート。シリーズ完結間近でこの世を去った蜷川から芸術監督のバトンを引き継いだ吉田鋼太郎が、2017年から残された作品を見事に上演し、シリーズを完結させた。そして、2024年、吉田が新たに新シリーズを立ち上げる。その記念すべき一作目がこの『ハムレット』だ。

本作がシェイクスピア作品初挑戦となる白洲が演じるのは、主人公・ハムレットの親友、ホレーシオ。白洲に本作に挑む想いや役作りについてなどを聞いた。

―白洲さんにとってシェイクスピア作品は本作が初挑戦になります。今回、出演を決めたきっかけは何だったのでしょうか?

まず、30歳を超えて何かまた1つ大きな挑戦をしなければと思っていたというのがありました。僕の経験値的にも、シェイクスピア作品、しかも『ハムレット』に挑むというのは大変なことなのは明白だったので、正直なことを言うと(出演するか)悩みました。相当苦労するだろうなと思いましたが、そういう挑戦をするべき時がきたんだなと思ってお引き受けしました。長くお世話になっている鋼太郎さんに演出をしていただけるというのも大きな決め手になりました。

―本作について鋼太郎さんとはどんなお話をしましたか?

毎年、『刑事7人』(テレビ朝日系で放送)というシリーズもののドラマでご一緒させていただいているのですが、その撮影中の昨年の夏頃にこのお話をいただいたんですよ。それで、鋼太郎さんに「ハムレットのお話、聞きました」と伝えたら、「やるかどうかは白洲次第だけど、もし一緒にやれるんだったら頑張ろうぜ」ということを言っていただいて、その言葉にかなり背中を押されました。以前、蜷川さんのシェイクスピア・シリーズを何度か観に行かせていただいているので、このシリーズのことは心の片隅にずっとあって。「やりたい」なんて簡単には言えないですが、「僕はまだ挑戦できていない」という気持ちはどこかにずっとあったんだと思います。

―そうすると、ある意味ではこのシリーズは憧れでもあったのでしょうか? シェイクスピア作品は、白洲さんにとってどんな存在なんですか?

大きな大きな壁です。そのくらい簡単なものではないと思います。僕は、舞台を数多くやっているわけでもないですし、どこか苦手意識もあるんですよ。「舞台が好き」という役者さんもいらっしゃいますが、僕はそんなふうには言えません。僕にとって、舞台は修行の場でもあると思っているので。映像とはまた違う大変さがあって、それは役者として絶対に必要な苦労だとも思います。稽古に1ヶ月以上の期間があって、その間、一つの作品にじっくりと向き合い、みんなで議論し合いながら作っていくという時間は大変ではありますが、すごく贅沢だなとも思います。

それから、今回の台本をいただいて、まだ稽古がスタートしたばかりにも関わらず、早くも台本がボロくなっているんですよ。 それくらい1つの台本を手元に置くことは、映像ではあまりないことなんですよね。特にドラマは放送日が決まっているので、次々と撮影をしていかなければならないので、台本も次々といただきます。撮影し終わった台本を開くことはあまりないので、台本がボロボロになることはあまりないんです。なので、舞台ならではの味が出てきている台本というのは嬉しいものがあります。それだけたくさんの発見ができているのだなと、改めて舞台っていいなと今、感じているところです。

―「舞台は修行の場」「大きな壁」という言葉がありましたが、今、稽古がスタートして感じている、一番難しいところはどんなところですか?

セリフ量も多いですし、時代劇的な言い回しも難しいですし、当初はそこに苦労するんじゃないかと思っていました。ですが、実際に稽古に入ったら、そうしたことよりも心の移り変わりや、いかにリアリティを持って体現するかということが難しいところなのかなと感じています。今回、鋼太郎さんは、リアリティを大事にしていらっしゃるんです。劇中で起きることは、今の現代の世の中ではなかなか身近では起きない出来事ですよね。それをいかにリアリティを持って体現するか。そこが難しいところなのかなと思います。

―なるほど。では、そうしたこの作品を経験することで、役者としてどんなものが得られると期待していますか?

どんなものなんですかね。それがどんなものなのかは分からないですが、この作品を終えた時にまた違った景色が見えているのではないかという期待はあります。間違いなく役者として一回りも二回りも大きくなれるのではないかなと思います。

HAMLET ハムレット
2024年5月7日~26日
彩の国さいたま芸術劇場
https://horipro-stage.jp/stage/hamlet2024/

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