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2024年5月13日 18:30

【前編】吉柳咲良&奥田いろはインタビュー 「全く違う良さを持っている」二人のジュリエットが紡ぎ出す、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

上演の度に大きな話題を呼んでいるメガヒットミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が3年ぶりに上演される。本作は、2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人を動員したヒット作で、日本では小池修一郎演出により、2010年に宝塚歌劇団で初演。その後、2011年に新たに日本オリジナルバージョンが完成し、大きな反響を集めた。今回の公演は、2021年以来6度目の上演となる。2024年版で、ジュリエット役を務める吉柳咲良と奥田いろは(乃木坂46)に本作への思いや意気込み、見どころを聞いた。

―最初にジュリエット役で出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください!

奥田:夢みたいで、皆さんに発表される日まで、ずっと信じられずにいました(笑)。大好きな作品ですし、知れば知るほどこの作品を好きになっていたので、ジュリエットを演じられると聞いたときは本当に嬉しかったです。

吉柳:私は、ジュリエット役のオーディションを受けさせていただいたときから、私自身とジュリエットのギャップを感じていたので、まさか受かるとは思ってもいなかったです。もちろん、作品のファンでもありますし、何よりもこのミュージカル版の楽曲が大好きなので、歌が歌いたいという気持ちでジュリエットのオーディションを受けさせていただいたのですが、実際にオーディションを受けてみたら、「これは自分が演じる役ではないのかもしれない」と不安が大きくて。なので、ジュリエットに決まったと聞いたときは、私でよいのだろうかという戸惑いがありました。でも今はどう役を作っていくか、いろはとどんな話をしながらジュリエット像を深めていくかを考えています。

―そうすると、オーディションでは、あまり手応えみたいなものは感じなかったんですか?

吉柳:なかったです。むしろ、ダメだったなと思いながら帰りました。オーディションのときに、小池先生からいろいろなアドバイスをいただいたので、今は、稽古中に小池先生に納得していただけるように頑張ろうと意気込んでいます。

―ジュリエットという役柄については、今はどう捉えていますか?

奥田:物語を通して大きな成長を見せるので、ある意味2つの面がある女の子だと思います。1幕では真っ直ぐで純粋な少女ですが、ロミオと出会い、愛や悲しみを知って、自分自身の力で大切なものを守ろうとしたり、行動しようとする強さや勇敢さもある女の子に成長していくのだと思います。

吉柳:私も同じです。かわいらしくてピュアで純粋で、周りに守られて育ってきた女の子ですが、内に秘めた強さを持っていると思います。夢見がちでロマンチストな部分もあるけれど、同時に引っ張っていく力の強さも感じました。女性としての強さが根源にあるのだと思います。そういう意味で、いろはは、パッと見たときから「ジュリエットなのは、すごく納得だな」と思いました。きれいでキラキラしていて、ピュアでかわいらしいけれども、内に秘めているものはすごく強い人だと思います。

―ご自身の中では似てるところはありますか?

吉柳:どうでしょう、私は意志が強すぎるので(苦笑)。素は男の子に近いので、むしろ(2017年から出演していた)ピーターパンに近いと思います。ジュリエットに羨ましいと思うところが多いです。

―なるほど。奥田さんは、吉柳さんから似ているというお話がありましたが、ご自身ではジュリエットに似ていると感じるところはありますか?

奥田:1幕のジュリエットに近いところはあるかなと少し思います。まだ私も世界のことを何も知らないですし、夢見がちな部分もあるので、そういうところは似ているのかなと思っています。

―(取材当時)歌稽古が始まっていると聞いています。歌唱シーン、楽曲に関しては、どんなことを感じていますか?

奥田:私はミュージカルに出演するのが初めてで、ミュージカルの歌い方も初めてだったので、ゼロから作り上げているところです。なので、少しずつ歌えるようになってきたり、前よりも楽に声が出せるようになったりと、自分でも日々成長を感じていて、歌うことがより好きになりました。それに、この作品の楽曲は、どの曲もとても美しいので、歌っていても楽しいですし、何回も何回も歌って、聴いて…を繰り返しています。

―普段、グループで活動しているときとミュージカルの歌い方では、どんな違いがありますか?

奥田:発声方法から違います。ミュージカルだと音域も広くて、高音まで声を出さなければいけないです。

吉柳:それに、ミュージカルでは役に入って歌うので、セリフが歌になっているんです。そこに感情が乗らないことにはその歌が成立しないというのは、ミュージカルならではだと私は思います。

―吉柳さんは、今、歌稽古をしていていかがですか?

吉柳:とにかくキーが高いです(笑)。この作品の楽曲は本当にきれいで、「なんでこんないい曲ばかりなの?」というくらい、全ての楽曲が素晴らしいので、覚えるのが楽しかったです。

―本格的なお稽古はこれからだと思いますが、お二人のジュリエットの特に注目してもらいたいところを教えてください。

奥田:私はジュリエットに年齢が近いので若さです。ジュリエットは、若さゆえのエネルギーが大きいと思うので、そこはしっかりと出せたらいいなと思います。ジュリエットを演じながらも、自分らしさを入れて演じられたらいいなと思います。

吉柳:私は歌に注目ほしいです。歌うことが大好きで、歌に対する想いは強いので、ジュリエットとして歌う姿を観ていただきたいと思っています。特に、日頃から私のことを知っている方に普段とのギャップを見せられたらと思います。

―お互いの印象は?

奥田:会うのは3回目ですが、さく姉(吉柳)は本当に面白いし、たくさんお話ししてくれるので一緒にいて楽しいです。芯が強くて自分の軸を持っているのですごく尊敬しています。私とは真逆なところも多いと思うので、お互いに引き出していけたらいいなと思います。

吉柳:私は、本当にかわいいなと思いながら妹のように接しています。初対面のときは挨拶をした程度でしたが、2回目にビジュアル撮影で会ったときに「なんて呼んだらいいですか?」と聞かれて、「なんでもいいよ」と言ったら「さく姉って呼んでいいですか?」と。そう言われたときに、私はこの子を一生守っていこうと思いました(笑)。かわいらしくて、ピュアで、見ていると嫌なことを忘れちゃいます。でも、きちんと強さも持っているし、目がきれいで力を持っているのを感じるので、かっこいいなとも思います。きっと稽古をしていくうちに、いろいろないろはの姿が見られると思うので、それがすごく楽しみです。

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
東京公演
期間:2024年5月16日(木)~6月10日(月)
会場:新国立劇場 中劇場
大阪公演                
期間:2024年7月3日(水)~7月15日(月・祝)
会場:梅田芸術劇場メインホール
HP https://horipro-stage.jp/rj2024/

 

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